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1+1=2の証明って?

stomachmanの回答

  • stomachman
  • ベストアンサー率57% (1014/1775)
回答No.15

No.6で導入したf(n,m,k)の意味を解説します。 ************************  tgbさんのNo.12は単なるミスとは思いません。No.8, No.10, No.12は、No.8にある > 加法、減法の演算を内包したような得体の知れない関数 > が突然定義される事に引っかかりを感じ という言葉が示すとおり、f(n,m,k)なる、いかにも人工的・技巧的な関数が天下りで与えられた、という印象から来る自然な疑念であり、それに対する解説としてはNo.9, 11が不満足であるためにNo.12が書かれたと理解しています。質問者であるtaurus4さんも、当然同様の疑念を持ったことでしょう。  しかしNo.7が削除されるという事態が発生し、No.8における > 加法、減法の演算を内包したような得体の知れない関数 の意味が不明になってしまいました。つまり「f(n,m,k)の意味の理解を促すこと自体が本サイトの主旨に反する」とサイト管理者から断じられた訳です。このため、No.13では(またしても削除されることを想定しつつ)歯切れの悪いアドバイスをするしかありませんでした。  で、No.7の削除は承服しがたい干渉であると考えinfo_oshiete@goo.ne.jpに激怒の抗議を送ったところ、暫く時間が掛かりましたが、結局「削除は誤りであった」との回答があり、No.6の末尾に付ける形で回復されました。なお同時にNo.13もこっそり改造されたようです。  以上、ちと業務連絡っぽいのですが、経緯を説明しないと解説の繋がりが分からなくなってしまうので、やむを得ません。 ************************  かくて、f(n,m,k)の構造とその意味の解説が安心してできる状態になったわけです。では早速。  幼い子供がこれから足し算を憶えようというときに、どんな風にやるでしょうか。  3+2をやるには、右手の指を3本出して、左手の指を2本出して、これを並べて数えなおします。「1,2,3,4,5。ねえ、3たす2は5なの?」 指さし数えたいのに両手が塞がっていますから、舌を伸ばしたりして微笑ましいものです。  もうちょっと成長しますと、指を3本出しておいて、ここに「あと2本、指を追加する」という方法を憶えます。つまり、「(指3本出す)1(と唱えて指4本にする)2(と唱えて指5本にする)」とやって、指の形を見て(数えなくても分かるまでに上達しております)「答は5」。  ここで「指を追加する」という操作はs(n)と同じであることにお気づきかと思います。s(n)を2回やるのが、2を足す、ということです。つまり 3+2 = s(s(3)) = 5 ですね。f(n,m,k)は、この「もうちょっと成長した子供」のやり方をそのまま真似たに過ぎません。  f(n,m,k)と、「stomachman足し算」の定義を再掲しますと ●f(n,m,m)=n ●m≠kのとき、f(n,m,k) = f(s(n),m,s(k)) ●n+m = f(n,m,0) です。これを使って3+2をやってみると、 3+2 = f(3,2,0) = f(s(3),2,s(0)) = f(4,2,1) = f(s(4),2,s(1)) = f(5,2,2) = 5 となります。 ・f(n,m,k)のnの部分が、「出してある指の数」を表しています。ですから、上記の計算過程でnは3,4,5と増えていきます。 ・f(n,m,k)のmの部分は、「指を幾つ追加すれば終わりか」という情報の記憶です。だからずっと変化せず2のままですね。 ・f(n,m,k)のkの部分は「幾つ指を追加したか」を数えるカウンターです。すなわち、指を追加する際に「1,2」と唱えることを表しています。  で、このカウンターが、記憶してある「指を幾つ追加すれば終わりか」という情報と一致したら、追加をやめる。そのときのnが答になっています。これを表す規則が  f(n,m,m)=n です。「「記憶」と「カウンター」が同じなら、「出してある指の数」が答である」という事をソノマンマ表している。そして、  m≠kのとき、f(n,m,k) = f(s(n),m,s(k)) の方は、指を出しながら数を唱える方法を表す規則という訳です。  以上のように、f(n,m,k)は「案外普通」の事を、記号で表したものに過ぎないんです。もし、子供の足し算のやりかたを、「普通の足し算」と認めるのであれば、以上の議論で「stomachman足し算」はまさにその「普通の足し算」であることが(非形式的にですが)示されています。  さて、No.6の末尾にある ●g(n,m) = f(0,n,m) という関数は、言うまでもなく引き算を表しています。 n-m = f(0,n,m)  これは、まだ「数を逆順に数える」という能力がない子供のやる引き算なんです。たとえば3-1をやるとき、「3のひとつ前は2」という訳には行きません。ではどうするか。  まず、指を1本出します。そして、これにあと幾つ指を追加すれば3本になるか、というのを数えるのです。つまり「(指1本出す)1(と唱えて指2本にする)2(と唱えて指3本にする)」とやる。で、最後に唱えた数、「2」が答です。 3-1 = f(0,3,1) =f(s(0),3,s(1))= f(1,3,2) =f(s(1),3,s(2))= f(2,3,3) =2  この場合には、f(n,m,k)のnが、「幾つ指を追加したか」を数えるカウンターです。f(n,m,k)のmは、「指が幾つになったら終わりか」という情報の記憶であり、変化しません。そしてf(n,m,k)のkが「出してある指の数」を表しています。  なお、当然のことながら、n<mの場合に n-m = f(0,n,m) をやると、いつまで経っても終わりません。だから、この関数の定義には手抜きがあるんです。手抜きしないためには、大小関係 < を導入する必要がある。そして、さしあたって足し算には大小関係は必要ないので省いたのです。  これは裏返せば、「数の大小が判別できる」ということが「自然数の引き算」の前提になっている、という事情を表しています。

taurus4
質問者

お礼

すみません、返事を書こうと思ったんですが、数学の知識がないので回答を見て自分なりに考えてるうちに、tgbさんとstomachmanさんのバトル?見たいな感じになってしまって入り込めませんでした。どこまでを暗黙の了解で(カウンターのようなものとか)つかって良いのかの判断ができないし、照明が正しいのかどうかよく分かりません。とりあえず、ありがとうございました。

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