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sinensisとchinensis

学名で中国という意味で sinensisとchinensisがあるようですが 何かの理由で使い分けているのでしょうか? よろしくお願いします。

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回答No.1

こんばんは。 学名に使われるラテン語の専門家ではありませんが私なりにお答えします。 鳥でいうと、タイカンチョウという、インドシナ半島から南中国に棲むチメドリ科の鳥は、Garrulax chinensisという学名です。これについて、「鳥類学名辞典」(内田・島崎)は、 「中国産の[China + ラ-ensisに属する]」 としています。一方、シロガシラという琉球列島や南中国、台湾にすむ鳥は、Pycnonotus sinensisという学名です。これについて同書は、 「中国産の[Sina、英語China のラテン語化<中国語Chin秦 + ラ-ensisに属する]」 としています。両方にある「ラ-ensisに属する」というのは、-ensisが、ラテン語で「に属する」という意味だということですね。 というわけで、chinensisもsinensisも意味に違いはなく、「中国に属する、中国に生息する」という意味であることがわかります。単純に、両者は同じ意味なのを、chinensisは「英語+ラテン語」という造語で言っているのに対し、sinensisは「ラテン語+ラテン語」で言っているということが異なるだけです。 で、何かの理由で使い分けしているかということであればそれはないでしょう。 たとえば日本語でも、 「グローバル化」(グローバル(英語)+化(日本語)」 「国際化」(国際(日本語)+化(日本語)」 というふたとおりの言い方がある言葉というのはあります。考えてみればわかるとおり、「グローバル化」と「国際化」、どちらを使うかはほぼ趣味の問題というだけで、それぞれの人には何かしらこちらでないとだめだというこだわりがあるかもしれませんが、世の中の共通認識として、前者はこういう時に使うが、後者はああいう時に使う、ということがあるわけではありません。 chinensisとsinensisも、学名を命名した研究者が、たまたまかこだわりかは知りませんが、片方の表記を使ったというだけで、生物学の世界共通にこれとあれは意味や使う状況がこう違う、ということはないと思います。

taiyomomo
質問者

お礼

有難うございます。英語+ラテン語とラテン語+ラテン語の違いなのですね。勉強になりました。有難うございます。

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