- ベストアンサー
英文解釈の質問です。
某大学の入試問題の一部なんですが 不明な点がありましたので質問をさせてください。 It is unreasonable to regard any language as the possession of a particular nation, and with no language is it more unreasonable than with English. 上記のセンテンスを自分なりに訳すと 特定の国家の所有物としてどの言語をもみなすことは不合理であり.... その後をどう訳せばいいのか皆目検討がつきません。 文法上何が起こっているのか 教えてください。 お願いします。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
まず、前半の部分をよく噛み砕いておくことが大事だと思います。そうすれば、後半についても類推が働くようになるからです。 「特定の国家の所有物としてどの言語をもみなすことは不合理であり....」というのは訳としては申し分ないのですが、ただ意味としてはもっと噛み砕いておく必要があると思います。 unreasonable というのは、reasonable の否定語ですよね。では、reason はというと、「理性」といった意味もありのすが「理由」とか「根拠」ということです。ですから、「根拠に見合った納得の行く値段」ということで「リーズナブルなお値段です」などといっています(実際には「安い」という意味で使われているようですが)。元に返って、reasonableは「根拠を持つ」、unreasonableは「根拠を持たない」「実情にあっていない」といった意味になります。すると、 It is unreasonable to regard any language as the possession of a particular nation, は、「どんな言語にしろ、その言語を特定の国家の占有物のようにみなすのは、実情にあっていない」ということになり、なるほど英語などは半ば世界の公用語のようなものだし、植民地時代の言葉として、フランス語だっていろいろな国で話されているから、その国の「占有」ではないな、ということになってきます。 で、後半に進むと、with no language のnoという否定語の強さで皆さんの説明どおり「倒置」が起こっていますが、is it more unreasonable を普通の形に戻した it is more unreasonable はmore が付いているものの基本的に前半の文の形を繰り返しているだけです。withは、"With me, I'm against the plan."(私に関して言えば、そのプランには反対だ)と同じような用法。先ほどの実情にあっていないという話は、英語に関してよりもっとあてはまる言葉はno language だ、という流れになります。
その他の回答 (2)
- yutaka777
- ベストアンサー率52% (30/57)
"and" の後を見ていくと、"with no language is"となり、動詞"is"が見つかります。では、 動詞"is"の主語は?と考えましょう。 "is"の直前にある名詞"no language"は前置詞"with"と一緒で"with no language"という句になっていると考えるのが普通ですね。文の最後の"with English"というのと対になっていますし。 では主語は?前になければ後ろです。倒置です。否定の副詞句を文頭に置いた倒置です。すると文は、 "it is more unreasonable with no language than with English" となります。 さて、ここで、主語"it"ですが、一体何を指しているのでしょう?比較でよくされる省略されている部分を考えて見ましょう。すると文は、 "it is more unresonable (to regard any language as the possession of a particular nation) with no language than (it is unreasonable to regard any language as the possession of a particular nation) with English" の意味となります。 最後に"with"の意味ですが、「~ついて、関して」の意味で捉えればいいでしょう。私の辞書に次の様な例文があります。 With human beings this is not the case. 人類については実情はこうではない。 以上、この文は、 (1)withの意味、(2)倒置 (3)比較の省略 がポイントですね。
お礼
わかりやすい解説で助かりました。 ひとつひとつ不明な点が消えてすごく 波に乗っている感じです。 yutaka777さんにサンクスです。 momoangie
- amphipolis
- ベストアンサー率57% (16/28)
この文章で大切なことは2点あります。1つは「否定倒置」で、もう1つは「比較」です。 まずwith no languageという「否定語句」が文頭に移動してきたために倒置が起こり、is it more unreasonableという疑問文の語順になります。これを元の形に戻すと下のようになります。 It is more unreasonable with no language than with English. 次に、下のような比較の文を考えてみます。比較級を使っていますが、意味は最上級と同じで「他には無い」ということを表します。 Nothing is more important than health. (nothingがhealthよりももっと重要だ) ⇒ つまり「健康は最も重要だ」ということ ご質問の文章もこれと同じで「Englishで(の場合)よりも、もっと不合理なのはno languageで(の場合)だ」となり、「英語以上に不合理になる言語は他に無い」、つまり「英語の場合は最も不合理だ」となります。 これらのことを総合すると「どんな言語でも特定の国の占有物とみなすことは不合理であり、これが英語の場合はなおさらだ」という意味になります。 PS もし否定倒置に関して何かありましたら、別途質問してください。
お礼
わかりやすい解説ありがとうございました。 with no language is it more unreasonable than with English は、it is more....の倒置なんですね。 with no language の後につくべきはずのコンマも同時に消えてしまっているし、いきなりwithが文頭にきていてさらにそのあとbe動詞でほんとに焦りました。 英訳も参考にさせてもらいます。 詰め込みが甘いですね、まだ。あと2ヶ月しかないのにぃぃぃ~。 thanks for great explanation! momoangie
お礼
単語を砕いて考えるとおもしろいし暗記しやすいんですね。 ありがとうございました。 momoangie