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普通のサラリーマンはいたのでしょうか?

kamobedanjohの回答

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回答No.5

徴兵制があっても、兵士の全員が軍人であったわけではありません。 先ず「軍人」の定義から考えましょう。 小生の解釈では、軍務を職業とする人が軍人で、特別の地位と権限を与えられていました。 従軍していても、将官や佐官等特別な称号と地位を与えられた人以外は、単なる「期間限定の兵員」に過ぎず、郷里に於いては農業や大工などの本職を持ち、兵役が免除され、若しくは除隊した場合には、元の職業に復帰するのが通常でした。 第二次大戦は「植民地争奪戦」を特徴としていました。それは、資本主義的競争に於いて歴史的必然の結果とも言えます。戦場は資本主義的後進地域から始まり、基本的には後進地域に対する帝国主義国の侵略から始まり、帝国主義同士がそれら地域の支配権・領土権を争奪し合う戦いにも成りました。 そのような状況下で、戦国時代の武士のように、兵術や武術で身を立てよとした人達は、国にとっても必要な存在でした。換言すれば、軍人とは昔の武士であり、戦争が始まれば農民や商工業者も戦役に狩り出されることが屡々でした。 狩り出された人達は武士でも武人でもありません。 戦乱の時代には、水呑百姓から立派な武将にまで成長する人も居るには居ましたが、それらは特例的存在です。 日本の軍人は、軍務を本職とするために陸(海)軍幼年学校を志願するなど、幼少時から選抜された、卒業後は将校の地位を約束された軍事専門の教育を受け、予定通り軍務に就職した人、つまり職業軍人を指すと解すべきです。戦時色が濃厚になるにつれて、現在の中学・高校に相当する年齢からの軍人への進路も広くなります。 『富国強兵』の為には、職業軍人の養成も欠かせませんが、それ以上に諸産業の興隆こそが欠かせない国力の基本でした。従って、兵員の中にも雑兵並みの一般人も動員されていましたが、生産現場では近代化された生産・流通現場での高度な技能職や事務職の従業員=今日のサラリーマンも多数居ました。むしろ、そちらの方の需要が高かったのですが、戦争に負けるわけには行かないので、万事に付け軍事優先の国家とされました。 徴兵されたただの兵士は、上官の命令を絶体として受け入れ、勝算もない無法な戦闘で多くの命を失いました。 上級司令部からの作戦命令を遂行できなかった軍人は、責任を取って自決するのが日本軍の慣習でした。

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