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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:同郷と一語なのに、同じ家と二語で言うのは?)

日本語の文法での「同郷」と「同じ家」の表現はなぜ異なるのか?

このQ&Aのポイント
  • 日本語の文法では、「同郷」と「同じ家」という表現が異なる理由について説明します。
  • 日本語の文法では、「同郷」という表現は故郷を同じくすることを指し、音読みの「ドウ」という音を前綴として使います。一方、「同じ家」という表現では、「同家」とは言いません。訓読みの形容詞を使います。
  • 日本語では合成語や形容詞附きの表現があり、いつどのような表現を使うべきか分かりにくい場合があります。また、「同人」という言葉も別の意味を持ちます。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.10

明けましておめでとうございます。 だいぶ日にちが経ちましたが、「答」を求めてまだ探求なさっているでしょうか。 >日本語を母国語としない人が問題に直面したときに、判断基準があれば便利だという程度のことです。 それでしたらよくわかります。しかしこれは、私たちが外国語を学ぶ場合も同じで、「判断基準」があればよいと思って探しても見つからないことがしばしばあります。ネイティブに尋ねても、一括して把握できるようになる規則や文法を説明できないのが普通で、言葉というのはそういうものですので、落ち込む必要は全くないと存じます。確かに、基準のようなものがあれば学習を合理化でき、短期間に修得できるでしょう。規則化できる事項に関してはどんどんやるべきだと思います。 私は芸術系で、理系と文系の中間にいます。音楽に関しても、作曲や楽器の演奏法に関する理論書はいくらでもあり、音楽学者が書いた特殊な理論も存在します。理論の知識は非常に大事ですが、そういうものを山ほど勉強しても、ついに上達せずじまいに終わる人が多勢を占めます。感覚的に直接捉え、体感による経験を積み重ねない限りわからないことがあります。これらは言葉では表現不可能で、世界の超一流の音楽家たちも、人に教えなければならなくなったとき、どう説明すればよいのかわからないことがたくさんある、と語っています。 文法書を読むこと自体は決して嫌いではありません。おもしろいです。ただわたしの場合、文法書は辞書のように使ってきました。実践を先行させて、どうしてもわからなくなったときにちょっと見る、という方法です。ドイツ語で書かれた数百ページの文法書もありますが、あまり細かくなると、語学習得のためというよりは、言語の本質を分析追求することを主目的とする独立した学問分野になっていきます。おもしろいですが、初期の語学習得には直接的効果がありません。 前の回答をお送りした直後、gutefrageの質問者には最低限こんなことを書いたらどうか、ということを少し考え、ドイツ語で書いてお送りしてみようかとも思ったのですが、一行書いてやめました。それからいままで、いろいろな複合語のケースと、「同」から「同じ」への言い換えを異なる文脈の中で検討してみましたが、私の結論は、gutefrageの質問の出発点そのものが間違っているのではないかということです。向こうのサイトへの回答はもう必要なさそうですが、もう一度まとめ直しということでおつきあいください。前の回答と、内容が一部重複します。 現代中国の文法について書いている方がいらっしゃいましたが、文法の根幹は昔も同じです。中国から日本に入ってきた漢語の組み立ては中国の文法に基づくもので、日本語の文法に基づくものではありません。確かに、漢文の読み下しの方法で推測できることもありますが、中国語文法として感覚的に理解しているわけではありません。「同〇」の形の複合語の「同」を接頭辞と考えるとわかりにくくなるのは、「同」が、gutefrageの質問者が想像しているような単に後置の名詞を修飾する形容詞ではなく、動詞的にも副詞的にもなるからです(こういう感覚が、われわれ日本人が必ずしもはっきり意識できていない部分だと思います)。さらに、「同家」をdasselbe Hausと訳して考えていますので、必然的にderselbe / dieselbe / dasselbeのドイツ語での用法に引きずられています。ドイツ語のこの語は、直前に挙げた名詞を指す言葉としてほとんどの名詞の前に置くことができ、「同一の(=前掲の)」という意味に限定されます。漢語中の「同」は意味に広がりがあるので、単純にdasselbeの発想で考えること自体が前提として誤りです。「同」と「同じ」の言い換えの質問もそこからきていて、さらなる混乱の元となります。gutefrageへの回答はもう遅すぎるようですが、本来、この点を明らかにするべきでした。 漢語の中には、「構造」とか「限界」のように、書き言葉、話し言葉の別なく常に使われるものがたくさんあります。「同」を含むものにも、「同僚」「同感」「同量」「同時」などいくらでもあり、「同じ僚」「同じ感」とは言いません(「同じ量」はもちろんあります)。その一方、漢語は硬いもので、書き言葉では使っても話し言葉ではまず使わないケースというのがあります。「同家」「同者」などがこれに属します。書き言葉の場合は文字で区別できるので、同音異義語は必ずしも決定因子にはなりません。「同社」、「同者」、ともに問題ありません。話し言葉でも、文脈上誤解が生じないなら使っても問題ないとは思いますが、あまり使わないのは、単に固い表現になり、日本語らしくなくなるからだと思います。 組み合わせの問題からいうと、単純に形容詞的な「同じ」という意味で「同〇」という複合語でも、結び付けられない語というのがあります。例えば、色の名前の前には置けません。「同赤」「同白」「同黒」という言い方はしないわけです。漠然とした概念を表す名詞の中にも、結び付けられないものがあります。「同在」「同無」「同思」は使用されません。ドイツ語のdasselbe類なら問題ないのです。直前に言及されたものと同一のものを示すのであれば、dasslebe Nichts、dasselbe Weißと言えるのです。体の部分を表す言葉も、原則としては結び付けにくいです。「同頭」「同首」とは言いません。たまに、医療関係で「同足」などが出てくるようで、また、楽器の演奏法の本ならば、「同指で弾く」という表現が出てくる可能性はあります。ただしこのような場合、「どうあし」「どうゆび」と読みたくなるのが自然かと思います。「同腹」の場合は慣用語として存在しますので、これはまた別の事例として扱わなければなりません。こういう例をできるだけたくさん集めていけば、ひょっとすると、どういう種類の名詞には「同」が合わないという規則性をある程度まとめることができるかもしれませんが、果たしてどうでしょうか。ドイツ語の名詞の性についても、部分的には規則として説明はできますが、結局のところ、たくさんの単語を覚えていくうちになんとなく見当がつくようになっていきます。名詞の性の決まり方のみを徹底的に研究説明した書物というのを一度見かけましたが、研究として読む分には面白いかもしれませんが、そういう法則を山のように叩き込んでから単語を覚えていくということには意義を感じませんでしたので、そのときは買わずに帰りました。 「同〇」という複合語が、どういう場合に書き言葉、話し言葉の両方で使え、どういう場合に書き言葉に限定されるかの分類も容易ではないように思います。これは、コンピュータでも使ってデータを集め、解析してみるしかないのかもしれません。また、話し言葉で使いにくい「同〇」の代わりに「同じ〇」と言えるかどうかという問題になるとさらに複雑で、「同」が動詞的、副詞的な場合は不可能、形容詞的な場合も、文脈によって使える場合と使えない場合が出てきます。 書き言葉 △ 事件は閑静な住宅地の一軒家で起きた。同家(「同宅」「同所」の方が自然)に居住するAが犯人として疑われ・・・ × 事件は閑静な住宅地の一軒家で起きた。同じ家に居住するAが犯人として疑われ・・・ 話し言葉 × 事件があったのは静かな住宅地の一軒家だったそうだ。同じ家に住んでいたAという男が犯人らしいんだけれど・・・ 〇 事件があったのは静かな住宅地の一軒家だったそうだ。その家(そこ)に住んでいたAという男なんだけれど・・・ 〇 犯人と疑われているAは静かな一軒家に住んでいたそうだが、同じ家に住む弟と言い争いになったあげく・・・ 上の例を見た場合、同じ家を複数の者が共有していることを示すときには「同じ家」が使える、と言うことができるようですが、「家族・一族」を指す言葉として使う場合も、同じ家に属する複数の人物に関して使うときは「同じ家」が使えるので、こういうことを検証していけば、なにがしかの法則は立てられる可能性があります。 〇 田中家とは昔から懇意である。近々同家の息子が結婚するというので、式に出席することになった。 × 田中家とは昔から懇意である。近々同じ家の息子が結婚するというので、式に出席することになった。 △ 田中さんの家族は昔からよく知っているんだけれど、今度同家の息子さんが結婚するので・・・ × 田中さんの家族は昔からよく知っているんだけれど、今度同じ家の息子さんが結婚するので・・・ 〇 田中さんの家の人は何人か顔見知りだけれど、あの人も同じ家の人なの? 私が一週間で考えられたのはここまでで、全部を包括的に説明するのは無理だとしても、ある程度の法則性を見い出せる可能性はあるような気がします。しかし、これはもはや文法研究家に頼みたい仕事ですし、結局のところ、法則で覚えるよりも、長年の積み重ねで身につけた方がよいのではないか、と私などは感じます。 gutefrageでは「未」も出ているので余計にややこしいのですが、こちらの方はほぼ「未だ~ならず」の意味に限定されるので、「同」が前置される複合語とちがって、接頭辞のようにもっとシンプルに考えられそうです。ただ、中国語文法に即した本来の漢語のつくりとは違う「未登山」のような新しい造語は除外した方がよいでしょう。これは、「未だ山に登らず」ということになるのではないですか。 (続きます)

BASKETMM
質問者

お礼

夜中まで時間を使っていただき恐縮です。 一言で言えば、自然科学的発想で答えていただき、感謝しております。 何か私なりの意見を書こうとしても、とてもまとまりそうにないので、 今回は一応、質問を閉じることにいたしました。 というよりも、意見がまとまれば、別の質問で再投稿いたします。 Gute Frage にはこれ以上かき込まないつもりです。 余計なことですが、この質疑応答サイトが年々寂しくなり残念です。

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その他の回答 (11)

  • Nakay702
  • ベストアンサー率80% (9774/12176)
回答No.1

「同家」:こう言うと「同じ家系」を了解することが普通なので、建物としての同じ家を指す場合は、おっしゃるような訓読みの形容詞を使うことが多いですね。 ☆「同車」:これは、言えないことはありませんが、「同社」と音が同じなので、混同を避けるためにより使用頻度の低い「同車」を「同じ車」と言い換えるようです。 ☆「同人」:これはおっしゃるとおりで、つまり「同人誌」などで分かるように、通常は「志を同じうする人」の意味になります。ということで、(この場合も言って言えないことはないようですが)多くの場合「同じ人」と言いますね。

BASKETMM
質問者

お礼

素早いご回答有り難うございます。 おっしゃりことは、全て同感でございます。(同感!!!) ただ、何か文法というか、規則性がないと、外国人は困るのです。 未完成と言います。未登山は通じますが、チョット抵抗がありますね。 言えるか言えないかの判断基準はないものでしょうか。

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