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漢方薬・偏たん復原丸について

妻が脳出血を起こしてから3年ほど経ちます。 目に見える後遺症はないのですが、左半身にしびれ・痛みが毎日起こるようです。 偏たん復原丸という漢方薬を知りまして試してみようと思うのですが、体験談などの情報を得たいと思っています。 どなたかこの薬を試された方いらっしゃいませんでしょうか? どうぞよろしくお願いいたします。

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  • sionn123
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回答No.1

 bruceE さん こんばんは  20代の薬剤師です。  漢方の場合、人間を大まかに分けて二つに分けます。1つは疲れやすく病弱でいつでも直ぐに病気になり易いタイプです。今風の言い方をすると虚弱と言う事ですね。もう1つはどう見ても病気になり難いと言う元気の塊と言うかエネルギーに満ち溢れているタイプです。前者を「虚症」、後者を「実証」と言います。本来の漢方はこの「虚症」「実証」の判断をしっかりする事から始まります。この判断を間違えると、西洋医学的な病名が効能効果にある漢方薬でも症状を悪化させる事も多々あります。  奥様の患った脳出血ですが「虚症」でも「実証」でも起します。「挙証」の場合は血行不良のため脳内毛細血管の一部に血液が貯まりすぎて(今風の言い方をすればドロドロ血液が悪さしているのでしょうか??)血管が切れてしまった状態です。したがってこの場合は血行を良くする事が治療法となります。  「実証」の場合は過剰なエネルギーが脳内毛細血管に悪さして炎症を起こして毛細血管が切れた状態(言ってしまえば餅を焼きすぎて一部が膨れ上がって外側の硬い部分が切れた状態みたいなもの)で起します。したがって過剰のエネルギー(炎症を起こしているエネルギー)を少なくして治療します。逆の治療をしたら逆効果になって症状を悪化させる事がしばしばです。  ここで問題になるのが奥様が「挙証」・「実証」のどちらに当たるかですよね。簡単に言うと「挙証」はどちらか言うと病弱傾向の人で、声は小声の方でいつでも厚着を好み、真夏でも温かい食べ物を好むタイプです。歯ぐきは綺麗なピンクではなくドス黒い色をしています。「実証」はどちらか言うと風邪等の病気になり難く、声は大声の方で薄着お好み、真冬でもアイスクリーム等の冷たい物を好む傾向のある人です。歯ぐきは綺麗なピンク色をしています。奥様はどちらに当たりますか???  ご質問の「偏たん復原丸」ですが、成分内容を見ますと、毛細血管の出血を止める田七人参と血行を良くする高麗人参や桂枝等から出来ていて本来は「挙証」向きの漢方薬です。ただ、3年間病気を患っていたら本来は「実証」傾向のある人でも「挙証」傾向になります。又本当に実証の人が挙証向けの薬を服用しても左程問題は出ないと言う事があります(治るかどうかは証が合っていませんから何とも言えませんが・・・)から、まずは試しに服用されたらどうでしょうか。  どんな治療でもそうなのですが、発病してから今までのたどった道のりを逆行するような感じで治ってきます。つまり3年患っていたら、治るまで3年と考えると良いと思います。実際はお薬を服用するわけですからもう少し短時間で治ると思いますが・・・。そんな長い目で改善をすると考えたらと思います。  漢方薬の場症状の改善が無くても、7日~10日位服用していて「何となく良いのよね」と言う感覚(症状とは関係なく身体が温まるとか)があったら、服用したら治る可能性が高いと言うサインです。そう言う事が有ったら長く服用されたらと思います。  実際に服用した人の例ではないですが、こんな回答で良かったでしょうか??  

bruceE
質問者

お礼

漢方の基本から教えていただいてたいへんよく判りました。妻の場合、病気に加えて肉親の死が重なり体重も10kgほど減ってしまいました。病気によって「実証」から「挙証」へ変化した感じです。アドバイスにしたがい試してみることにします。 どうもありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • sionn123
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回答No.2

 #1です  記載ミスしたようです。  「挙証」ではなくて正しくは「虚証」です。ごめんなさい。

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