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地下の変電室の感知器
第4類消防設備士試験で、難解な問題が出ました。それは、製図問題なのですが、容易に点検出来ない地下の変電室に感知器を設置する問題です。地下だから基本、煙感知器だと思うのですが、容易に点検出来ない場所には、普通は差動式スポット型感知器を設けて差動スポット試験器を入り口付近に設置するものと思います。それが、地下なので、差動式スポット型はダメなので、煙感知器となるのですが、あまり見たことがありません。某出版社は、差動式分布型の空気管を正解としています。適切な解答をご存知の方、アドバイスをよろしくお願いいたします。
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「地下だから基本、煙感知器」という考えは間違いを生じ易く なります。 「地下なので、差動式スポット型はダメ」も然りです。 防火対象物の令別にもあります様に、地階・無窓階・11階以上 であっても、熱や煙の適応感知器は異なります。 それぞれの「感知器の特性」から理解を深める様に学習された ほうが解り易いと思います。 基準24 自動火災報知設備の設置及び維持に関する基準 第3の2(1)における 「工場,倉庫等で足場が容易に確保できない場所や,【電気室等】の 危険が伴う場所で維持管理が十分期待できない場合は, 差動式分布型,差動式スポット型と試験器の組合せ,自動試験機能 等対応型感知器等による試験,点検等が可能なものを使用すること。 」 とされている点ではないでしょうか。 室高や天井梁や面積等にもよりますが、火災が発生した場合の一局所 の温度上昇変化よりも、広範囲の熱効果により感知すべき場合は 差動式分布型という理解で宜しいかと思います。
お礼
詳細な情報をありがとうございました(消防庁や工業会に問い合わせても適切な回答をいただけなかったので、驚いております)。今回の情報によりますと、差動式分布型でも良し、ということのほかに、地上階で用いられている 「差動式スポット型と試験器の組合せ」 も可能ということなんですね。なるほど…わざわざ地下だから特別な感知器という考えは持たなくて良かったんですね!大変、勉強になりました。 ちなみに、 お尋ねさせていただきたいのですが、 「基準24 自動火災報知設備の設置及び維持に関する基準」というのは、告示と考えてよろしいでしょうか?
補足
調べましたところ、京都市消防局さんの基準24でした。結局のところ、公論出版さんが解答しているように、差動式分布型あたりが正解だろうと思います。ありがとうございましたm(_ _)m