三価クロムめっきと六価クロムめっきの比較

このQ&Aのポイント
  • 三価クロムめっきは六価クロムめっきにとって代われるのか?
  • 装飾用三価クロムめっきプロセスの最近の進化について
  • 装飾用三価クロムめっきと六価クロムめっきの比較
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三価クロムめっきは六価クロムめっきにとって代われ…

三価クロムめっきは六価クロムめっきにとって代われるのか? 硬質クロムめっき分野においては商業用の三価クロムめっきプロセスは売り出されていませんが、装飾めっき分野では何社か実際に使用されているようです。 かなり以前に装飾用三価クロムめっきプロセスは、めっき皮膜の色が装飾用六価クロムと違う為に実際に使用できるものではないということを聞いたことがありますが、最近のプロセスはその点についてはどうなのでしょうか? 又、それらのめっきプロセスは装飾用六価クロムめっき皮膜が持っている諸特性と同等以上なのでしょうか? 若し、劣っているところがあるとしたら、それは何でしょうか?

noname#230358
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noname#230359
noname#230359
回答No.6

http://www.nejinet.com/chromium.files/frame.htmに6価クロム・3価クロムメッキの比較及びメッキ工程が有りますが。 弊社では外観部品用3価クロムメッキ諸問題が未だ対処出来ないために、Sn+Ni+Cuにて代替メッキ承認得て下り、2000年より量産致して下ります。

noname#230358
質問者

お礼

有難うございました。 頂きました回答が、「亜鉛(合金)めっき上の3価クロメート」と「(装飾用)3価クロムめっき」を見事に混同している例であると言えます。 この様な間違いが非常に多いことが加工者側にとって、この3価クロム問題をより複雑にしている原因であると言えます。 3価クロムめっきと3価クロメートは全く違う処理方法であることを加工委託する業者も理解し、又、その様なプロセスを販売している業者もこの違いをはっきり理解する・させる事が先ず重要なステップであると言えます。 従来使用されていた6価クロムめっきに求められていた特長が、試験をしたところ、Sn+Ni+Cuめっきにて代用出来たために承認が降りたのだと思います。それば、硬度、耐食性、耐摩耗性、すべり性、耐変色性、離型性、耐油性等々内のどれかの性能であって、全ての面で6価クロムがもっている性能を超えたものとは言いにくいと考えられます。

noname#230359
noname#230359
回答No.5

http://www.nejinet.com/chromium.files/frame.htmに6価クロム・3価クロムメッキの比較及びメッキ工程が有りますが。 弊社では外観部品用3価クロムメッキ諸問題が未だ対処出来ないために、Sn+Ni+Cuにて代替メッキ承認得て下り、2000年より量産致して下ります。

noname#230359
noname#230359
回答No.4

私見ですが。 >こうなると装飾分野は今年一杯或いは来年3月末までに、殆どのめっき専業者が3価クロムめっきタンクを用意する方向に行く勢いですね。 装飾も硬質も皮膜中には6価クロムが入っていない訳ですから、処理の現場だけの環境問題になります。確かに、危険な物質を使わずに加工した部品で作り上げた製品のメーカーである…と言うのは、最終製品の売り手には強みでしょうが。 実質的な3価クロムめっき液の良いものがなく、物性も低下し、6価クロムとしての環境問題はないにしても、3価クロメートで生じた排水処理問題は同様な懸案となってしまいそうです。 よって、私は3価クロムめっき液への転換は、5年程要すると考えています。 >そう言った意味ではやはり、3価クロムめっきが装飾6価クロムめっきの代替候補ナンバー1というところでしょうか? 今のところは何とも言えないでしょう。技術的なブレイクスルーがあればいいのですが。 そもそも、最終ユーザーが光沢クロム色を望むかどうかになっています。 自動車のバンパーは樹脂に変わってしまったし、カラーバリエーションの多いアルマイト着色やカラーの電着塗装という方法もあります。 10年ほど前の話になりますが、米国での6価クロムミストの大気放出が問題になって、硬質クロム全廃か?なんて話になりましたが、スクラバーの設置とミスト防止剤の使用の義務付けに落ち着いたようです。 また、日本では排水規制の強化によってカドミウムめっきがほとんどなくなりましたが、米国で減りつつあると言ってもまだまだ健在ですし、航空機関連は必須だと言う例もあります。

noname#230358
質問者

お礼

有難うございました。 ご指摘の通り、現在の3価クロムめっきへの移行ブームはあくまでも「危険な物質を使わず加工した部品で作り上げた製品・・・」とのイメージを持たせることが商品の販売戦略上、或いは企業イメージ上プラスに働くであろう事を想定した動きであることが大きいと考えられます。 そう言ったイメージが、デザイナーが要望する商品の個性化の観点から、従来使用されてきたクロム色=6価クロムでは飽きてきている側面が大きいと考えられます。 但し、じゃあアルマイト着色やカラー電着塗装は、果たしてクロムめっきの代替処理として使用出来るのか?・・・ある程度までは許容出来るでしょうが、例えばバンパーやフロントグリルであれば、小石がはねてぶつかるチッピング時に塗装が剥げて下地がむき出しになったりする問題は回避出来ないでしょうね。 やはり、種々考慮すると、3価クロムめっきも全ての面ではまだまだ6価クロムに変われるものではないでしょうけども、やはり一番近い代替処理方法であると言えますね。

noname#230359
noname#230359
回答No.3

やはり色や耐食性の問題などがあり、なかなか三価も難しいようです。 クロムではなく、Sn-Co合金めっきが比較的六価のクロムに近い色 を出すので試しているところもあるようです。耐食性もそこそこ。 六価のクロムに性能面で匹敵するようなめっきがあれば、取って代わ るでしょうが現状ではまだまだといった感じです。 作業者の安全を考えると、将来的には六価のクロムは廃止されるか厳 重な取り扱いのもと使用されることになるでしょう。

noname#230358
質問者

お礼

有難うございました。Sn-Co合金めっきも装飾クロムの代替候補の一つといえますが、耐食性の問題からめっき後にクリアー塗装しないと耐食性が出ないとか、外観は6価クロムめっきと異なるものであるとか、耐摩耗性、硬度が全く相手にならないとか、やはり色々な問題を抱えているようですね。 そう言った意味ではやはり、3価クロムめっきが装飾6価クロムめっきの代替候補ナンバー1というところでしょうか?

noname#230359
noname#230359
回答No.2

硬質クロム代替の三価クロムプロセスは現在、市場には出ていないようです。理由は耐食性及び耐磨耗性が6価(硬質)に比べ劣る為です。 硬度については6価と同等のHv700前後を出せるのですが、耐摩耗性が6価に比べ劣ります。これは析出したクロムの結晶構造の違いによるものです。 耐食性低下については厚付けした場合に発生するクラックの問題で耐食性が低下します。(数μmの膜厚で貫通クラックが発生) 外観については6価は青白い光沢で有るのに対して3価はステンレス色に近い外観です。また黒味を帯びたプロセスもあります。

noname#230358
質問者

お礼

有難うございました。確かに、硬質クロムにおける6価クロムの優位性は3価クロムめっきを含む他のプロセスにおいてまだまだ取って代われるものではないと思われます。 膜厚が0.5ミクロン以下の装飾めっき分野においては、ある薬品メーカーさんの話では既に自動車の内装、外装部品を初め、携帯電話、水洗金具、アルミホイール、デジタルカメラ等の実績があり、使用会社件数も数百件に上っているとの事です。 こうなると装飾分野は今年一杯或いは来年3月末までに、殆どのめっき専業者が3価クロムめっきタンクを用意する方向に行く勢いですね。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

6/16付け日経朝刊九州経済欄に、緒方工業(熊本市)が、六価クロムと同等あるいは、それ以上の耐食性を酸化クロムで実現したという記事が載っていました。 以下の緒方工業のHPをご確認下さい。 http://www.ogic.ne.jp/

noname#230358
質問者

お礼

有難うございました。ホームページを拝見致しました処、亜鉛若しくは亜鉛合金めっき上の三価クロメートについての記事でした。 最近の傾向ですが、クロメートとめっきは別物であるために、これらを分けて考えないと訳が判らなくなるようです。 今回お聞きしたいのはあくまでも三価クロムめっきについてです。

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