麻酔科医の生活

質問

医大に通っています。
将来麻酔科医をチラッと考えているんですが、どんな生活を送っていますか？
土日はあいてるぜっ！とか聞くんですが本当ですか？
朝は早いけど夜は定時に帰れるとか、ポケベルいらずとか、いろんな甘い噂を聞くのですが実際どうですか？
不純な動機で麻酔科医を考えてるわけではないんですが、ちょっと気になったもので^^;

回答No.2

yamahaseca · ベストアンサー

ひとくちに麻酔科医といっても、施設によって仕事内容や仕事量は様々だと思います（そして、それが麻酔の面白い点のひとつだという側面もあります）。
　ペインクリニックや救急、集中治療を積極的にやっている施設の場合、ほとんど外科や内科の先生と変わらない生活になります。一方、手術麻酔を重点的に行っている施設の場合、基本的に患者さんを持つことがありませんので、当直や当番（宅直）でもない限り夜や休日に呼ばれることはほとんどありません。実際、自分や家族の生活の質を考えて他科から麻酔科に転職した先生も数人（うちの医局の場合１割前後？）居ります。朝は概ね他の科より早いですし、夜も回診が７時頃までかかりますが、回診が終われば義務はないので、生活の予定は立てやすいです。
　収入については、私の地方では出張が「一日いくら」ではなく「一件いくら」の契約になっていることが多いので、大学病院に勤務している場合、総じて内科の先生よりは高収入を得られる傾向があります。

　他にも何か御質問があれば、判る範囲でお答えさせていただきます。

お礼

早速の回答ありがとうございます！

なるほど、病院によって全然スタイルが違うのですね。
自分や家族の生活の質を考えて麻酔科に転職した先生もいるとのこと…なんだか少し安心します。将来子供が出来たらどうやって育てていけるんだろう？って思ってたので…こんなこと言ったら他の女医さんに怒られちゃいますね^^；

けどお医者さんとはいえ自分の生活の質を守る事は大事な気がするし。。。ポリクリ回ってみて麻酔科の仕事に本当に興味がもてれば、胸張って麻酔科志望しようかな^^

また聞きたい事ができたらココに質問しようと思うので、その時はおねがいできますか？お願いいたします★★

ありがとうございまいた！

回答No.3

mizzou

麻酔科医といってもいろいろあるのは確かだが、麻酔科学会の調査でも明らかだが、多くの麻酔科医がいる病院は2-3人しか麻酔科医がいないのだ。ということは単純に考えて1年のうち180日はいつ呼ばれても文句がいえない状態なわけだ。それが医師として働いているうち永久に続く。救急とか、産科とかアクティブな病院だと呼ばれる回数もハンパじゃないです。
かつ、多くの病院では夜中中外科医につきあったからといって翌日は休みではない。予定手術はこなさなければならないのだ。かつ臨時手術があれば夕方になれば帰れる保証はない。
日本は外科医が多すぎるので、諸外国に比べて驚異的にヒマだが、相対的に麻酔科医は少ないので、麻酔科医は驚異的に忙しく、かつ、日本の病院ではサラリーは何科でも基本的に同じなので、時間あたりの給料は低いのだ。時間外にいくら働いたって、満額くれる病院はマレなのだ。普通の人間ならアホらしくてやってられないわな。
医師の中で過剰労働が問題になっているのは、小児科、産科、麻酔科だ。麻酔科学会が過剰労働の問題をとりあげているんだから、まちがいないでしょ。
おまけに外科医からは麻酔なんて看護師でもできる仕事と思われてる。
自分の大学の麻酔科を調べてみればよくわかるよ。勧誘のときは結構いいこといわれるので、毎年コンスタントに入局してるかもしれんが、そのウラで毎年数人がやめたり、転科したりしてるだろ。入局勧誘説明会の時にきいてみな。毎年何人くらいやめてるんですかって。
ある旧帝国大学の麻酔科は今年の3月に一斉に11人やめた。ある国立病院は5人いた麻酔科医が一斉に全員やめた。結局そういうことだな。2ちゃんねるの麻酔科関連スレとか読んで、よく考えてから後悔しないようにね。

お礼

丁寧なご回答ありがとうございました！！
なるほど、、、そういえばつい最近麻酔科医不足のニュースを見ました。
なんだか想像とだいぶ違ったので驚いています！
もうちょっといろいろ調べて、実際麻酔科医の経験のある人たちの（今回の回答者さんしかり！）話も聞いて考えないとダメですね。

この場をお借りして・・・みなさん丁寧に答えて頂いてありがとうございました！

回答No.1

SteveStrawb

通常の外科医などと大差ありません。
手術には麻酔は不可欠ですので、緊急手術があれば、休日にも呼び出しがあります。普段は手術前の麻酔の検査や、ペイン・クリニックとして三叉神経ブロックや星状神経節ブロック、帯状包疹の診察、顔面神経麻痺のスコアリングなどにおわれ、需要が多いのでいそがしいです。

お礼

早速の回答ありがとうございます★

そうなんですか～やっぱ忙しいんですね´Д｀
いや、淡い期待を抱いたのですが…(笑
麻酔科医の仕事はオペ場だけじゃないですもんね。

来年からポリクリなんで、また気持ちがいろいろ変わるでしょうが、また聞きたいことできましたらここで質問させてもらうのでその時はお願いしますね☆ありがとうございました！

回答No.4

yamahaseca

ひとこと、申し添えさせてください。
先ず、人数が少ない病院での仕事量が多くなる件については、麻酔科のみでなく他の科でも同様ですし、一人医長とかになると耳鼻科でも内科でも、大変なのは一緒だと思います。個人的には麻酔科は、確かに他科からみると忙しそうにも見えるかもしれませんが、私より外科系の先生方の方が相当忙しいと思っておりますし、自分だけが決して大変だとは思っておりません。
確かに麻酔科は辞める人も多いですが、それは必ずしも麻酔科が大変だからのみではございません。
麻酔科自体に、他の科と違って「一生麻酔をしたくて来る人」だけでなく、「技術を習いにくる人」が多いという特殊性があります。それは、時に麻酔の技術のみならず、ペインクリニックや集中治療の技術だったりします。
それらの技術を将来生かすため、麻酔科に最初席を置く先生がおられるため、傍から見ると不思議に思われるところもありますが（実際、内科などでは他の科に移籍しようとして大もめになった話など聞きますし）、規定路線で辞められる先生も相当数居られるのです。また、某地方の麻酔科医大量離脱についても、仕事がきついから辞めたわけではなく、（公で語るような内容ではありませんし、ここは２ちゃんねるのような無法地帯でもありませんので詳しくは書きませんが）、別の理由があったと聞いております。

特に自分の進路など重大な問題についてのご質問の場合、ここもそうですが、いわゆる匿名システムでの、私も含めた「素性のわからない自称専門家」の意見よりも、実名で回答しているような先生の意見を参考になさった方が良いでしょうし、麻酔科は地域によって勤務実態が相当違いますので自分が働こうと思っておられる地域の麻酔科の先生方に直接話を伺う事が一番かと思います。

以上、先ずはご参考まで。