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バトルオブブリテンで

tak7171の回答

  • tak7171
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回答No.5

装甲板程度の重量では微増程度でしょうね。元々ドイツ空軍は迎撃をメイン、侵攻時には陸上部隊の前進とともに補給基地を前進させる思想で、Bf109に航続距離を求めておらず、バトルオブブリテン時には増槽タンクで航続距離を稼ぐ考えは持っていませんでした。戦訓で航続距離の増大を求められても、機体設計に余裕がないため、機体内のタンク増設は無理。あわてて増槽タンクの開発に乗り出しても、あの小さな機体内にそれ専用の配管を設けるのが難しく、配備・運用は大幅に遅れました。 バトルオブブリテンでのBF109とスピットファイアの戦闘機としての性能差はまだそれほど決定的なものではありませんでした。ドッグファイトはスピット優位に思われがちですが、当時のスピットのエンジンはキャブレター式であり、急速な機体運動時にエンジンが息をつくことも多く、対してBF109はインジェクション式でそのようなことはなく、互角以上に戦えたそうです。しかし、Bf109がイギリス上空にいられるのは30分程度、資料によっては15分が精一杯ともあるように、全力戦闘ができる時間が非常に短かったことは致命的でした。また、ドイツ空軍ではBf109の航続距離不足を補うために、なるべく英国本土に近い基地を使用していましたが、そのため、他の回答者様のお答えのように、英国空軍の格好の餌食になりました。これを防げなかったことは当時のドイツのレーダーが劣っていたことがあります。その上補給線の延伸を支えるだけのシステムもなかったために、あらゆる補充に苦心することになりました。 結局、レーダーの有無や性能差、ドイツ空軍の戦術思想と組織とBF109がイギリス侵攻に適していなかったことがバトルオブブリテンでの敗因で、BF109とスピットの個別の性能差は戦局の趨勢をになうまでにはならなかったように思います。

ithi
質問者

お礼

御回答有難うございます。 そうですか。燃料タンクの容量がもともと小さく、増槽システムを設ける余裕もなかったのですか?つくづく不運ですね。

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