太鼓判を捺すとみとめる

質問

(上司など上の人に)太鼓判を捺されるとみとめられるはだいたい同じ意味ですか。

回答No.1

staratras

こんな状況を想像してみてください。あなたはある職場の管理職で、部下のＡさんについて、同じ会社の別の職場の親しい管理職Ｂさんから「Ａ君って仕事できるの？」と非公式の問い合わせを受けたとします。（次の異動でＢさんの部署に欲しいのかな…）と考えたあなたはこう答えました。

「Ａ君の仕事の能力にぼくは太鼓判を捺すよ」
「Ａ君の仕事の能力をぼくは認めるよ」

両者にはかなり「程度の差」があるように思います。

「太鼓判を捺す」のは、その人の能力や性質などが確実に優れていることを保証できる場合だけです。一方「認める」には、他より優れている場合ももちろんありますが、「一人前の能力があって使える」程度の場合も含まれます。

また「太鼓判を捺す」という表現では、過去の実績を評価しているだけでなく、これからも期待できるという印象を受けます。「認める」という表現には、その印象はあまり強くありません。

私がＢさんだったとすれば、「太鼓判を捺す」という答えならば「次の異動でぜひ欲しい」と考えるでしょうし「認める」という答えなら「異動候補の一人として他の候補とさらに比較検討しようと考えるでしょう。そのくらいの違いを感じます。