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「あたしゃ とんだ 噛ませ犬だよ」の意味
私は外国人ですが、日本語の漫画を読んでいます。 分からない台詞があります。 前田という男の子が足をひねったので、リレーに出なくなってしまいました。だから、徹という男の子が前田の代わりにリレーに出て、勝ちました。 前田は勝った徹を見て、こう言いました。 「そら見ろ!そこそこイケメンなのにやる気出さないで いざとなったらこうですよ!あたしゃ とんだ 噛ませ犬だよ!」 委員長「噛ませ犬もなにも おまえ一人で勝手にグネったんだろ。お疲れ」 質問: 「あたしゃ とんだ 噛ませ犬だよ」はどういう意味ですか?
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「あたしゃ」は「私は」の意味です。私が変化した「あたしは」からきています。 「かませ犬」は「ある犬に自信を付けさせるためにかませるための別の犬」という闘犬の用語が元で、意味としては「やられ役」「引き立て役」で用いられます。 「とんだ」というのは「~かよ」という意味につなげるための口語的な単語なので、「とんだ○○」という使い方をします。「とんだピエロだよ」なら「道化かよ」という意味になります。 「あたしゃとんだかませ犬だよ」という一文をそのまま文語的表現にするなら、「私は引き立て役かよ」という意味になります。 前田は「足が速くてリレー選手だった」けど怪我が元で徹(前田よりもイケメン)という人が代役に立てられました。 その代役が見事に活躍したので、前田からすると 「自分が活躍するはずだった場所でイケメンの徹が代役として活躍した。つまり、俺が怪我したことで徹の株が上がったってことだから、これじゃ俺(前田)は徹の引き立て役じゃないか!」 という憤りを表しているのがこのセリフになります。