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鋳鉄の応力除去についての疑問
- 現在精密検査関係の設備を設計しているメカ設計者が、鋳鉄の応力除去についての疑問を抱いています。
- 鋳鉄には応力除去のために焼鈍やエイジングが行われる一方、某社に問い合わせると、FC250相当の鋳鉄は応力除去せず使用されることがほとんどだと言われたため、驚きを感じています。
- メカ設計者は、工作機械においても鋳鉄の応力除去が行われないのが一般的なのか、それとも応力除去が必要なのか理論的な根拠が知りたいと思っています。
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工作機械メーカーのものです デンスバーを焼鈍する事は余り有りませんが、精度を要求される場合は焼鈍する事も有ります 焼鈍するケースとしては 板状で精度を要求する物、精密測定器の部品などがありますが ネジ止めする程度のもので有れば、気にする必要は無いと思います
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デンスバーもマイティバーも有る意味では「鋳物の偽物」と言えます。 例えば、型に鋳込んで作る鋳物は組織が年輪状で湯を鋳込んだ形状に強固に作られますが、デンスバーはバウムクーヘン状に組織が作られている為に高周波焼き入れをすると表面の組織がボロボロと剥げてきます。 また日本の工作機械が枯らしを行わないのは、日本の大手ユーザーの機械の交換サイクルが欧州の工作機械に対する思想と大きく違うからだと個人的に思っています。 一つの装置を20年或いは30年と長期で使う事を考えれば、機械加工後の焼きならしは必要な作業だと思います。
お礼
有り難うございます。 確かに設備の償却を20年で考えることは稀かもしれませんね。 当方も一般の寿命計算などはやはり10年を目安にしています。 市販メーカでは2年と言われたことも有り意識の違いを感じました。 組織的に違いがあるとは認識していませんでした。 その辺りメーカに確認してみます。
メインフレームはどんな材料でどんな構造でしょうかただ貼り付けるのならどれが枯れるか?どちらの強度があるかです。有名な放電加工機でも本体ベースがアングルに鉄板ねじ止めってのがありますから、 また正反対に牧野ではにユーザー使用のいわば中古機-枯しがすんだ-をオーバーホールして高精度仕様にして再販?することもあるようです。
補足
ご教示有り難うございます。 メインフレームは100角パイプに目板を溶接し低温焼鈍、ショットブラストを施し残留応力対策を予定です。 このメインフレームが正にベースとなって基礎にするつもりです。 ただネジのずれや万一ネジを外すことが有った際に・・・ と想像し悩んでおります。 よろしくお願い致します。
市販のリニアガイドは取付面の真直度が良くないため、取付側にある程度の 剛性がないと変形をおこします。 また、取り付ける際にはトルクレンチを使って締めるなどの配慮をした方が 良い結果が得られるかと思います。
お礼
有り難うございます。 確かにLMレール単体でなく、今回のデンスバー基準面に押し当てクランプをする予定です。あまり強くネジを締めるとやはりダメみたいですね。 当方もレールのネジをハーフピッチとしネジ締め力を軽減するようにしたいと思っています。
ウチノ鋳物担当者に 聞いた話 なのでツッコミは無しと言うことで 簡単に言いますと急激に冷やさないと内部応力は発生しにくいと言う事です 湯を入れどの段階で型をバラスかで決まるようです 例えば入れてばらせるようになったらすぐにばらすのか そのままで冷えるまで待つのかって事です。 うちは工作機械屋じゃないので そちらの業界はどうかはわかりません デンスバーは ・・・自己焼鈍効果・・・のようです http://www.kogi.co.jp/I-seihin/dnb/Idnbseizo/Idnbseizo.html デンスバーはそのまま機械加工のJIGなどによく使いますが後で精度が狂ったという 経験は無いです。
お礼
早速の御回答有り難うございます! 実績でご教示いただけると心強いです^^ 確かにメーカHPの技術情報ではそう記述されていますね。 ただ疑問なのはデンスバー、マイティバーのメーカ担当 の方が片や「不要」片や「するケースも有り半々」という あまりきちっと回答が得られかったことです・・・
お礼
有り難うございます。 工作機械ご担当の方のアドバイスはすごく参考になります。 今回単品での精度も検討しておきたく、悩んでおりました。 参考になります。