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LBOとTOBの違い。
Wikipediaで調べたところ、それぞれの定義は下記のようでした(↓)。要は、LBOは買収の際の資金調達方法に特徴があって、TOBは株の取得方法について特徴があるということですよね。ということは、LBOとTOBは対立する概念ではなく、同時に存在しうるものだと思うのですが、これは間違っているでしょうか?もし僕の考えが間違っておらず、LBOであり、かつTOBでもあることが可能であるならば、過去の実際の例を教えていただけないでしょうか。 【LBO】買収先の資産及びキャッシュフローを担保に負債を調達し、買収後に買収した企業の資産、キャッシュフロー等で返済をしていくM&A手法である。少ない資本資金で、大きな資本の企業を買収できる。 【TOB】ある株式会社の経営権の取得などを目的に、株式の買い取りを希望する企業や個人が、「買い付け期間・買い取り株数・価格」を公表して、不特定多数の株主から株式市場外で株式を買い集める制度。
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同時に存在し得る、という意味ではその通りですが、 LBOはM&Aの1つの”資金調達手法”であり、 TOBはM&Aの1つの”執行手続”と考えた方がよいように思います。 過去の事例については、明確には思いつきませんが、 (そもそも国内にはLBO事例が少ない。→ 多分米国の事例となります。LBOでいちばん有名なRJRナビスコの事例も、(きちんと確認してませんが)TOBプロセスを踏んでいるのではないでしょうか?) 今回のソフトバンクによるボーダフォン買収に於いても、公開買付(TOB)のプロセスを設ける、といわれているので、 これがLBOとTOBが両立するケースとなる可能性は十分ありそうです。
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- hidamari3
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>LBOとTOBは対立する概念ではなく、同時に存在しうるものだと思うのですが 全くその通りです。LBOとは、買収のための資金調達の一方法(他にはCB発行や増資など)であり、TOBはすでにある資金を用いて、実際に買収先企業の株式を買い集める一方法のことです。 対立というよりは、全く異なる概念だと言えるでしょう。「買収」のために行なわれる手段であるという面だけは共通していますが。
お礼
ありがとうございます。Wikipediaの説明が、(1)M&Aの下位概念としてLBOとTOBを同列に扱っている上に、(2)LBOとTOBのそれぞれの代表例の表記はあるものの、二つ同時に行った例の表記が無かったこと、の2つの理由から、一見対立する概念のようにも思えました。疑問が解けてすっきりしました。ありがとうございました。
お礼
ありがとうございました。概念の整理ができて、とてもすっきしりしました。 ソフトバンクによるボーダフォン買収→ボーダフォンの資産と今後予想されるキャッシュフローに対する評価次第ではLBOもありうるということですね。