タングステン先端形状とアークの広がり

このQ&Aのポイント
  • タングステンの先端形状は溶接の安定性に影響を与えますが、鈍角と鋭角ではアークの広がりが異なります。
  • 試験によると、タングステンの先端形状が鈍角でも鋭角でも溶接形状に大きな違いは見られませんでした。
  • なぜタングステンを尖らせると溶接が安定するのか、理由はまだはっきりとわかっていませんが、先端形状によるアークの制御が関係していると考えられます。
回答を見る
  • 締切済み

タングステン先端形状とアークの広がり

教えてください。 弊社自動溶接機でSUSをTIG溶接を行っております。 TIGで使用するタングステンの形状についてですが、 『先端形状は鋭角に尖らせた方がいい』 とネットで調べたら出てきます。 しかしながら、形状が鈍角の場合と鋭角の場合で、アークの広がりがどう違うのかそこまで言及しているページを探すことが出来ませんでした。 弊社でもタングステンの先端形状及び母材とのベストな距離を探っておりまして、試しにタングステンが鈍角な場合と鋭角な場合とで、溶接形状を比較してみたのですが、あまり違いは見られませんでした。 なぜ先端を尖らせればよいのか、どのように溶接が安定するのか・・・ もしご存知の方がいらっしゃいましたらご教授下さい。 また、文献等ありましたら教えてください すみません、追記します。 MILDさんとライズさんに回答してくださいまして、本当に感謝しています。 ライズさんのご説明と、MILDさんが貼り付けていただいたURLとで 矛盾(この言い方には語弊があるかもしれません)に困っています。 MILDさんのURLには 鈍角にすると、アークが集中 とありますが、ライズさんの文章には 鈍角にすると電流の幅が広くなる とあります。 私も全く無知なので、電流とアークが異なるものなのかわかりません。 お忙しいところ恐れ入りますが、ご教授いただきましたら幸いです。

noname#230358
noname#230358
  • 金属
  • 回答数2
  • ありがとう数1

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.2

薄板を溶接する際は、鋭角に削り(約60度) 厚板を溶接する際は、やや鈍角(約45~50度)にしています。 低電流で溶接する時には、鋭角にしてやるとビートが安定します。 削り角度と電流の幅は比例するので、鋭角にすると電流の幅は 集中し、鈍角にすると電流の幅は広くなります。 溶かし込みを優先したいのなら鋭角。 ビート幅を広げたいなら鈍角。 ただ板厚にもよります。 高電流で鋭角にすると電極の持ちが短くなってしまいます。 失礼しました。実際に電極角度を計測して反対の 角度を明記してしまいました。 鋭角(30~40度)の間違いでした。 確かに教材とは反対の説明になりますね。 私は実体験よりコメントさせて頂いたので 実際には勘違いしているのかもしれませんね。

noname#230358
質問者

お礼

『耳からうろこ』の情報、どうもありがとうございます。 無知で恐縮なのですが、ご説明いただいた削りの角度について、 60度の方が鈍角ではないかと思うのですが、この度数は普通の角度とは また違うのでしょうか?

noname#230359
noname#230359
回答No.1

研ぎ方によって広がりが変わります。(URL参照) 溶接士に電極を見せてもらいましたが、60°位でした。 同じ厚さのものを溶接するとしても、人によって多少 違うそうです。(職人の領域ですかね・・・) ↓こちらのほうが解りやすいですかね。 http://www.sanpo-pub.co.jp/omoshiro/freshman/post_389.html 溶込み深さを決定する要因 http://www-it.jwes.or.jp/qa/details.jsp?pg_no=0070040100 ご参考下さい。

参考URL:
http://www.okayasanso.co.jp/article/13153183.html

関連するQ&A

  • TIG溶接の際にタングステンが溶けないのは何故か。

    TIG溶接時にアークを発生した際の熱はタングステンの融点よりも高い筈なのに何故タングステンは溶け無いのでしょうか? TIG溶接をしていて疑問に思いました。 詳しい方、どうか御教授お願いします。

  • TIGアーク溶接についての質問です

    TIGアーク溶接に関して質問させていただきます。 一般的なTIG溶接となると、TIGアークにより母材(ここでは一般的な鋼材)を一旦溶解し、そこへ溶加棒などを溶かし込む、という方法だと思います。 今回は溶加棒を使わず、TIGのアークのみを鋼材に当てた場合、母材はどのようになるでしょうか? 具体的には、 ・アークをあてた後の母材の形状はどうなるか? (凹ができる?元の母材形状と同じ?) ・アークをあてた後の母材の材料特性はどうなるか? (脆性になる、割れるなどの問題は生じるか?) ・アークをあてた後の母材の強度特性はどうなるか? (元の母材と強度特性は変わるのかどうか?) 以上です。 溶接に詳しい方、宜しくお願いします。

  • タングステンから出る高周波の不安定原因は?

    知識のある方、よろしくお願いいたします。 TIG溶接機にて溶接加工をする際、 最初にアーク放電を発生させるためにタングステンから出る高周波が時々不安定になり、 トーチスイッチを押したままですと、高周波が暴れるような様子になります。 そのまま、アークを発生させた場合、溶接ポイントから外れてしまいますし、 クレーター無しでの点付けをする場合には、アークが綺麗に発生せず、点付けそのものが出来ない場合があります。 これは、どこに原因があるでしょうか。 タングステンの研ぎ具合や、コレットの劣化でしょうか。

  • TIG溶接の再スタート性について

    TIG溶接において、溶接直後のタングステンがまだ赤い状態のまま、別の箇所の溶接をする際、アークスタート時の母材の溶けが悪い様に感じます。 (熱が下がってからのアークスタートでは問題ありません) タングステンが熱で赤い状態のままアークスタートをすると、アークの集中性が落ちたり、電流が不足するといった事はあるのでしょうか?

  • タングステン研磨機の粒度

    タングステン研磨機について質問させていただきます。 Tig溶接機を今回初めて導入しました。全くの初心者です。 いろいろ調べているとタングステン電極棒の先端管理が重要だと知り、 タングステン研磨機の購入を考えております。 機種は 株式会社ムラタ溶研 MT-10M です。 http://www.mwl.co.jp/products/turbo/products11.html この機種の研磨ホイールは標準で#170が装着されているのですが 希望で#100#300#400#600の選択が可能と言うことです。 先端は出来るだけ綺麗な方が良いと言う記事を見たので #600にしようかなと思ったのですが、機械屋さんにすぐに消耗しホイールが ダメになるよといわれました。 電極棒の太さは1.6mm、2.4mmがメインです。 アークを良い状態にするには、どれくらいの粒度のものを選べばよいのか アドバイスの程よろしくお願いいたします。

  • アーク溶接上手な仕方について

    仕事柄、主に配管固定をするときにTIG溶接でアングル等を つけることがあり、 TIGのほうはなんとなくコツを掴んで来たのですが、 アーク溶接は、ごくまれにしか使わず、講習も5年位前に受けた記憶がありますが、忘れてしまってて なかなか、肉が均一にもれなくて、穴が開いたりしてしまい 上手な方法教えてもらえればと思います。 あと通常棒は左から右に動かすのでしょうか? 上下方向につける場合、どうしても肉がたれてくるのですが、うまくつけるにはどうすればいいでしょうか?

  • ステンレスの溶接

    ステンレスのTIG溶接で溶接棒を入れるとスチールと違って 棒が上手く盛れません。 わかったのはアークの真下に溶接棒を早くいれる、溶接 スピードを上げるということですが上手くいきません。 熟練工の先輩は簡単にやってしまいます。 電流を下げると盛れますがそれは溶けた棒が乗っているだけ とNGと言われました。 アドバイス頂けると助かります。

  • 溶接について

    鋼材の内角のTIG溶接が苦手です。 上から見て、上から下に平行に溶かしていきますが タングステンが母材に途中で付いてしまうか途中で 溶けていない所ができて見た目がよくありません。 タングステンを短めに出してトーチを母材に当ててしまえば 良いですか? そうするとタングステンが母材から離れるので今より電流を 上げることになります。  もしくは今より電流を上げて溶かすスピードを上げれば良い でしょうか? 上げすぎると薄板の曲物だと穴があいてしまいます。 アドバイスお願い致します。

  • 溶接ひずみについて

    ある人に「溶接ひずみを小さくする為にTIG溶接をしている」言われました。 アーク溶接にはMAG、MIG、TIGとありますが 軟鋼板、ステンレス等を溶接する場合、 溶接ひずみに差はあるのでしょうか? どの溶接法も母材と電極間にアークを飛ばしているので 入熱としては同じ為、熱ひずみも同じような気がするのですが・・・・ あと一般的には電源もガスも安いMAGを使うと思いますが MIG、TIGを使うケース、メリットも併せて教えてください。

  • アルミのTIG溶接を始めたばかりですが、やり方が…

    アルミのTIG溶接を始めたばかりですが、やり方が分かりません ステンレス加工の職人ですが、アルミのTIG溶接を始めました。ステンとは勝手が違ってやりにくいです。特に棒の持って行き方が分かりません。棒をタングステンの先に持って行くと、はじかれて丸くなってしまって、ステンのようにうまく溶融してくれません。電流の強さとかも分かりません。ナメ付けでは、ローパルスで75Aくらいにしてやると上手く行くのですが、棒で隙間を埋める作業が上手く行きません。アルミの種類によって溶棒も違うと聞きましたが、主に手摺りなどのアルミを溶接します。アルミの溶接は全くの初心者で、ステンとは違った知識が必要かと思いますが、色々具体的に教えていただければ助かります。