価格を占める税金の割合
ガソリン税、酒税、タバコ税を表示する時は「価格を占める税金の割合」と言うような表示がされます。
なぜこのような表示をするのでしょうか?
例えば、
リッター100円のガソリンは税抜き価格の46円に、116%もの税金が上乗せされています。(53.8%で計算)
218円の350mlのビールでは税抜き価格の141円に、55%の税金が上乗せされています。(35%で計算)
タバコ税は一箱290円とすると、税抜き価格の116円に、150%もの税金が上乗せされています。(60%で計算)
なにを言いたいのかと言うと、例えば290円のタバコで考える時、消費税5%→25%へ増税したとします。
すると、販売価格は345円になります。
「価格を占める税金の割合」は60%→66%へ変化します。消費税が20%もアップしたのにたったの6%しか影響が無い様に見えます。
しかし実際は、税抜き価格の116円に掛かる税金は150%→197%の、実に47%UPの大増税です。
分からないのは、このような表示をするのは国ではなく企業側ということです。
タバコ税が60%と聞くと、「まだ60%か」と思いますが、150%もの税金が上乗せされていると聞くと「え?そんなに?」と思うのではないでしょうか?
税金を少なく見せている意図はなんでしょうか?
それとも、自分が無知だからこの様に感じて居るだけなのでしょうか。
よろしくお願いします。