製造工程における鋳鉄と合金鋼の隔離・管理について

このQ&Aのポイント
  • 機械製品に使用する部品について、鋳鉄と合金鋼の隔離・管理について疑問があります。
  • 鋳鉄は炭素を含んでいるため、原発等に使用される合金鋼の加工には適していません。
  • また、ステンレス鋳鋼等の溶接補修・グラインダ処理職場と鋳鉄や普通鋳鋼の溶接・処理職場は分けて管理されています。
回答を見る
  • 締切済み

製造工程における鋳鉄と合金鋼の隔離・管理について

 機械製品に使用する部品について、協力会社の方から下記のようなことを聞いたのですが、理由をご存知の方がおられましたらご教示下さい。 ・機械加工において  原発等に使用される合金鋼の加工を主に行っているため、鋳鉄部品の  加工は受けることができない。(鋳鉄は)炭素を含んでいる。 ・鋳物製作において  ステンレス鋳鋼等の溶接補修・グラインダ処理職場は、鋳鉄や  普通鋳鋼の溶接・処理職場と分けて管理(作業)している。  切子や火花、雰囲気を介しての浸炭などを防止する為?と予想しているのですが、如何でしょうか。宜しくお願い致します。

noname#230358
noname#230358
  • 金属
  • 回答数1
  • ありがとう数1

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.1

◎合金(特殊鋼)と炭素鋼(鉄系鋳物)と混在しない理由  原子力部品は、素材,加工,熱処理,検査という、普通の加工部品と違い厳しい条件を要求されます。  例えば、素材ですが、全て加工品毎に成分表(ミルシート)の添付      熱処理では、熱処理線図      検査では、溶接、鋳物問わず、レントゲン検査(巣の有無等)  と言った具合です。 ◎結論  鉄系鋼材・鋳物と混在した場合、鉄粉が飛び、SUS鋼や特殊鋼、合金の表面に付着し、錆びの発生につながります。  原子力では、SUS鋼も316等の高級品を使いますが、付着した鉄のさびを起点として、粒界腐食や応力腐食割れの原因などにつながるからです。  特に回転ハンドグライダー等は、不良の原因になりやすく、鉄をグライダーでかけた後、sus鋼製品に同じ砥石でかければ、間違いなく錆びが発生します。  原子力に限らず、一般の台所シンクやなべ釜のステンレス品を扱うプレス屋さんでも、鉄は一切加工を受けない業者はたくさんあります。  これらの業者さんは、過去に同様の失敗で、痛い目にあっているはずです。もしろん私も経験があります。              

noname#230358
質問者

お礼

ご回答有難うございます。 もらい錆の防止ということですね。海水と接触する部品などでは孔食の起点にもなってしまいそうですね。納得致しました。

関連するQ&A

  • 鋳鉄・鋳鋼製のバルブ本体について

    私は、昨年バルブメーカーに就職しました。 そこのバルブメーカーでは、屋外に鋳鉄・鋳鋼製の本体の素材を 出しており、わざと錆びさせているとのことでした。 それらの素材を使用する前に、ショットを打ち錆びを落とした後、 加工するとのことでした。 なぜ錆びさせているか聞いたところ、以下のように言われました。 ?バルブ本体の内側に圧力が掛かった場合に、分子漏れ(鋳巣より  も更に小さな穴により、微小な漏れを発生すること)を起こす  穴・欠陥を錆びにより塞ぐため。 ?錆びを発生させることにより、鋳鉄・鋳鋼の表面に不動態皮膜  をつくり、それ以上錆びが進行ことを防ぐため。 さらに、『どこのバルブメーカーでも、鋳鉄・鋳鋼の素材を錆びさ せた後、機械加工し使用している。常識だ。』と言われました。 しかし、これらについては、どうしても納得できません。 本当に、鋳鉄・鋳鋼を一旦錆びさせると錆びの進行を遅らせる事が 可能なのでしょうか? 分子漏れを防ぐことが可能なのでしょうか? また、バルブメーカーではこの方法が常識なのでしょうか? ご回答のほど、よろしくお願いいたします。

  • 鋳鉄材の溶接

    鋳鉄材(FC20等)をフライス加工中、鋳巣が発生し溶接にて穴埋めを行っていますが、溶接部が硬化してしまい、後の加工に支障をきたしています。溶接部を硬化させずに処理する良い方法はないでしょうか。

  • 鋳鉄(FC250)の応力除去

    現在精密検査関係の設備を設計しているメカ設計者です。 2本のリニアガイド(市販)の下面にベッドと称して鋳物を メインフレームにネジ止めしようと考えています。 いわゆる「デンスバー」「マイティバー」を使用する予定なのですが 某社に問い合わせるとFC250相当の普通鋳鉄であれば、応力除去せず 引き抜き材を機械加工しそのまま使われるケースがほとんどだとの ことでした。 一般的に鋳鉄は内部応力消しに焼鈍やエイジング(枯らし)をする と思うのですが・・・ 工作機械でもその様なことはしないということで驚いている次第です。 理論的にはどれが正しいのでしょうか。

  • 鋳鉄の見積

    鋳物についての素人です。 今精密機械の架台に鋳物を採用しようと考えています。 幅2.3m×奥行き4m×高さ1m 重さが5t程度を想定しています。 天板面にXYテーブルを組み付けるため取り付け面の平面度を30μm で仕上げることを考えています。これを見積もしくわ査定する場合 どのように積み上げ計算すればよいのでしょうか? (材料費 1Kg ?百円,加工費 ?円) また製缶品では溶接後に焼鈍しますが、鋳物の場合は焼鈍したりするので しょうか?

  • 熱処理について

    鋳鉄の熱処理について、わからない事があり、投稿しました。 端的に質問します。 ねずみ鋳鉄(FCD450)の部品を浸炭焼入した場合、寸法は伸びますか?縮みますか?

  • FCD(ダクタイル鋳鉄)内部応力による歪み

    ダクタイル鋳鉄で厚み10mm程度の板材のような形状を鋳造し 片面をシェーパーやフライスなどで加工したとこと、 加工面が内部応力の開放ににより凸方向に反る推測をしていましたが、 凹方向にに反る様な現象になりました。 コスト上、焼きなましなどの熱処理をせずに加工平面度を出せる方法を 模索中です。 このような経験のある方や、鋳物や加工の専門家の方、対処法を含め 是非アドバイスをよろしくお願いいたします。 鋳物は鋳造します。(購入ではありません) 寸法は700×500 t10の板状のようなものです。 加工部寸法は320×200 よろしくお願いします。

  • 鋳鉄製品の防錆について

    お世話になります。FCDやFCの鋳鉄製品の表面に極々小さなパターンの機械加工を施した後にさび止めをしたいのですが、どんな方法、材料があるでしょうか。パターンの深さは20~30ミクロンくらいです。何かでメッキ?ブラックシール?単に塗装という手もありますが剥がれてもらっては困ります。このサイトを拝見するとアルマー処理というキーワードを見つけましたが、他にはないのかなと思い投稿しました。 よろしくお願いいたします。

  • SUS・合金の応力除去焼きなまし(アニール)の設…

    SUS・合金の応力除去焼きなまし(アニール)の設定条件 まったくの度素人です。弊社の指示ミスで650℃の温度でアニールをして しまい、鋭敏化したSUS303を使用して切削加工した製品をお客様に納め、 応力腐食割れを起こしてしまいお客様に迷惑をかけた経緯があります。 それ以来アニール処理が怖くなり今は控えています。しかし製品の精度を守る為にどうしても必要な処理として位置付けています。私どもの設定条件は 炭素鋼・工具鋼・鋳鉄が600℃。オーステナイト系SUSが450℃。マルテンサイト系が600℃。黄銅が360℃(2hr)。リン青銅が250℃。A5052,5056が280℃。 ジュラルミン系、ダイキャスト、鋳物が230℃。チタン合金が550℃。低熱膨張合金が330℃(3hr)です。カッコ以外は全て1hrで、全て放冷です。 この条件が適正なのかが判断できないでいます。もし適正であるようでしたら、何故この条件になるのか設定温度の事だけでもかまいませんので教え て下さい。又SUS(オーステナイト系)を除いた金属全てがアニール処理 により鋭敏化は起きないのでしょうか。ある熱処理の文献にアルミ合金も 粒界腐食が起きると書いてありました。強度低下や腐食の進行なども 気になります。 宜しくお願いします。

  • FC200の一般的な不良率と価格は?

    私の職場ではFC200とFCD500の鋳物を購入し、機械加工して使用する部品が多いのですが、巣やチルなどの鋳物不良の多さに困っています。部品の形状や重量にもよるのでしょうが、鋳物の一般的な不良率はどの程度なのでしょうか?鋳物は国産。形状はそんなに複雑ではありません。注文のロットは5から50ぐらい。型は主に木型。手ゴメも機械ゴメもあります。重量は5Kgから1,000Kg程度までさまざまです。又、最近のFC200,FCD500のKg単価はどの程度なのでしょうか?(国産と海外)

  • アルミ合金の表面処理

    お世話になります。 ステンレス(SUS304 鏡面バフ仕上げ)部品の一部を重量低減の目的でアルミ-マグネシウム系合金(A5000系)に変更したいと思っております。 1、ステンレスと同等の鏡面仕上げ(色合いが重要)をする為にはどんな表面処理をすれば良いでしょうか?食品に触れる場所なので有害性も考慮しなければなりません。 2、また、ステンレスとの溶接の相性は強度等問題ないでしょうか?(溶接には専門的な特別な技術が必要か?)