初診日が20

質問

障害年金というのは、初診日が20歳を超えていたかどうかで必要なものが違うと聞いたのですが、一体何でしょうか?
回答願います。

回答No.1

Kurikuri Maroon（@Kurikuri-Maroon） · ベストアンサー

障害年金の初診日が20歳到達日以後のときは、初診日よりも前の期間を見たときに国民年金保険料や厚生年金保険料を一定月数以上納付済でないと、どんなに障害の程度が重くても、障害年金は１円も受けられません。請求しても門前払いされます（◆）。
このことを言います。

これに対して、障害年金の初診日が20歳到達日以前にあって、かつ、その初診日のときに国民年金にも厚生年金保険にも入っていない、ということが証明できるなら、保険料の負担無しで、特例的に障害年金を受けることができます。
これを、20歳前初診による障害基礎年金と言います。
なお、20歳前の初診日でも、その初診日のときに厚生年金保険に加入していたのなら（中卒や高卒ですぐに就職したようなとき）、保険料を一定期間以上納めてなければダメなので、この特例はあてはまりません。一番初めに書いた◆と同じことになるので、ご注意下さい。

要するに、保険料納付要件というものがあるか無いかが違います。
初診日が20歳到達日以降のときは、◆を考えて下さい。

補足

猶予手続きしてたんですけどその場合はどうなりますか？

回答No.2

Kurikuri Maroon（@Kurikuri-Maroon）

猶予（若年者納付猶予）の手続きをしていたのですね？
猶予は認められましたか？
認められた期間は、いつからいつまでですか？

猶予が関係してくるのは、初診日のある月の２か月前までです。
初診日が過ぎてしまってから猶予を受けていても、一切無関係です。

初診日とは、障害年金を受けようとしている障害の原因となった病気やケガのために初めて医師の診察を受けた日。
ただし、精神の障害のときは、知的障害があるなら、出生日です。
また、発達障害のときは、２０歳以降で初めて診察を受けたのなら、２０歳以降のその日が初診日です。２０歳よりも前に初診日がないと出生日が初診日にはなりません。
そして、知的障害や発達障害を持っているときは、うつ病などの他の精神障害を持っていても、原則として、知的障害や発達障害という取扱いで初診日を見て、うつ病などでの初診日にはしません。

２０歳以降に初診日がある際に必要になってくる保険料納付要件は、初診日の前日に見ます。
初診日の前日の時点で、少なくとも、初診日のある月の２か月前から１３か月前までの１年間に、未納が１か月も存在しないことが必須の条件です。
この１年間に猶予の期間があったときは、納めたものとしてカウントします。

上記の１年間に未納が１か月でもあったときは、もう１つある保険料納付要件にあてはまらないといけません。
初診日の前日の時点で、２０歳以降の公的年金制度への強制加入の月（国民年金や厚生年金保険に加入した月）を初診日のある月の２か月前まで数えていって、その合計の月数の３分の２超の月数が納付済＆免除済（猶予を受けたときは免除済としてカウントします）になっていなければいけません。

このような保険料納付要件を一切必要とはしないのは、その初診日が２０歳到達日（満２０歳の誕生日の前日のことです）よりも前にあるときに限ります。
つまり、満２０歳の誕生日の２日前までに初診日があって、その初診日のときに国民年金にも厚生年金保険にも入っていない、という場合だけです。