クロム酸処理の耐溶剤性は?

このQ&Aのポイント
  • アルミ(A5052)を形状加工した後、クロム酸処理を施します。主に防錆を目的としています。
  • 純水洗浄とアルコール浸漬の後、自然乾燥すると「ねっとりとした残留物」と「形状通りの跡」が残る問題があります。
  • アルコールに耐性のあるクロム酸皮膜だと考えられますが、他の原因も考えられます。
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クロム酸処理の耐溶剤性は?

アルミ(A5052)を形状加工した後、クロム酸処理を施します。(アルカリ脱脂→表面活性化→中和→クロム酸処理) そもそも塗装の下地作りではなく、主に防錆を目的としております。 これらを使用の段階でさらに純水洗浄し、アルコールに浸漬した後、約2日間自然乾燥させたところ、個々の物の重なり部分に「ねっとりとした残留物」と、「(茶色く薬品焼けしたような)形状通りの跡」が残ってしまいます。 自然乾燥であるために、揮発しきれないアルコールの影響ではないかと考えておりますが、クロム酸皮膜がアルコールに耐性がないとも思えませんし、ならば他の原因は何なのか? も本当のところが良くわかりません。 どなた様か、知見がございましたら御教授ください。

noname#230358
noname#230358

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noname#230359
noname#230359
回答No.1

クロム酸処理は、クロメート液が犠牲陽極として作用する為に防食効果があるとされています。したがって乾燥大気中ではクロメート液の流出は無いものの、水分があるところでは容易に流出するものと理解されます。流出するからこそ、犠牲陽極になりえるわけです。 質問ではアルコールの自然乾燥に2日を要したと読み取れますが、その間、水ではないにしろ湿潤環境にあったことから、クロメート液が染み出した可能性があると思います。 しかもものの重なりあった所で認められたとありますので、蒸発が妨げられ、長時間湿潤環境にさらされた所で促進されたものと思います。 参考に留めて頂ければと思います。

参考URL:
http://www2.odn.ne.jp/~aeg12730/plate/crom.htm
noname#230358
質問者

お礼

早速の御回答ありがとうございます。 つまり、「残留物」は「アルコール+クロメートの成分(のような物)」で、「形状通りの茶色の痕」は「電気腐食」の結果であろう、というイメージでよろしいでしょうか? クロム酸皮膜は、アルコールで拭き取る程度では除去できないものと考えておりましたが間違いでしょうか? それとも「浸漬」には耐えられないということでしょうか? よろしければ引き続き御教授頂けますでしょうか?

その他の回答 (1)

noname#230359
noname#230359
回答No.2

クロム酸皮膜自体はそれほどやわな物ではないと、認識しています。ただ、浸漬しているとどんどんクロメート液が流出していくのだと理解しています。 困ったことにそれがどの程度の速さを持っているのかについて、データを持ち合わせていません。ただ、産業廃棄物として捨てられた物から六価クロムが流出するという公害が問題となっているので、ある程度の速さで抜けていくのは確かだと思います。

noname#230358
質問者

お礼

度々の御回答ありがとうございます。 また、お礼が遅くなり誠に申し訳ありません。 結局は、水にせよアルコールにせよ、長時間の湿潤環境には耐えられないという事かと思います。 さて、恐れ入りますがもう少しだけ御教授頂けますでしょうか。 ?重なり部分に形状通りにできる跡の正体は? ?クロメート済みアルミ材は、処理直後の洗浄を除き、一般的には洗浄等を行わないものでしょうか?(安易に洗浄してはいけない?) それとも、必要不可欠なものでしょうか? (当然、洗浄液の選択や、時間の管理等を行った上で) ちなみに、最終的には電子機器類の一部として使用される物なのです。 よろしくお願いいたします。

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