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ベンジン=ヘキサン???

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回答No.3

看護雑誌の記事や#2へのコメントを興味深く拝見いたしました。私の勝手な考察を 書かせていただきますが、どうも「アドバイス」にはなっていませんし、憶測だらけ ですので、「回答」「自信なし」で行きましょう。 >特級と一級で1100円と1000円とか、ほとんど値段が変わらない試薬もあり// 特級と1級の価格差が小さいのは、タンクローリーで流通するようなバルク段階の 価格に比べて、500 mL とかに小分けして消費者まで配送するコストが圧倒的に 高比率であるために、たとえ品質等級毎に生産コストの差があったとしても、流通 コストに埋もれてしまうのでしょう。#2に書いた「モノは同じ」というケースが 現実にあるかどうか存じませんが、ありそうな気はします。 >例えば66~70℃で留分95%以上というような、かなりシャープなカット// 憶測になってしまいますが、K 8848-92 ヘキサンは n-hexane 96%以上ですから、 お書きの留分幅で 95% くらいだと、K 8848 の端物として採れるのでしょうか。 (端物と言っても蒸留品、炭化水素以外の不純物は極めて少ないと思います)  また、K 8594 の留分規格いっぱいの広い沸点範囲を採るより、n-hexane に富む 留分をシャープに切りたい事情も考えられます。anisolさんの引用にもあるように、 K 8594 相当の炭化水素のうち n-ヘキサン以外はメチルペンタン類が主ですね。 これらは(n-ヘキサンと違って)オクタン価がそこそこ高く、K 2202 自動車 ガソリンに配合可能かと想像します。(参考URL) >石油ベンジンが第3種、ノルマルヘキサンが第2種になるわけで// 多くの中小企業が使っている石油ベンジンの規制を緩めざるを得なかったのか? と思ったのですが、改めて法令(参考URL)を見てみると、石油ベンジンでも ご指摘の組成なら第2種に該当するようです。有機則第1条第5項で「第3種」は 「第1種第2種以外」と定義されており、施行令別表第6-2第52号が第3種だ とは言っていません。一方、有機則第1条第4項イによりノルマルヘキサンは第2種 であり、同項ハにより「ノルマルヘキサンを5%以上含む混合物」は第2種です。 #ああ、ややこしい! 工業的には、ヘキサンよりも引火・爆発リスクの低いヘプタン(少し割高)を好む ケースがあります。看護雑誌の記事のような目的でも、 K 9701 ヘプタン(試薬) に代替したら 2,5-hexanedione から逃れられそうですが、薬事法等の問題がある のでしょうか? 乾きが遅すぎるでしょうか? 価格差が問題になるでしょうか?

参考URL:
http://www.idemitsu.co.jp/gasoline/gasoline_03_05.html,http://www.jaish.gr.jp/anzen/html/select/anhr00.htm
anisol
質問者

お礼

ありがとうございます。勝手な考察どころか、充分参考になりました。 >流通コストに埋もれてしまうのでしょう 確かに、値段だけではわからないですね。ただ、特級、一級の値段の差がかなり大きい試薬もあるようなので…。 >「モノは同じ」というケースが 現実にあるかどうか存じませんが、ありそうな気はします。 私もそれをかなり疑っています。これらの点については今度気が向いたとき別質問として出すかもしれないので、その際はよろしくお願いします。 >これらは(n-ヘキサンと違って)オクタン価がそこそこ高く これは目からうろこです。食添公定書解説書には「ヘキサン」の製法として、接触改質のあと(芳香族分離を経て)、分留するようなフローシートが載っており、なぜ直留ガソリンから作らないのかと疑問に思っていました。オクタン価の低い成分を抜いてしまうという考えなら納得です。新しい視点をありがとうございます。 >「ノルマルヘキサンを5%以上含む混合物」は第2種です すみません、そんな規定があったかなと思いつつ、確認していませんでした。しかし沸点範囲50~80℃の石油ベンジンであっても、いくらなんでもn-ヘキサン5%は含んでいそうですよね。JIS K2201 工業ガソリン1号を念頭においているのか…?法律はわけがわかんないです。中身は「ヘキサン」ながら、石油ベンジンとして第3種有機溶媒とするメーカーもあるかも? >ヘプタン(少し割高)を好むケースがあります そうなんですか。こういった現場の話はとても参考になります。 >ヘプタン(試薬)に代替したら 慣習、ていうのが一番の障害かもしれませんね。

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