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国際会計基準では株式持ち合いは禁止行為なのですか?

また最近、ある記事で読んだのですが、 (以下、引用) 国際会計基準がフリーキャッシュフローを重視する事から、 企業は内部留保を溜め込まざるを得ない。またこの伏線として 株式の持ち合いが禁止されており(株安になると確実に買収されるため)、 (後略、引用ここまで) 上記の「株安になると確実に買収されるので、株式の持ち合いを禁止する」 と言う文脈についても、例を交えて、解り易く解説して頂けませんか? 以上、宜しくお願いします。

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  • QCD2001
  • ベストアンサー率59% (298/499)
回答No.1

国際会計基準は株式の持合を禁止していません。 A社とB社がそれぞれ資本金1千万円ずつであったとして、 A社はB社の株式を100万円持っており、B社もA社の株式を100万円持っていた場合、 A社の資本金の1,000万円のうちの100万円はB社が出資していて、そのB社にはA社が100万円出資しているわけですからその100万円は結局自分が出しているので、資本金には含めず、資本金は900万円とみなす と決められているのです。 これは株式の持合を行った時の株式の計算方法を定めてあるわけです。持合を行った時の計算方法が決めてあるということは、持ち合い自体は禁止していないことになります。 一部分だけ引用していて、その前後の文章がないので、誰が禁止しているのかわかりません。 ところで、 >国際会計基準がフリーキャッシュフローを重視する事から、 企業は内部留保を溜め込まざるを得ない。 これは間違いです。 内部留保というのは、利益を配当などに使わずに、企業の内部で何らかの処理をすることを指します。適当な言葉を思いつかなかったので「処理」という言葉を使いましたが、「処理」とは、多くの場合商品をこれまでよりも沢山仕入れるために使ったり、設備投資に使ったりすることを指します。もちろん使わずに現金で持っている場合もあります。 利益を配当などで外部へ出さずに大きな設備投資のための資金として使った場合、帳簿上は内部留保が沢山あってもフリーキャッシュフローがなくて、資金繰りにアップアップするという場合が多々あります。 バブル崩壊直後の多数の倒産のなかにはこのような内部留保が沢山あるけれどもフリーキャッシュフローがなくて資金ショートを起こして倒産するケースが沢山ありました。 質問者さんが読んだ記事は、もしかすると会計をあまりよくわかっていない人が書いたものかもしれませんよ。

ZENMONDOU
質問者

お礼

ありがとうございました。 感謝します。<(_ _)>

ZENMONDOU
質問者

補足

QCD2001さん、ありがとうございます。 >一部分だけ引用していて、その前後の文章がないので、 誰が禁止しているのかわかりません。 誰が禁止しているのかまでは書いてくれてませんでした。 気になります。 >質問者さんが読んだ記事は、もしかすると会計をあまりよくわかっていない人が 書いたものかもしれませんよ。 もしかするとそうなのかも知れません。

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