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縦割り行政
最近縦割り行政という言葉をよく聞きますが、いったいどうゆうことを言っているのでしょうか? なにか具体例を示していただけるとよく理解できると思うので、よろしくお願いします。
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こんにちは。 一言で言いますと、自分の担当業務以外には手を出さないということです。 例えば同じ建物でやっている業務でも、「この手続きをされたら、次ぎは2階の○○課で、△△の手続きをしてください」の一言を言ってくれないわけです。その結果住民は、同じ建物に2回出向くことになります。 つまり、横の連携がなく、縦の繋がり(窓口→本庁→都道府県→国)を重視しますので、縦割り行政と言います。 少し誤解がある例がありますので… まず、道路の分類で「農道」と言うものはありません、市が作れば「市道」、県が作れば「県道」です。「県道」に併走して’農道’が作られているのは、行政の責任ではなく、利益誘導型の政治家のおかげです、行政はそれに基づいてつけられた予算を忠実に執行しているだけです。 それと道路工事なのですが、何度も掘り返すのは行政だけの責任ではないです。工事の事業者がばらばらだからです。道路を掘り返すのは、電話工事,ガス管工事など民間の工事が多いです。 まあ、それを調整するのも行政の仕事だと言えば言えなくはないですが、縦割り行政とは関係ないですね。許可を下ろすのは、道路管理者に権限が集中してるんですから。
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- nobugs
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施設では、公民館・勤労者センター・教育センターなど類似の建物があっても、所轄官庁がことなるので補助金の出所が違うの全く異なるものとされています。 図書館と地域施設を併設して、トイレを共有したところ、独立した施設と認められず、「図書館」の名称が使えなくなりました。 表記は、図書館類似施設ですが、規模や内容は他の図書館と同じです。
- hana-hana3
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他部門(他省庁)との横の連携が無いと言うことです。 そして、役人は他部門から介入される事は、自分の権限を奪われる事と考えるので、連携して何かをするという考えもありません。 アスベストの場合、旧労働省は「労災被害(労働者が対象)」と考え、工場付近の一般住民や家族・建材施工業者・最終的なユーザーのことに対しては無関心でした。 したがって、旧厚生省に対してもなんのアプローチも無く、「アスベスト被害」の認識があっただけで、その影響や対策に関しても(業界の安全との言い分を受け入れて)十分な対策が取られないままでいたのです。 したがって、アスベスト被害に関しては「労働者」は労働災害で救済されますが、それ以外の被害者は何の救済策も無い状態になっています。 (国会では労働者以外への救済策が決定しそうですが)
- ma1025
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行政組織はピラミッド構造をしていて、国では各省庁、自治体では各部局で施策が違っており、上下関係はあるのですが、横の関係がないので、同じ場所で工事をしようとしても、別々の施策で事業を行うので、工事が何回も行われ、しかし、工事主体の部局が違うため、一般人は同じ所を工事するなら、一回ですれば良いのではと思うのですが、予算のつく時期も違うし、工事期間も違うので、何回でも同じ箇所を工事するような事になってしまうのです。 そういった事を縦割り行政と言います。 よく道路工事なんかがそうですが、あそこの道路この間工事してたのに、また工事してるという事があるのですが、そういった事があるのです。
たとえば、道路は、誰が作り、誰が維持するか? 国道、県道、農道。道路なのに、名称によって作る人、管理する人が異なります。連携していません。 作る人が自分の組織だけで作ります。県道に併走して農道が作られていたりするのが、まさに縦割りの弊害でしょう。 もうひとつ、例として、幼稚園と保育園。 われわれ一般住民からすると似たような役割の施設ですが、幼稚園は文部科学省、保育園は厚生労働省が、管理しています。 一般住民は連携してほしいと思いますが、役所の組織が別なので、連携してくれません。連携できないさまを、縦割り行政の弊害、という人もいます。
大分改善されてきましたが、たとえば、身近なところで、出生届を戸籍係へ出せば、昔は、そのまま何も言わなかったのが、最近は、住民票を書き換えて、健康保険を書き換えて、児童福祉で、出生祝いを渡してと、必ず関係ある、他の部署をお知らせしてくれるようになりました。昔は、戸籍だけだせば、良い物と思っていたりしたので、あとから、乳幼児無料医療証など、医者へ係って初めて知って、また、役所に申請したり、児童手当金の申請が無いので、もらえなかったりと、ひどいものでした。申請主義というのですが、1件の事実に、何箇所の課に申請するのか、5箇所か10ヶ所かなんて、国民がわかるわけないです。 これを、縦割りの弊害といいます。