- ベストアンサー
品質管理の仕事範囲
こんばんは。いま品質管理の仕事に応募しようと思っています。経験として品質管理が求められてる場合、自分が以前やってた工場での検品作業(不良品をはじく)は品質管理に入りますでしょうか?
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
検品作業は広義の品質管理に当てはまりますが、経験を求められる場合、狭義の品質管理のことを指しますので、現場作業など工程に含まれるものは該当しません。 狭義の品質管理は、現場で行うべきことそのものを決定する、データを集めて品質のばらつきを確認する、客先に対して製品の保証をする、不具合が発生した場合に原因を特定し対策をする、製品(広義の場合会社全体)の品質を各種規制規格に適合させる、もろもろ社外との調整などです。 以上のことから品質管理の経験を求められる場合、あなたは該当しません。もちろん、応募先の会社の風土にもよりますが、現場を知っていればポテンシャル採用に至ることも大いにあろうかと存じます。
その他の回答 (3)
- hekiyu
- ベストアンサー率32% (7193/21843)
工場での検品作業(不良品をはじく)は品質管理に入りますでしょうか? ↑ 入りますが、品質管理、というのはそういう検査も 含むもっと広い概念です。 品質は製造段階で織り込む、と言われるように 品質管理の経験者、という場合は、品質監理設計 などを含む場合が多いです。 だから、単に検品の経験がある、というだけでは 不足だ、と言われる可能性があります。
お礼
ありがとうございます
入ります。 でも、品質管理、というのはとても広い範囲を意味しますので、採用する側がどんなポジションに対して求人をかけているのかよく見極める必要があります。 例えば私の知っている例で、品質管理エンジニア、というポジションがあります。これも品質管理としてくくることのできるポジションです。 でも、ラインの検査員とは全く性質の違うポジションで、品質管理エンジニアを探している会社が、検査員の経験を評価して採用することはまずありえません。 また、もしかしたら検査員という同じ名前のポジションであることもあり得ると思いますが、検査室でCMMを使って測定をするというような検査員と、ラインの検査員も、全然性質の違うポジションです。この場合も、いわば"測定員"のポジションに対してラインの検査員の経験が評価されることもまずないです。
お礼
ありがとうございます
- hue2011
- ベストアンサー率38% (2801/7249)
一応品質管理の世界のものですが、品質という言葉がついていながら品質管理と全く関係がないものはQCだけです。 検品作業は、品質管理上必要なエビデンスを得ることですから、当然品質管理の一作業のひとつです。 単純にいいますと、品質管理というのは、本来こうであるべき仕様というものを製品が実現していることを検査し保証する行動です。 大間違いをしている大メーカーがあるのですが、性能は品質のうちなどと言っています。 これはまったく間違いで、性能というのは仕様自体です。 仮に1リットルのバケツというものが存在していて、性能でいえば2リットルのバケツのほうが優れているという見方がありますが、それは1リットルのバケツからいったら仕様を外れているものですから、品質上は不合格になります。 これがピンとこないなら、10ccのシリンジつまり注射器と2リットルのバケツを比較すればいいのです。10ccというのは性能的には2リットルのバケツに劣ります。しかし、硯で墨を摩りたいと考えるときに2リットルのバケツでは使い物になりません。シリンジでちょこっと硯にそそげれば品質として最高なのです。 これこれのことができるこういう性質のものを作るというときに、それが実現する機能あるいは製品の寸法などを検査するのは品質で重大な作業です。 ちょっと違うのは、規定外のものを捨てる、ということで終わりにするところです。 品質管理では、規定外のものを捨てるのはかまわないのですが、1万個あるうちのいくつ捨てたか、が重要なデータとなります。チェックリストのうちの何が問題で捨てたかの件数も必要なのです。 人間がやっていることですから神のような完璧はあり得ません。必ず失敗もあります。それは責めるべきことじゃなく自然なことなのです。その数を数えるのが品質管理の本質です。 これを一般に「歩留り」と言います。1万個作ったら20個事故品が混ざる可能性があるというデータです。仮にそうだとしたら、1万個の受注を受けたら1万20個作ればいいんじゃないでしょうか。検品作業でその20個捨てればいいだけですから。これは生産計画につながる重要なデータです。 この歩留まり率をもっと小さくしたいと考えるなら、どのチェックに引っかかったかを集計解析すればいいのです。最も頻度が高い要因に関しては工程をチェックし、やりかたや順番を変えることでその要因発生を抑止しようと考えるわけです。これが品質管理なんです。 そして、品質管理の大舞台というのは、社会的な問題が起き、会社がつるし上げをくらうような場合です。その社会的な大迷惑がなぜ起きたのか、原因の説明と再発防止の提案を提示する必要があります。 禿げ頭を下げてごめんなさいといって今後はこのようなことがないようにしますというだけならどんなバカでもできます。しかもそれは何の足しにもなりません。 品質管理をやっていれば、あらゆるデータが品質担当者に握られています。したがって、直接的に何が動機でそういう事件がおき、その原因が何と何であるということが、データを伴って説明できます。またデータがあるので分析が可能です。ここで深くマイニングをおこない、ネズミのしっぽを捉え、こいつだと思ったら、明確にこういうことが工程上存在しており、これこれをしていたことが原因でした、社会的責任のある会社として大変遺憾です、これはこのような方向で改善することをこれから議論します、と大臣に丁寧に説明できるのです。 この話は極めて論理的であり、誰が悪い誰は悪くないなどという逃げはまったくなしに現象を明快に説明でき再発防止の有効な考察に繋がります。 そういうことが品質管理の仕事だと思ってください。 また、データを丁寧に取り込み記録する末端的作業、検品だとか箱の中の個数カウントみたいなものは、エビデンス取得といい品質管理の重要な作業です。 これの経験があるというのは、何もしないでミスのない製造が最高だみたいに言うきれいごとだけの思考停止の人材にくらべてはるかに上ですので自信を持ってください。
お礼
ありがとうございます
お礼
ありがとうございます