AさんとBさんは近所に住む専業主婦で、それぞれの家

質問

AさんとBさんは近所に住む専業主婦で、それぞれの家には子供が一人ずついる。ある日から、AさんはBさんの子供を、BさんはAさんの子供を世話することにした。子供の世話をしてもらう代わりに、AさんはBさんにBさんはA
さんに5万円を支払うことになった。このとき、GDPがどのように変化するか説明せよ。また、この例からGDPの計測についてどのような事が言えるか述べよ。

という問題が分かりません。どなたか分かる方、答えかヒントをくださると嬉しいです。お願いします！

回答No.2

statecollege

GDPとは、ある期間に国内で生産された財とサービスの価値（付加価値）の合計ですが、主として市場で取引される財・サービスの価値の合計です。主婦（主夫）の（子育てを含む）家事サービスは「市場で取引されていない」のでGDPには含まれない。家庭菜園で収穫される野菜も自己消費しているかぎり、市場で取引されていないので、GDPには含まれません。同様に、あなたの質問にある例でいうと、ベビーシッターサービスも自分の子供をベビーシッティングしているかぎり、家計内で自己消費され、市場に出ていないので、GDPには含まれませんが、他人の子供の面倒を（お金をとって）みるなら、「市場で取引される」サービスなので、GDPに含まれる。したがって、AさんとBさんがお互いに５万円のお金を支払ってお互いの子供の面倒をみるなら、GDPはゼロから、5+5=10（万円）に増えることになる。このことの意味は、経済の市場化が進んでいない経済（自給自足の部分が大きい経済）ではGDPの値は低くなる、ということです。
ただ、「主として市場で取引される財・サービスの価値の合計」と書いたように、例外はある。持ち家を他人に貸して（市場に出して）家賃をとるなるなら、家賃部分が国内で生産された「住宅サービス」としてGDPとしてカウントされることはむろんですが、住宅サービスは他人に貸さず、自己消費される場合でも、「帰属家賃」（自分に家賃を払っているとして）GDPに勘定されるのです。ほかには、政府による軍事、外交等、政府支出は、公共財の生産として「市場取引される財・サービス」ではないにかかわらず、GDPに含まれるます。

お礼

なるほど。回答ありがとうございました！

回答No.1

elegant-orgel

参考になるか判りませんが・・・

ＧＤＰ（国内総生産）とは期間内に作られた財・サービスの価値の総和を呼びます。

(1)総和とは、対人的サービスに提供された時間（労働時間）
(2)その労働時間によって生み出された効果（非生産物を含む）
(3)非生産物とは将来における人的投資（教育等による一定の効果）も含みます。

Ａさん宅、Ｂさん宅このいずれかの両者で育まれる教育が、双方の家庭から生み出される産物の影響を受けながら生計維持効果を持った場合に、ＧＤＰでは、家計を最小単位としていますから、消費性向支出があったと看做されます。

ここでいう生計とは、最小単位の家族の集まりです。これが基礎となってＧＤＰは計算されます。
ひとり暮らしの家庭もその単位に含まれます。

消費性向支出とは、一般家庭から支払われる財貨（金銭的貨幣価値を含む通貨）などを提供し得る効果のことを呼びます。

投資性向支出とは、子供の世話のために、親の手を離れて他人（他者）に預かりいれる行為客体を呼ぶ場合もあります。

この問題は、何が消費性向に該当して、何が投資に該当して、生計（家庭の最小単位＝ＧＤＰの計算根拠となる指標＝通貨）が動いたかを考察する問題であるように思えます。

簡単に言えば、双方の家庭から、*消費性向支出であるこどもの世話*という「対人的サービス」の仕事が割り当てられた結果、消費性向支出が、２倍に伸びたという効果をもたらした。
　という答えが導きだされるのではないでしょうか？

つまり、Ａ宅、Ｂ宅における「子供への分担作業」が存在していても、それを他者へ相互依存させて、時間管理することにより、互いの意思疎通が得られ、財貨供給のシステム（消費性向）が発生した。
という問題でよろしいのではないでしょうか

つまり通貨の総量が動いたことで、国内消費性向が２倍になったと結論づけるのが良いと思います。