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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:ガス窒化とガス軟窒化の効果)

ガス窒化とガス軟窒化の効果

このQ&Aのポイント
  • ガス窒化とガス軟窒化は異なる鋼材に適用される
  • ガス軟窒化は処理時間が少ないが、表面硬度に変化はない
  • ガス窒化とガス軟窒化は化合物層を生成するが、適用する鋼材によって効果が異なる

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.1

かなりの期間、回答が無いようなので答えさせて頂きます。 1.回答   基本的にガス窒化とガス軟窒化では硬化層となる析出物、結晶構造が異なります。SKD、SCMにガス軟窒化を施すとガス窒化とは異なる結晶構造が硬化層となります。両者は結晶構造が異なりますから耐磨耗性などの特性は変化します。   経験的に申し上げますと、ガス窒化かガス軟窒化かの選択であれば、ガス軟窒化を勧めます。なお、窒化にこだわるのであればイオン窒化を勧めます。以下にその理由を記します。 2.理由   ガス窒化は鋼材中のAl、CrなどNが結合し、窒化物を析出することで硬化層を形成します。ですからガス窒化をSPCなど5成分のみを含有している鋼材の処理に適用しても硬さは変化しません。   一方、ガス軟窒化は硬化層として前述のAlN、CrNなどの窒化物を析出は生じますが、硬化層の主はFe2~3Nです。イオン窒化はスパッタの効果によりFe2Nを析出します。   一例として、S45CとSACM445にガス軟窒化を施すと最大で800HVと1200HVのように差異が生じます。この差異が、AlN、CrNなどの窒化物の硬さだと判断して頂ければ良いと思います。

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