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放電鏡面加工についての疑問
- 放電鏡面加工は、放電加工時に粉末を使用して鏡面及び光沢面レベルの加工が可能です。
- 必要な設備や加工工程について、詳細な情報を知りたいです。
- 放電鏡面加工の長所や短所についても教えてください。
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ふたたび yamasaki です。 おっしゃる通り、加工槽も加工液タンクもある一定以上の粉末を入れると沈殿し固まってしまいます。 先程も申し上げた通り粉末混入放電には現在二通りの使い方があります。 一つは磨きやすい面を高速で得る方向 、もう一つは硬くて磨きにくいが非常に耐磨耗、耐蝕性が極端に向上し、材質によっては非常に鏡面に近い面を得られる方向です。 現状の趨勢は大面積を対象に磨きやすい面を高速で作り出す方向に傾いていますが、面積が小さくても効果を得ることができます。 粉末と言っているくらいですので、粒径は数μですから小さいものには効果が無いと思われるのは完全な誤解です。 要するに放電加工のアプリケーションですから何をするために粉末放電を使うか、はっきり見定める事が重要です。 更にこれ以上のお話は howk01@hotmail.com までお問合せください。
こんにちはyamasakiです。 この技術は約10年くらい前から世の中に出ている技術です。 粉末はメーカによって色々で、シリコン、アルミ、カーボンの3種類です。 通常の油放電の仕上げの際、かなり電流を絞って加工するため不安定になったりうまくしあがらない事があったのですが、粉末によって放電を分散させて均一な仕上り面を得ることを目的としています。 次に仕上面性は、材質によってかなり鏡面に近づけることができるとの判断が正しいと思います。 加工時(溶融、再凝固)に粉末を封じた合金化するため面自体は非常に硬く、磨きにくくなるため、最近では高速で均質な磨きやすい面を得る方向に進んでいます。 設備としては基本的に既存機の改造では対応できません、(粉末沈殿対策ができません)大きな短所としては電極消耗が多い事があげられます。 また、所詮は電極の転写加工なので電極がある程度の面粗さにしあがっていないとほとんど無意味になります。 長所は表面の耐食性が大幅に向上する事です。
電極無消耗放電加工の一種です。 粉末を加工液中に分散させる事により、放電エネルギーの分散化を図る加工方法です。 本方式は、三菱電機が基本的な特許を持っていたと思います。
お礼
わざわざありがとうございます。大変参考になりました。また何かありましたら宜しくお願いします。
お礼
ご意見ありがとうございます。沈殿対策が必要ということは何か液を対流させるような装置がいるわけですね。この加工はあまり小さい物には向かないと聞いたのですがやはりそうなのでしょうか。粉末が入り込めるような形状じゃないと効果が出ないためとか。