窒化処理から浸炭窒化への変更の問題点と確認方法について

このQ&Aのポイント
  • 現在の塩浴窒化処理から浸炭窒化処理への変更を検討しています。しかし、変更による硬化層の違いが製品の強度に影響を与える可能性があります。そこで、製品特性の妥当性を確認するための検査・試験方法を知りたいです。
  • また、浸炭窒化処理設備で塩浴窒化処理同等の硬化層・硬度が得られるかも気になります。ワークは板状で1.6mm〜3.2mmの厚さです。浸炭窒化処理によって十分な硬化層・硬度が得られるかどうか知識を教えてください。
  • 窒化媒体はアンモニアを使用しています。アンモニアを使った浸炭窒化処理で、塩浴窒化処理と同様の品質を得ることができるか、詳細な情報をお願いします。
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  • 締切済み

窒化処理から浸炭窒化に変えたいが問題点は?

現在、塩浴窒化処理から浸炭窒化処理に変更したいのですが、変更したときに硬化層の違いにより製品の強度が変わりますが、そのときの製品特性の妥当性の確認方法・検査・試験方法を教えていただきたいです。 また、浸炭窒化処理設備で塩浴窒化処理同等の硬化層・硬度が得られるか知りたい。 ワークは板状で1.63.2です。よろしくお願いします 窒化媒体はアンモニアです。

noname#230358
noname#230358

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noname#230359
noname#230359
回答No.1

t1.63.2の板材に浸炭窒化処理を行うということは、材質はSPCCとかですか? 仮にSPCC材だとすると、塩浴窒化を行った場合、表面に10μm程度の厚さの化合物層と呼ばれる窒化層が出来ます。この部分がHv500程度の硬さを持っているだけで、母材の部分は殆ど硬化しません。したがって、部品に対する引張強さなどの強度アップに対する寄与率は低く、主に耐摩耗性の向上を目的に処理が行われます。一方、浸炭窒化の場合には、浸炭の条件により、表面から0.11.0mm程度硬化することが可能で、低温で焼戻しを行った場合には表面がHv800程度まで硬化し、内部に入るほど低くなるという傾斜した硬化層が出来ます。浸炭窒化の場合には硬化層が深い分、強度は上がりますが、靱性が低下します。表面硬化の目的が耐摩耗性なのか強度アップなのか理解できませんが、それにより比較方法が異なると思います。最後に記載されています【窒化媒体はアンモニアです】という言葉が理解できません。塩浴窒化ならば窒化媒体はシアン系のソルトではないでしょうか。アンモニアを窒化媒体に使うのはガス窒化です。

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