- ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:組織観察から耐熱合金の浸炭深さを計測できるでしょ…)
組織観察から耐熱合金の浸炭深さを計測できるでしょうか?
このQ&Aのポイント
- カーボン材料合成炉の炉内冶具に耐熱、耐浸炭効果のある合金の使用を計画しています。
- これらの合金の試験片を実際のカーボン材料合成雰囲気に曝露し浸炭深さを調査すること考えておりますが、実際に顕微鏡組織観察から浸炭深さを知ることが出来るのか?について、知見のある方に是非お聞きしたいと思い投稿しました。
- 分析機器による深さ方向定量が一番確実ですが、組織観察で比較する方向で進めようと考えております。しかしながら、実際に研磨及び腐食により組織を現出させた経験が無いため組織観察ついての経験及び知見を有する方に是非ご教示頂きたく思っております。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
noname#230359
回答No.2
・浸炭状況は一度EPMAなどで分析し,その組織形状がわかれば,断面マクロ観察のみでもわかると思います.エッチング液は村上液などが有名です. ・インコネル系であれば,浸炭すると場合によっては常磁性体から強磁性体へと変化します.測定機は,フェライトインジケーターやフェライトスコープなどがあります(磁性検査).簡易checkではホワイトボードに使う磁石でもよいと考えます.
その他の回答 (1)
noname#230359
回答No.1
浸炭が進行すると Cr-炭化物が生成され、これが結晶粒から弾き出されて Ni と Cr とが完全に分離した、健全な合金組成と比較すると全く異なった 組織が観察されるでしょう。 顕微鏡でも明瞭に判別できますが、経験では蛍光X線やMICRO-ANALYSER が 浸炭影響をより明瞭に観察できるでしょう。これ等は工業試験場に依頼すれば、比較的安価に利用できるのではと惟います。
質問者
お礼
知見をご教示頂き有難う御座います。 表面近傍の浸炭層と基層の明瞭な違いが確認できることが判りました。 depth profileを正確に知る方法としてグロー放電分光分析等があると 別件で以前調査したことがありましたが、蛍光X線分析等を工業試験場 へ分析依頼が出来ることは知りませんでした。ためになる情報有難う 御座います。
お礼
大変勉強になりました。有難う御座います。腐食液は目的に応じて多種あるので、その選定に難儀していました。村上試薬は蒸留水100ml,10g水酸化カリウム,10gフェリシアン化カリウムで調整してみます。磁性の変化を生じる点は恥ずかしながら知りませんでした。貴重な情報を有難う御座いました。