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裁判についていくつか質問です

刑事裁判の控訴審は、民事と違って事後審で新たな証拠や証人を持ち出すことは原則認められていないと教えてもらいました。 そのため棄却されるのがほとんどだと。 『リーガル・ハイ』第1話で、被告人の美談を集めたり、取り調べた警察官の悪評をマスコミに書かせ人権団体も動かし、植物園の売店の人から新たな証言を引き出した結果事実誤認が認められ一審巻き戻しとなりました。 刑事裁判の控訴は第一審の証拠だけを改めて審査して一審判決が妥当かどうかだけを考えるとのことでしたが、リーガル・ハイの場合、これは新たな証拠の提出が認められて事実誤認が認められたと見ていいのでしょうか? そもそも控訴が通る時点で控訴趣意書の条件をクリアしてるんですよね。 ただただこの判決は不当だ。と書くのではなく、なぜ不当なのか、何が不十分なのかを論理的に書けていないと提出時点で棄却なんですよね? 一審だって手抜いてやってる訳では無いでしょうからそうそう突ける穴は無いと思うのですが、そこは弁護士の腕の見せどころってことですかね? そこドラマでもやって欲しいんですけどね… そして、控訴の審理期間は長くて6ヶ月、平均でも3ヶ月でした。 控訴は大抵、1回で決すると見たのですが、では何にこんなに時間かかってるんですか? 単に他の控訴審で時間が取れず決定を導き出すのにそれだけかかるってだけとか…? また、この「審理」というのは弁護士、検察が法廷で争うドラマでお馴染みのあの場面のことでしょうか。 刑事裁判の控訴は書面だけで終わらせるって一文を見たのですが別のところでは普通に公判期日とか出てきて、刑事裁判の控訴も第〇回公判とかあるの?と疑問に思いました。 するとやはり控訴審というのは法廷で審理することなんでしょうか。 少し古いですが2003年の白い巨塔は控訴してから1年以上、このリーガル・ハイでも「昨年の9月26日」と言ってるので既に年が明けており、控訴してから最低でも3ヶ月ちょいは経ってることになります。 そんなに裁判所待ってくれるんですか? 質問が多くてすみません。これで最後です。 開廷する前にお互い相手の証拠はもう確認して、その上で異議や反対尋問などをしてるんでしょうか? 「項〇章をご覧下さい」と、相手も裁判官も手元の冊子をめくって見てるので始まる前から内容確認してるのかなと 始まるまでは見ないようにしてるんでしょうか 質問ばかりで申し訳ありませんが色々知りたいので回答お願いします

みんなの回答

  • fujic-1990
  • ベストアンサー率55% (4505/8062)
回答No.1

 日本の刑事裁判の場合、控訴審は一審の続きをする「続審」ではないし、初めからやり直す「覆審」でもないので、「事後審じゃね?」ということになっているようですが、事後審として徹底しているわけでもありません。  六法がないので条文は摘示しませんが、けっこう新たな事実主張や一審で提出されなかった新たな証拠の提出なども許容しており、事後審的傾向を薄めています。  で、ご質問はなんでしたっけ。 > これは新たな証拠の提出が認められて事実誤認が認められたと見て > いいのでしょうか?  私はリーガルハイは全く見ていないのでリーガルハイのケースについては関知しませんが、一般論として、前記の通り「新たな証拠の提出は許されている」はずだ、とは言えます。 > 控訴審というのは法廷で審理することなんでしょうか。  はい。公開の法廷で裁判を受ける権利が憲法で認められています。何回開かれるかはわかりません。事例によると思います。  ほとんどのケース、書類だけで審査するのは、最高裁(上告審)だけですね。その最高裁でも事実を調べることはあります。 > そんなに裁判所待ってくれるんですか?  被告の人権尊重の観点から、有罪か無罪かは早期に決めようとしていますが、被告側自身が希望するなら待つんじゃないでしょうか。 > 開廷する前にお互い相手の証拠はもう確認して、その上で異議や反対尋問 > などをしてるんでしょうか?  裁判員裁判だと、裁判官・検察官・弁護人の三者が事前に話し合って、その場で証拠の内容や証拠調べの段取りをしてから、裁判員を交えた裁判に移ることになっているようです。  つまり、事前に証拠や主張の内容は三者とも知っているわけです。 > 始まるまでは見ないようにしてるんでしょうか  民事でもそうですが、法定で陳述・提出して初めて効果が出るという制度(建前)になっています。当事者が知らないことを元に裁判されるのを防ぐためでしょうかね。  私は民事法廷しか出たことがありませんが、事前に裁判所や相手に準備書面を出しておいても、必ず法廷で裁判官から「準備書面の通り、陳述ですね?」と念を押されます。