>給与所得控除後の給与等の金額の表と言うのが出てきますが、なんのことですか?
>平たくいうとどういうことか、教えてください。
「所得税がいくらになるか計算するために必要な【所得(の金額)】を決めるための表」のことです。
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(詳しい解説)
「所得税」は「収入」ではなく「所得」に対してかかる税金です。
「所得」は簡単に言えば「儲け」や「利益」のことです。
たとえば、「収入(売上)」が100万円あったとして、「仕入れにかかったお金」や「収入を得るためにかかったいろいろなお金」が30万円だったとしたら「儲け・利益」は(100万円-30万円で)70万円です。
所得税は(100万円の収入ではなく)この「70万円の儲け・利益(=税法上の所得)」にかかるわけです。
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「仕入れにかかったお金」や「収入を得るためにかかったいろいろなお金」のことを【必要経費】と言いますが、収入が【誰に雇われてもらうお金】の場合は、(収入から差し引くことができる)必要経費の額があらかじめ決められています。
その「あらかじめ決められた(必要経費に相当する)金額」のことを【給与所得控除後(きゅよしょとく・こうじょ)額】と言います。
(参考)
『所得税……給与所得|国税庁』
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1400.htm
>2 所得の計算方法
>(2) 給与所得控除
> 給与所得は、事業所得などのように【必要経費を差し引くことができない】代わりに所得税法で定めた【給与所得控除額】を給与等の収入金額から差し引きます。
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『所得税……給与所得控除|国税庁』
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1410.htm
※ページの一番下に自動計算フォームがあります。
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