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ステンレス線材を十字に溶接する方法
ステンレスの線材2本を十字に重ねて溶接します。 下記のような条件ではどのような方法が良いですか。 1 線材: SUS430か304 外径3mm 長さ約5cm 2 溶接個所は交点の一カ所 3 半田を使わない 4 黒いヤケがつかない、またはほとんど目立たない 5 数は400個くらい よろしくお願い致します。
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SUSの切削・溶接をしている会社の人間です。 φ3の丸棒(線材)を十字に組み合わせる場合、接触部分はほぼ点です。 溶接というのは母材同士を溶け合わせるものなので隙間が大きい場合は難易度が上がります。 可能であれば接触部分を平らに削り、面で接触するようにすべきです。 SUS溶接はTIG溶接が一般的ですがこの場合(平らに削っても)溶接によるひずみが非常に大きくなると予想されます。 レーザー溶接なども考慮したほうが良いかもしれません。 溶接ですので半田は使用しませんが溶加棒は使用したほうが作業性はよいと思います。 溶接焼けはどうしても出ますので酸洗い等で後処理をする必要があります。 数量400とのことですが作業性の悪さ、歪み取り等ででコストはかなりかかると思います。 数も多く位置決めもしづらいので溶接治具も作成するほうが良いでしょう。
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- kzr260v2
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グレーチングの溶接方法について、お調べになると良いかもしれません。 道路の側溝などの蓋として、金属製の格子状の製品のことをグレーチングと言うようですが、これの製造方法は電気と圧力をうまく使って金属棒を格子状に溶接します。詳細はGoogleなどで、グレーチング 製造方法、といったキーワード検索をお試しください。 以下は上記キーワードで見つけた、株式会社宝機材というグレーチングメーカーの情報です。 https://www.takara-kizai.com/information_grating/ ※ 素材の大きさがまったく違うことは理解しております。とはいえ、この方法自体は質問主さんに有効な情報の可能性が高いと思われたので、ご案内してみた次第です。ご要望と違っていたらごめんなさい。 ※ この溶接方法は、重ね抵抗溶接のひとつのようです。スポット溶接、プロジェクション溶接、シーム溶接という、溶接方法の名前が確認できました。 ※ ご要望が、今回だけの製造なのか、溶接が400箇所の製品を大量生産するのか、はたまた他にもご事情があるのかどうかは不明でした。ただ圧接式の溶接は、きれいで素人でも容易なようでから、スポット溶接機でコツコツ作る方法は有り得そうに思いました。ステンレスという素材も向いているようです。 また、溶接機のカスタマイズや作成などが必要だとしても、一度出来てしまえば大量生産向けと思います。 ここまでご案内しておいてではありますが、ご案内した方法が質問主さんのご要望に適合するものか、私では判断つきかねております。適合するかどうかは、質問主さんやご関係者方と慎重に協議していただけたらと思います。 以上、参考にならなかったらごめんなさい。
お礼
線材を十字に溶接するので格子の一部のような感じですね。 >>圧接式の溶接は、きれいで素人でも容易なようでから、スポット溶接機でコツコツ作る方法は有り得そうに思いました。ステンレスという素材も向いているようです。 これはとても参考になります。 ありがとうございます。
- ohkawa3
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スポット溶接(抵抗溶接)でいいんじゃありませんか? 電極は、線径に対応する半円形の溝を付けた専用のものを準備したら条件が安定すると思います。
お礼
"線径に対応する半円形の溝を付けた専用のもの" があると便利ですね。 良いアイデアをありがとうございます。
お礼
丸棒なので接触部分が小さいく固定もしにくいのが難しいところですね。 レーザー溶接、溶加棒、溶接治具も検討してみます。 詳しい説明をありがとうございます。