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投資家。

nekomomotaの回答

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回答No.3

「投資家」という言葉が特になじんでいないのは日本特有の問題があります。 わが国は個人資産に関しては銀行に預金をしている比率が圧倒的に多く、 株式投資、債券投資などに振り向けている場合が欧米の先進国の中でも低い特色があります。「投資」というのは特別のことではなく、一般の個々人が自分の資金を運用するのに関して本来当たり前のことです。 では預金と投資は何処が違うのか。 前の方が書いていらっしゃるように「投資家」というのは定義がはっきりしませんね。株式投資家、とか国債に投資する、とか言う場合の「有価証券投資」を前提に話をします(ほかに商品に投資するとか、金に投資するとかもありますが)。 答えは元本が保証されていないものにお金を託してその代わり、長期的には高い利益を得ようという努力である点が、「寝かせておいても安心」の預金との違いです。 「銀行預金」との違いは元本が必ずしも保証されない点です。銀行預金は普通預金でも二年定期預金でも預けたお金は必ず確保されており、利子がつくきます(銀行がつぶれたときはその限りではありませんが、預金の仕組みには元本が確保されることが唱ってあります)。 「国債」はどうか。日本の国債に投資するとしましょう。10年満期の利付国債は確かに10年後に投資した額を返してくれる約束でその間利子が受け取れます。しかし、途中でこれを売却することも可能です。たとえば3年後に金利が上昇していれば、低い金利の付いた国債は価値が低いですから、当初投資した元本より安くしか売れません。つまり仕組み上、元本が保証されていないのです。逆に金利が下がっていたら儲けを出して売ることも出来ます。満期まで持っているよりその時には高い値段で売れるのです。 米国の債券に投資すればこれに円とドルの間の為替変動が加わり、金利も高く米国市場の動きにつれて動きます。値段の上下がさらに複雑になり、価格変動の可能性が高くなります。つまり儲けようと思えば投資の機会は増えるということです(うまくやれば)。 さらに米国よりもっと信用力の低い国の国債はどうでしょうか。南米とか。金利はずっと高いです。しかし、過去に財政難から国債を償還しなかったこともあります。そこが見極めのしどころです。お金に困っている人のほうが喜んでくれるのは当たりまえ。恩返しがあるかもしれません。 「株式」はご存知のように、会社を設立するときに「儲かった分だけ株主に配当するが、そうでないときは無配」という約束で集める「会社の元手」です。一定の信用力と利益を得れば上場することが出来、良い会社の株価はあがります。つまり将来の会社の価値上昇を見込んで「元手を出す権利」を売買して適性な値段をつけていくのが株式市場です。その会社が新たに増資をするときには一株を高い値段で発行することができ、小さな負担で資金を集めることが出来るのです。だから企業は上場しその後は株価を気にするのです。 株式を長期投資をする際には「日本経済は長期間においては今後も成長するはず。」「一定の実力を保有した企業なら利益は年々伸びていくはず。」「現在その企業の株価はその実力を織り込んでいないので自分には安いと思える。」ということで銘柄を決めて投資をするのです。リスクをとっている代償として長期では預金金利を上回る値上がり益や配当を得ることができるという理屈で腰をすえて投資します。もし日本が衰退すると確信したのならほかの国に投資先を求めたほうが合理的でしょう。 デイトレーダーの人たちはこの株価の認識が一日の中でも、個々の投資家によっても違うことから起こる極く短期間の値動きに賭けてチャンスをねらっています。別に何年も待たなくても株価が上がれば売って儲けることは自由ですが、長期間の株式投資はもっともっと「ばくち」的な意味合いが薄まることを覚えておいてください。 ざっとここまで書きましたが、自分でリスクをとった上で元本の保証されないものにも資金を投じ利益を得る努力をするのが投資です。銀行に預けてもその先で銀行が貸付先を探したり国債に投資をしたり、場合によっては株式投資しているわけですからそれを自分でリスクをとって直接行うのです。 個人投資家がプロよりうまく運用しているケースもたくさんあります。以上のように無茶をしなければ預金だけに自分の資金を置いておくことはあまり得策とは思えません。このあたりの正常な投資の認識がわが国では伝わりにくかったのだと思います。いきなり相場師になって相場に命を賭けるわけではないのですから一般の人たちも早く「株をやる」なんて悪いイメージの言い方はやめてほしいと陰ながら願っています。 職業投資家としても、投資顧問など機関投資家の会社で働いているプロのファンドマネジャーには理科系出身者も大勢います。数学的に金融市場を分析して、利益を上げるシステム運用を開発している人たちもいます。また語学を学んで海外の投資会社で働いた経験を元にプロとして独立する人たちも多くいます。投資について勉強することは大学の専攻でも出来ますが、それ以外の人たちが職業運用者になれないほど投資の世界は単純なものではないです。しっかり「投資」を勉強してみてください。

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