3価クロムメッキの加熱とふくれについて

このQ&Aのポイント
  • 3価クロムメッキ処理した部品を加熱すると、メッキ表面にふくれが発生する問題が発生しています。
  • 加熱処理条件の温度管理に不備がなく、加熱前の部品にはふくれがないことから、メッキメーカーの生産工程に要因がある可能性があります。
  • また、加熱処理条件がメッキの密着性を劣化させ、耐蝕性能を低下させる可能性もあります。
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3価クロムメッキの加熱とふくれについて

材質SPCCに3価クロムメッキ処理した部品を購入し、接着工程のため加熱処理をいたします。弊社定期試験時には問題はなく、継続して生産しておりましたが、今回素材部メッキ表面にふくれが発生いたしました。早速、メッキメーカー殿へ問い合わせをしたところ詳細な説明がなく「加熱されるとふくれがでる」「温度管理に不備がある」との回答がありました。弊社の設備を確認いたしましたが、日常点検同様に温度異常はありませんでした。確認中においても継続してふくれが発生しています。(加熱前品にふくれはなく加熱後品のみふくれがでる)発生頻度等よりメッキメーカー殿生産工程に何らかの要因があると推測しております。それとも下記加熱処理条件程度にてメッキの密着性が劣化し耐蝕性能も低下してしまうのでしょうか?メッキ処理については情けないのですが耐熱温度等の専門的な知識・データがなく困っております。現在専門の分析業者に依頼検討中ではおりますが、事前の情報収集のため素人質問にて大変恐縮ではございますが、ご教授のほど宜しくお願い申し上げます。 加熱温度:170℃ 加熱時間:10分間 発生頻度/メッキロット:5%程度

noname#230358
noname#230358

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noname#230359
noname#230359
回答No.2

170℃、10分で膨れるのはまずいですね。 JISの密着試験では、製品の物温が200℃になってフクレが出ないことになっています。 まず、膨れる箇所に規則性がないかを調査します。 規則性がある場合は、素材的な要因(ピンホール、応力等)の可能性も考えられます。 規則性がない場合は、めっきの問題でしょう。 膨れる要因は前処理だけではなく、めっき液の問題も多々あります。 (めっきの組成、不純物蓄積量、有機不純物等)

参考URL:
http://www5a.biglobe.ne.jp/~hk888/
noname#230358
質問者

お礼

早速のアドバイス有難うございます。調査いたします。 今後とも宜しくお願いいたします。

その他の回答 (2)

noname#230359
noname#230359
回答No.3

私も以前、装飾部品で6価クロムメッキのふくれで随分苦労したことがありましたが、まず、SPCCの素材の表面状態は変わってないですか(材料メーカーが変わっても影響あることがあります)素地ピンホールが多いと膨れの原因になります。どのような形状かわかりませんが、加工後のバリ取りでバレルなどを使用していると、表面にそのバレルのメディアが付着して洗浄でうまく取れなく膨れの原因になることがあります。前処理条件が変わっていませんか、素地ピンホールの問題でしたら下地にレベリングがいい硫酸銅メッキをするといいかもしれません。

noname#230358
質問者

お礼

アドバイス大変有難うございます。そうですね、素材の確認も致します。 参考にさせていただきます。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

たしかに、加熱されるとフクレが出ることもあります。 しかし、170℃-10分でふくれるのは、いささか問題です。 JISハンドブック表面処理を見ると密着性試験方法が載っています。 ただ、JISの規定は規定としての一例なので、あくまでも御社での 受け入れ条件で問題があれば問題でしょう。 あとは、御社とめっき加工業者とで試験条件が過剰でないかどうかな どを話し合われることが必要と思います。 フクレが発生する原因としては、素材の前処理不良などがあげられます。

noname#230358
質問者

お礼

早速の回答大変有難うございます。調べてメッキメーカー殿と打ち合わせいたします。

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