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擁壁の傾斜の責任は?
現在の宅地が裏の道路境界より4m程度高い状態です。 10年ほど前に、畑として整地された土地(公共事業で2.5m程度のL型の擁壁により整地)に裏の道路境界より1.5m程度控えて1.5m程の擁壁を作り盛土して最近家を建築しました。 私の宅地の駐車場には大型トラックを止めることもあってか、裏の2.5m程度の擁壁が傾いていて道路に壊れないか心配しています。 建築の際に確認申請においても問題が無かったようなので、施工業者の担当は、「基準どうりで施工に問題は無い」と言うのですが、私が作り直さないといけないものなのでしょうか?
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#1です、 なるほど、#2さんの絵のとおりに「親亀子亀」状態なのですね。 公共工事で造った親亀擁壁が、#3さんの教えて下さっている通りにUtility_15さんの「私的な意図で築造された」子亀による「公共工事では想定外の新たな(勝手な)土圧」が負担になっている場合は、誰も責任を取れない可能性が高いのでご注意が必要ですね。。。 この場合の責任の取り方がどうなるか、一般論で言いますと、 「最近家を建てて1.5mの盛土と擁壁を造った」設計者が地盤の確認をしてから設計する決まりになっていますので、「業者が悪い」という場合は設計図と違ったインチキ工事の場合で、もとの擁壁が新たな土圧に耐えられるかどうかを設計者が検討しなかった場合は、設計した建築士の責任になります。 ところが、これは非常に大きな社会問題化したことですが、建築主さんはなるべく安上がりにしたい人情です。 設計者が、「しかるべき地盤調査をしたい」と切り出しても、建築主さんのほうで「安く上げたいから先生にお任せしてうまく設計してください」 ・・・といったやりとりがあった場合には、非常に難しい問題になります。 2000年に大きな法律の改正があったのですが、こういうトラブルが非常に多かったために、「地盤調査費用は端折ってうまくやってください」という申し出は断るか、受けてしまったらとことん責任をとらなければならないことになってきました。 「最近」建てられたお家とのことですので、もし地盤調査を端折ってしまわれたとすると、契約書に、「地盤調査を省略したことによる不具合は免責」などと一筆添えられているかも知れませんので、お確かめになってみてください。 きちんと地盤調査もしたにもかかわらず、こういう事態が起きた、という場合は「きちんと」の度合いが問題になると思います。 (地盤調査の方法は、簡易なものから本格的な物までぴんきりですので、「この調査でわかる範囲にきちんと設計と工事が行なわれました」という反証が出された場合は、とてもむずかしいと思うんです。安い簡易調査で充分、と設計者が太鼓判を押したならばその安易さを責任追求することもできるかもしれませんが、どのレベルが適切だったか、という度合いが非常にもめると思われます) 公共工事で築造されたほうの擁壁は一般論で行けば、上には常識的な家の重さしか乗らない大前提で設計と工事がされていますので、まず行政側を訴えるのは非常に難しいとおもわれます。 (しかしこれもUtility_15さんのお家の前だけ施工不良が判明したら全然別問題になってきますのでこれも厄介です) 新たに加わる土圧の影響を考慮しなかった設計者のせいに本当になるかどうか、非常に判断のむずかしい大変な交渉になると思います。
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- altosax
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とても判断の難しいケースですね・・・ 相手に本当に責任を問えるかどうか、という根本的な問題を確かめるには立証の色々な調査も必要ですし。 あと、責任問題とは別に、心意気でやってやろう、という相手の気持ちを上手に引き出す駆け引きも大切になってくると思われます。 一度、本当の専門相談機関に御相談なさるほうが、しろうと掲示板で色々言われるよりも納得いかれるかと思います。 財団法人の住宅紛争処理支援センターというのがありますので、ご相談なさってみて下さい。
- 参考URL:
- http://www.chord.or.jp/
お礼
相談できる専門の機関や専門家の方に相談してみます。 比較的例のある事かと思っていました。 再度のアドバイスありがとうございました。m(__)m
- kita52326
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段差があった2宅地を盛土して両面に道路がある区画にして使われているようですね。 裏の擁壁は2.5mのと1.5mと2つあって、後者を新たに作ったら、10年前につくった前者が傾いたということでしょうか?(という想像ですすめさせていただきます) 2.5m擁壁の天端から、安定角度で伸ばした斜線の範囲内に1.5m擁壁の天端が納まっていないと、2.5m擁壁にはその前提以上の力が加わっていることになります。 2.5mの擁壁からの後退距離が少ないために、過剰な土圧が加わって傾いてしまったものと思われます。 (1.5mの擁壁をつくる位置が適切ではなかったということです。) すぐに転倒、崩壊はないでしょうが、確認はすべきです。 施工業者の言う「確認申請」とは「建築確認申請」のことですか?それとも「工作物確認申請」ですか? 前者なら外構擁壁は確認対象にはなりませんし、後者も高さ2m以下なら不要のはずです。 「確認申請」で2つの擁壁の位置関係や断面が記されているか、「基準」というのは何のことなのか業者に図面等を出させて確認しましょう。 2.5mの擁壁の断面は役所に確認してみてください。 場合によっては、相当な大工事が必要かもしれません。 業者も抵抗すると思いますので、覚悟して臨むべきでしょう。
お礼
御礼が遅くなりました!すみません 早速の返答ありがとうございます。 説明不足で申し訳ありません。 下記にてできるだけの説明をいたします。
- yuusui_tanbou
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下のような状態でしょうか?A部は新規盛土? 宅地+大型T -----------| AAAAAAA|←1.5mの擁壁 -----------|----------| BBBBBBBBBBBBBBBB| BBBBBBBBBBBBBBBB|←2.5mの擁壁(傾斜?) ----------------------|---------------------
お礼
よろしくお願いします。
補足
前面に20m程度の道路があり、後方に6m程度の道路があります。 Bの擁壁は公共事業で10年ほど前に工事されていたようです。 前の所有者の方は畑で使用されていて、前面道路の低い方に近い所に合わせて整地(B)されていたため、当方で前面道路の高い方より少々高く整地(A)をし、建物を建築しました。 申請で問題が無かったとは、建築確認申請です。 建築確認申請で後方の段差の状態は、図面に高さと共に記されています。 今回の補足要求で記されているようにAの整地は新規です。
- altosax
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問題の擁壁が施工された時期は、「10年ほど前」の公共事業のほうでしょうか、 「最近家を建築しました」の1.5m程の擁壁のほうでしょうか? 責任の所在がどこにあるかは、このどちらかで変わってしまうと思いますので、よく吟味してみてください。 (行政側の責任のばあい、非常に長引くトラブルになりがちですので) 「基準どうりで施工に問題は無い」について、くわしい真実の事情を建築士の人に頼んで現場と設計図を見比べてみてもらうのが確実だと思います。 擁壁の基準、というのはけっこうあいまいで、普通は「標準図」というお手本に則って造ることが多いのですが、この「標準図」は地盤のしっかりした所を基準に描かれた図なので、かならず現場の地質に合わせてしかるべき設計をすること、と但書きがついています。 ですので「標準図どおりだから基準どおりで施工に問題は無い」という主張だとすれば、それは「現場の地質など状況を無視した標準図丸写し」だったのか「現場の地質調査をきちんとして設計した」のかが問題になると思うんです。 「現場の地質を調査した上で設計されて施工も不良がなかった」ということが確かめられれば、不可抗力ということになると思われますので、よく吟味してみてください。
お礼
親切なアドバイスありがとうございます。 問題の擁壁は10年程度前に施工された公共事業での擁壁です。 左右の他の方たちの擁壁も同時期に同様の造りだそうですが、傾いている状態ではありません。 「基準どうりで施工に問題は無い」とは、業者が建物を建築した時に作った1.5mの擁壁です。 どうしたら良いか思案中です。
お礼
ありがとうございます! 地盤の調査もしたはずなんですが・・・ 計画中に、「地盤調査費用は端折ってうまくやってください」という話はしませんでした。 設計士さんの意見も聞いてみます。