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明治から昭和初期の文学者たちの真実とは?
staratrasの回答
- staratras
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回答者は別に文学に造詣が深いわけではありませんが、江戸時代にもご質問に通じる発想の人がいて、文学の評価基準について議論があったことを思い出しました。源氏物語について、「勧善懲悪」の物語だという議論や「催淫の書」などと批判する人に対して、本居宣長は次のように反論しています。(源氏物語玉の小櫛) 「そのよきあしきは儒仏などの書の善悪と変はりあるけぢめなり。」 「さる筋の善悪の論はしばらくさしおきて、さしもかかはらず、 ただもののあはれを知れる方のよきを、とりたててよしとはしたるなり。」 「この心ばへをものにたとへて言はば、蓮を植ゑてめでんとする人の、濁りてきたなくはあれども、泥水を蓄ふるがごとし。」 「物語に不義なる恋を書けるも、その濁れる泥をめでてにはあらず。 もののあはれの花を咲かせん料(しろ)ぞかし。」 つまり、文学には文学としての価値があって、儒教や仏教などの道徳上の基準だけで論じてはならないということです。美しい蓮の花は濁って汚い泥水の中から咲くというのは巧みなたとえです。 まあ現代の日本で、身寄りのない小学生のかわいい女の子を自宅に引き取って育て、中学生になったら妻にしてしまうようなことをすれば、明らかな違法行為で虐待だとして社会的に糾弾されるでしょうけれど、そのような見方をするのは、昔の文学を鑑賞する適切な方法ではないということです。 文学は「何を書いたか」よりも「どのように書いたか」の方が重要ではないかと考えます。もちろんたとえそれが、ご指摘の「痴話話的な文学」であっても…。
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