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ヒアルロン酸、セラミド、コンドロイチンなど

ヒアルロン酸、セラミド、コンドロイチン、これらは化粧品の保湿成分として使われるとともに、最近はサプリメントとしてもよく見かけますが、内服して効果があるものなのでしょうか?

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回答No.1

すべて高分子物質で、分子量 (厳密には分子種で異なりますが) から考えると、そのままの形で吸収されることは考えられません。また、内服した場合は、消化酵素等の影響 (製剤の状態によっては異なりますが) もあり、保湿力のあるそのものの形で体内 (消化管腔内は体外です) には入らない、と言うことです。 また、これらのものを経口摂取 (飲むことです) した場合、どのような効果 (生体にとって好ましい、あるいは好ましくない、の両方があります) があるかを、調べるためには、膨大な実験が必要で、単に、「飲んだら効いた (様な気がする)」 と言う発言がいくらあっても、それは何の根拠としても認められません。例えば、日常生活では、これ以外のものも食べたり飲んだり、日々の生活にも、人によって大きな差があります。従って、飲んだとしても、それ効果をもたらしたのか、それは意味がなく外の部分が効果をもたらしたのか、複合して効果をもたらしたのか、わからないからです。 かなりの部分の条件 (一定期間の食事、睡眠等の日常生活) を揃えた上で、飲む人間と飲まない人間を何十人単位に分け、一定の投与を行ない、飲んだ人間と飲まない人間との間で、この点でこれだけの違いが出たから、効果があった、この点を測定するときの誤差を考えると一見違いはあるが、意味のある違いと言えない、と結論できて、始めて一般的に効果がある、ない、と言えるのです。 まぁ、挙げられた物質は、日常摂取する飲食物に含まれるものですから、不必要に過剰摂取しない限りは、問題は引き起こさないと思いますが、記憶の限りでは過剰摂取した場合に起こる人間にとって好ましくない効果 (俗に言う副作用) が認められる、と言う報告はありませんし、同様に何かの効果があった、と言う報告もありません。 その意味では、効果があるともないとも言えません。もし、きちんとした報告 (経口摂取したものがどういう形で体内に入り、その結果どういう効果が認められ、そのメカニズムはこう推定できる) が出ているのなら、どなたかが教えてくださるでしょう。個人的にも、あるならば知りたい、と思っています。

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