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地球の空気はどうして常に一定しているのでしょうか
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他の回答者さんも書いてますが、地球が誕生した時からずっと今の空気の割合だったのではありません。 だいたい6~7億年前まではほとんど酸素がなかったのですが、光合成をする植物プランクトンが誕生し、さらに地上に植物がはびこったことで空気中の酸素の割合が一気に増えます。増えすぎて酸素の割合が30%を超える時代もあったようです。今のように20%程度になったのは比較的最近。といっても1億年~5千万年前くらい。ここ最近の時代は全生物が生成する二酸化炭素の量と、植物が光合成で消費する量、酸素を作り出す量がだいたいバランスしているだけのことです。 ちなみに地球上にある大気の総量が5300兆トンくらいと言われてます。で、いま人類が一年間に発生させる二酸化炭素の量が320億トンくらいだそうです。 割合で言うと1/16万ですから、ざっくり言うと16Lの水に毎年1ccずつインクを垂らしてるようなモンです。320億トンの二酸化炭素についても、実際には半分以上は海に溶けたり植物が光合成に使ったりすると言われているので、先の例えに書いた「毎年1ccずつ」という表現はもっと少ないことになります。それくらいの割合なので百年やそこらで酸素や二酸化炭素の割合が変わるほど大きな変化は起きていない、ということです。 ただし、空気中の二酸化炭素の割合の変化は微少でも温暖化への影響は大きいと考えられています。もし1%単位で割合が変化したら気象への影響はとんでもないことになると危惧されているので、これ以上二酸化炭素を増やさないよう、世界各国で議論されており、その結果として京都議定書やパリ合意など国際的な約束ごとが成立しています。
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- gongorogon
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一定ではなく、安定しているのだと思います。 それは動物と植物の生存によって、今は保たれているに過ぎないのだと思います。 この均衡が崩れれば、生命は絶滅するのでしょう。二酸化炭素は水に溶けるので、海洋微生物が消費してくれているのかも知れません。 いずれにしても、酸素より熱の方が地球生態系には脅威でしょうね。
お礼
ご回答ありがとうございました!
- seble
- ベストアンサー率27% (4041/14682)
必ずしも完全ではありませんよ。 だから森林浴が気持ちいいんだし、深い森で寝込むと深夜酸欠になる場合もあります。 ただ、気流が常に動いていて地球全体がかき回されていますから、大きく違う場所は無いのです。 逆に、気流が流れない、例の洞窟とか、身近なところではマンホールの中などで酸欠になったり、メタンガスなどが溜まって爆発したりする事もあります。 地球全体の空気量が膨大なので、0.01%変化させるだけでも膨大な量が必要になります。自然の状態では何万年もかからないと大きな変化はありませんが、原始地球の大気組成はずいぶん違ったようです。 太陽が狂いなく燃えているという事もありません。 大きな特徴は黒点。あそこは温度が低い、つまりうまく燃えていない場所です。 常に変化していますし、太陽そのものの寿命も言われています。 単に、人間の時間レベルとスケールが全く違うので、感覚で分かる事がないだけです。 地球が回っているとされていますが、あなたはそれを感じる事ができますか? 太陽がグルグル回っているようには見えても、決して、大地が動いているようには思えないでしょ。
お礼
ありがとうございました。
- SPROCKETER
- ベストアンサー率26% (2024/7562)
地球の大気圏は常に一定だったわけではありません。地球創成期は二酸化炭素が主成分で酸素を含んでいませんでしたし、植物が発生した後で酸素濃度が徐々に高くなり、現在にまで至っています。酸素濃度が大きく変化した年代もあります。 大気圧や大気濃度も地球誕生初期に比べると大きく変化しています。最初は金星のように100気圧ぐらいあったようですし、気温も300℃ぐらいあったようです。 現在のように安定した後も大気圏が変わらないのは、太陽風による超高層大気の流失などを考えるとおかしいのですが、地球内部から火山活動によって大気成分が補充されているのが原因のようです。火山活動が止まっている惑星では海がありませんが、海水が地下に浸み込んで失われてしまったのが原因と考えられているようです。 ところで、金星を考えてみると、太陽風は地球よりも金星の方が強く当たっているはずですから、金星大気が地球よりも薄くても不思議ではありませんが、御存じのように500℃、100気圧という高温高圧の世界です。 地球や金星ぐらいの大きさの惑星は重力が大きいので、失われる大気が微々たるものに過ぎず、それが原因と考えるのが正しいようです。
お礼
とても詳しいご説明をありがとうございました!勉強になりました。
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