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キュービクルの動力用トランス、電灯トランスの油量計について
- キュービクルの動力用トランス、電灯トランスの上部に付いている銀色の筒の油量計は、正しい油量を読むためには上弁を上げて外気の空気を取り入れて常圧にする必要があります。
- また、トランスの油量計の上部に開放弁が付いているため、圧力異常時には圧力継電器が作動せず、問題が起こる可能性があります。
- しかし、圧力が高くなっても油量計の上部の開放弁が圧力で押し上げられて圧力が下がる仕組みになっており、圧力警報が遅れることがあります。この仕組みについて詳しく教えてください。
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変圧器の取扱説明書をもう一度よく見直してほしいのですが、貴方の質問に答える私の側から疑問点があります。 1つ目の質問について これは本当に油量計なのですか、画像を見たところ小型の変圧器でコンサベーター ( 油劣化防止装置 ) も無い、絶縁油の上部空間に乾燥した窒素乃至は空気を満たして封じ切りにした変圧器のようです。だとすれば、油量は変圧器のタンクの側面に目盛のついた縦長の強化ガラス窓を取付けたものである場合が多い。そもそも、絶縁油は大気中の湿度により劣化するので、測定する度に外気を変圧器内に取込むような設計は付属装置というのは考え難いです。温度計とすれば上部に開放弁など付くはずがない。これは避圧弁なのではありませんか。このような形態の避圧弁を見たことがありますが、私の見たものでは 「 上部の放圧弁を触らないでください。」という注意名板が付いていました。 2つ目の質問について 「 開放弁 」と言っているのは避圧弁 だと思います。通常は強いバネで弁が抑えられているか、強い圧力で裂けるような裂け目のきっかけとなる溝が彫ってある薄い円盤によって変圧器の内部と外気が気密を保つようになっており、変圧器の内部事故により内圧が高まると弁が開いたり、円盤が裂けたりして、変圧器の油タンクの大爆発を防ぐようになっています。そして、弁が開いたり、円盤が裂けたりしたのを機械的マイクロスイッチにより検出して警報信号を出すようになっています。日本の変圧器は巻線の絶縁物の信頼性が世界の中でもとても高いので、この避圧弁 のお世話になることは貴方が技術者生活をしている間に遭遇することはまず無いでしょう。しかし、中国製、韓国製、インド製、ベトナム製、東欧製などの安価なメーカーの中には巻線の絶縁信頼性が低いものが時たまあり、この避圧弁が活躍 ( ? ) する場合があります。避圧弁が働くと爆発こそしないものの、気化するほど高温の鉱油に火がついて大火災となる場合があります。私はその大火災の写真を海外の技術雑誌の中の CM で見たことがあり、そんな写真が撮れるという事は避圧弁が活躍する機会が海外では意外と多いことを如実に表しています。日本の例ではそんな写真を見たことがありません。 やっぱり「 いい仕事してますねぇ。! 」と言えない人は、安かろう悪かろうの買い物をしてしまう危険があるという事なのですね。
お礼
ありがとうございます