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応力腐食割れについて
応力腐食割れは強度が低下する現象である、ということを説明するにはどうしたらいいんでしょうか? 正直、「き裂が発生して進展したら強度弱くなるんじゃないの?」としか思えないんですが、何かきちんとした理由はないですか?
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応力腐食割れは下の方々も指摘されている通り,引張応力下で腐食環境に晒された場合に一部の合金で発生する事象です. Al合金でも2000系や7000系の高強度型材料で顕著に発生すると言われています. ご質問の内容が「どうして応力腐食割れが出来ると強度が低下するの?」という意味だとすると, (1)亀裂発生した分,断面積が減少するので純粋に強度が落ちる. (2)亀裂先端の応力集中により特に疲労強度が落ちる. (3)亀裂が長くなって破壊靭性値を超えると脆性的に破断する. の3つが答えではないでしょうか. 一般的な機械部品の場合は(2)がメインの原因になると思います.
その他の回答 (2)
応力腐食割れは主としてオーステナイト系のステンレス鋼に見受けられます。 応力は引っ張り応力の場合だけにおきます。 応力腐食割れは「引張応力下」「腐食環境」環境下での脆性的な割れです。 特徴として、 1. 純金属より合金鋼で発生する。 2. 引張応力下で発生し、圧縮応力下では発生しない 3. 粒内割れ、粒界割れの両方がある 4. 塩化物、溶存酸素などの存在が原因となる。
- wp38tomtom
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普通の鉄鋼材料は腐食環境下で赤錆のような表面全体にわたる腐食が発生し進行します。一方、一般に錆び難い材料、例えばステンレス鋼や、ある種の銅合金などは、表面に極めて薄い腐食膜ができ、腐食の進行を防いでいます。 このような材料は、引張り応力と腐食環境の相互作用で、材料にき裂が発生し、その亀裂が時間と共に進展するという現象が起ることがあります。この現象を応力腐食割れ(SCC:Stress Corrosion Cracking)と呼んでいます。