中国のコロナウィルス検査体制について

質問

日本でダイヤモンドプリンセス号の3700人が検査できないと言っているより前に何万人もの確定診断をしていた武漢ではいったいどのように診断をしていたのでしょうか？
その手法は日本でも取り入れられないものでしょうか？

対岸の火事とか思っていないで学べるところは少しでも学んでいければいいと思うのですが。

回答No.4

eroero4649 · ベストアンサー

https://www.yomiuri.co.jp/science/20200202-OYT1T50125/

香港大学は1月25日時点で7万人を超える感染者がいたのではないか、と推計しています。ちなみに1月27日時点での中国政府の公式発表は、中国での感染者数は2744人でした。

武漢が閉鎖されたのが、1月23日です。人口1100万人と、日本なら東京に匹敵する大都市をまるまる閉鎖するということに私も含めて世界中が大変に驚いたわけですが、たった2000人のためだけに、そこまでするでしょうか？
日本の新聞のインタビューに答えた武漢の病院長は、「1月10日頃に『我々は嵐の中にいる』と感じた」と答えています。風邪みたいな病気が2000人（うち8割が軽症）で、海千山千の病院長が「嵐」と感じるでしょうか。例えば東京都は昨年12月末に一週間で100名を超えるインフルエンザによる入院患者を出しています。

武漢では、閉鎖前後あたりで医療崩壊が起きたといわれています。殺到する患者に病院がさばききれない状況に追い込まれました。崩壊しているのですから、いちいち検査をしていられません。1月下旬頃に中国の毎日の感染者数が頭打ちになりました。特に、武漢での感染者数が減ったのです。
これを見て「楽観派」の専門家は「封じ込めが成功しつつあり、武漢はピークを越えた可能性がある」といいました。その一方で「武漢では検査キットもほぼ底をついて検査ができない状態で、それどころではない」とする意見もありました。
またその頃、武漢からの映像として、病院の廊下に横たわる遺体や、道端に倒れている行き倒れなどが送られてきました。少なくともあのときの武漢が秩序がある状態であったとは考えづらいと思います。

中国の感染者数は、2月13日に急増しました。患者の基準を緩和したからです。そして最近、またそれを元に戻しました。ハードルを上げたので、ここ最近の中国の感染者数は減少傾向です。その一方で、毎日コンスタントに100人を超える死者が出ています。

ですので中国の感染者数データは全くアテにならないと思います。武漢の本当の死者は、この騒動が終わらないと分からないと思います。

しかし韓国で突然100人を超える感染者が判明したり、イタリアでも同じように突然に大量の感染者が判明している辺りを見ると、韓国やイタリアで起きていることのほうが真実に近いのではないかという気がします。各国に帰国したDP号の乗客から今も次々と感染者が発生している状況を考えると、DP号の感染者が「みんな2月5日以前に感染していて今まで潜伏期間だった」と考える方が不自然だと思います。
どこかの情報番組でやってましたけど、実は検査数は東京都より和歌山県のほうが多いのですよ。なぜ東京都は検査数が少ないのかについては「クルーズ船への対応で手一杯だったので」ということになっています。東京都と厚労省の対応が共通している点があって、どっちも検査数を増やすのを嫌がっています。
感染確認が相次いでいる道県は、割と検査数が多いところです。

お礼

ご回答ありがとうございます。