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普通のサラリーマンはいたのでしょうか?
第二次世界大戦中の日本は 普通のサラリーマンはいたのでしょうか? 男は全員軍人になり、戦争に行かされたのですか? 普通の企業の営業とか事務とかはいなかったのですか?
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徴兵制があっても、兵士の全員が軍人であったわけではありません。 先ず「軍人」の定義から考えましょう。 小生の解釈では、軍務を職業とする人が軍人で、特別の地位と権限を与えられていました。 従軍していても、将官や佐官等特別な称号と地位を与えられた人以外は、単なる「期間限定の兵員」に過ぎず、郷里に於いては農業や大工などの本職を持ち、兵役が免除され、若しくは除隊した場合には、元の職業に復帰するのが通常でした。 第二次大戦は「植民地争奪戦」を特徴としていました。それは、資本主義的競争に於いて歴史的必然の結果とも言えます。戦場は資本主義的後進地域から始まり、基本的には後進地域に対する帝国主義国の侵略から始まり、帝国主義同士がそれら地域の支配権・領土権を争奪し合う戦いにも成りました。 そのような状況下で、戦国時代の武士のように、兵術や武術で身を立てよとした人達は、国にとっても必要な存在でした。換言すれば、軍人とは昔の武士であり、戦争が始まれば農民や商工業者も戦役に狩り出されることが屡々でした。 狩り出された人達は武士でも武人でもありません。 戦乱の時代には、水呑百姓から立派な武将にまで成長する人も居るには居ましたが、それらは特例的存在です。 日本の軍人は、軍務を本職とするために陸(海)軍幼年学校を志願するなど、幼少時から選抜された、卒業後は将校の地位を約束された軍事専門の教育を受け、予定通り軍務に就職した人、つまり職業軍人を指すと解すべきです。戦時色が濃厚になるにつれて、現在の中学・高校に相当する年齢からの軍人への進路も広くなります。 『富国強兵』の為には、職業軍人の養成も欠かせませんが、それ以上に諸産業の興隆こそが欠かせない国力の基本でした。従って、兵員の中にも雑兵並みの一般人も動員されていましたが、生産現場では近代化された生産・流通現場での高度な技能職や事務職の従業員=今日のサラリーマンも多数居ました。むしろ、そちらの方の需要が高かったのですが、戦争に負けるわけには行かないので、万事に付け軍事優先の国家とされました。 徴兵されたただの兵士は、上官の命令を絶体として受け入れ、勝算もない無法な戦闘で多くの命を失いました。 上級司令部からの作戦命令を遂行できなかった軍人は、責任を取って自決するのが日本軍の慣習でした。
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- mm058114
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結論は、もちろんいます。 陸軍の動員計画には、国民各個人個人が、召集する部隊の計画が決められており、 大から小の、どの部隊に配属されると、細かく計画されていました。 もちろん、臨時編成もありましたが、計画はあっても、 いつまでたっても動員されない部隊もありました。 ひとつの村で、Aさんは4回も戦争行ってるのに、Bさんは1回も行っていない。 などの事が存在しました。 また、日本男子は2割しか戦争に行っておらず、残りの8割は民間生活をしていました。 この数字は、世界各国と比べると少なく、ドイツなどは、5割以上が召集されています。
- あずき なな(@azuki-7)
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全員が兵隊にされたわけではありません 最初徴兵猶予制があり 兵は志願兵でしたが徴兵猶予が撤廃されてから 軍にとられる人は増えました しかし芸能人や皇族、文化人、一線級のスポーツ選手などは兵役が免除されたりしました もちろん企業の役員や営業で兵隊にとられずに済んだ人も居ます あとは知的障害とかも兵役は免除 あの山下清も徴兵検査には不合格で兵隊にはなりませんでした
- staratras
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いくら戦時中でも「(兵役義務のある年齢の)男性を全員軍人」にしたのでは、工場や鉱山・炭鉱で働く人も農林水産業に従事する人も物流・商業活動に従事する人もすべて女性と年少・高齢の男性でまかなうというわけにはいきませんので、社会が成り立ちません。また徴兵制とはいっても、身体が弱かったり障害があったりして兵隊として十分働けないような人は合格できませんでした。 したがってすべての(兵役義務のある年齢の)男性が軍人・軍属だったわけではなく、数がどんどん減っていきましたが企業で働く男性もいました。ただしその企業自体、戦時経済体制に深く組み込まれていきましたので、平時のように、「普通のサラリーマン」と言えるかどうかは疑問です。 戦争が激化すると、兵役義務の年齢の延長(これまで40歳までだったものが45歳までになった)が行われた一方で、重要な軍需産業に従事する主要な人材については召集延期の対象にもしています。 戦死・戦傷者を補ったり、「本土決戦」に備えたりする必要があって多くの兵隊が必要となっている一方で、あまりに多くの男性を召集してしまうと、例えば兵器を製造するなどの戦争を支える生産活動が十分行えなくなってしまうというジレンマに、戦争末期の日本は直面していたのです。 高校の日本史教科書に「軍隊に動員された青壮年男子は400万から500万に達したので、日本国内で生産に必要な労働力が絶対的に不足した」とある通りです。
- TooManyBugs
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いますよ。 全員が兵隊になったわけではありません。 兵役に就いたのは1000万人程度ですから人口の2割にもなりません。 男の現役世代で考えても半分以下です。
お礼
どうもありがとうございました。