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キルケゴール
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以下のとおりお答えします。 >哲学者のキルケゴールの伝記、 解説を検索して読んだんですが、 社会性の乏しい人だなと思いました。 みなさんはどう思っていますか? ⇒まさにおっしゃるとおりで、極めて「社会性の乏しい人」だったと言えると思います。 その筋の文献にこうあります。「キルケゴール哲学」の紹介の冒頭です。 「キルケゴールは、コペンハーゲンの裕福な毛織物商人の子として生まれた(1813) が、その生涯には《外面的な出来事はほとんどない》。ゆえに我々は、もっぱら内面生活を追及しなければならない。」「彼が追い求めたのは、魂の内面的自覚である。かつてソクラテスは、《己の魂の善さ》が何であるかを探求したが、この点でキルケゴールは一致しており、《コペンハーゲンのソクラテス》でありたいと願った」などなど(『世界十五大哲学』、富士書房)。 哲学の大事典もまた、キルケゴールの解説の項で書いています。 「(キルケゴールは)父の遺産によって、もっぱら文筆生活に終始し、内面生活の激しさに比して《外面的にはすこぶる単調な生活であった》。」そんな、蟄居振りのキルケゴールでしたが、唯一社会と渡り合う事件が起こりました。彼の著『人生行路の諸段階』(1845) を、時の諷刺新聞Korsar(海賊)から辛辣に揶揄されたため、これが対社会的な闘いに発展したのでした。(ちなみに、その事件の顛末は、結局、キルケゴールをして「さらに小さく内にこもることを助長した」だけであったようです。)
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- nihonsumire
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そうした見方もあるのですね。個人的には、ニーチェやキルケゴールを理解する一つの方法として、19世紀以降の西洋思想の流れを抑えるといいと思います。 木田元著「現代哲学——人間存在の探究」日本放送出版協会〈NHK市民大学叢書〉(注)辺りを読んでみると理解しやすいです。 注) 現在は、現代の哲学 (講談社学術文庫) 文庫 に収められてるようです。
お礼
ありがとうございます、読んでみます。
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お礼
キルケゴールは親譲りの遺産があったから 社会的な関心が薄い印象がありますね。 ありがとうございます。