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今更零戦ですが、特許料を米国に払っていたのですか?
零戦のプロペラの仕組みはアメリカ製のプロペラだったと聞きます。 他にも、英米の特許?技術?を使用して居たようですが、敵対した場合は特許料のような技術料(正式な名前は分かりません)は踏み倒すのでしょうか?それとも?? 推測では無く、実際はどうしていたか具体的な事例を教えてください。
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下記の閣議決定に基づいて、合法的に(?)踏み倒していたと思います。 敵性特許権処理要綱 https://rnavi.ndl.go.jp/politics/entry/bib00395.php どのような特許が対象になったのかは、下記に一覧があります。 敵性特許権集覧 http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1124402 詳細は覚えていませんが、戦時中の、昭和17年6月19日の東京日日新聞(現在の「毎日新聞」)に、敵性特許の扱いについてコラムがあったはずです。大きな図書館に行けば、毎日新聞のマイクロフィルムあるいは毎索(マイサク)で閲覧できるでしょう。日付は1日前後の異同があるかもしれません。
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- shintaro-2
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>敵対した場合は特許料のような技術料(正式な名前は分かりません)は踏み倒すのでしょうか?それとも?? 勝てば踏み倒せたかもしれませんが、負けてますのでそれは不可 特許にせよ著作権にせよ、対戦中に適切に保護されなかったという理由で有効期間が延長されています。 (ドイツではそのような加算はされていません) で、肝心のハミルトン特許ですが 戦後日本側から支払いの申し入れをしたら、$1の請求書が来たということです。 web検索でいっぱい記述が見つかりますが、ソースは不明 偕行という雑誌に掲載されていたらしい
お礼
>$1の請求書が来たということです。 アメリカンユーモアでしょうか? ビッグダディーか、愉快ですね。 ありがとうございます。
- kagakusuki
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ちょっとネットで検索してみました処、旧日本海軍は昭和4年(1929年)にアメリカの旧ボート社製水上偵察機であるO2U-1コルセアを研究用に購入した際に、同機が装備していたハミルトン式定速可変ピッチプロペラの効率の良さを目の当たりりにし、旧中島飛行機に同機のライセンス生産権を取得させた上で、昭和6年(1931年)に同型機を九〇式二号二型水上偵察機として制式採用したそうです。 その際、すんなりと話が進んだ訳ではなかったものの、旧中島飛行機は旧ハミルトン・スタンダード社と交渉の末、どうにかハミルトン式定速可変ピッチプロペラの製造権も取得したそうです。 その後、旧中島飛行機が持っていたハミルトン式定速可変ピッチプロペラの製造権を旧住友金属工業が買い取って、海軍向けの同プロペラの製造を担当する事になったそうです。 因みに、陸軍機ではハミルトン式定速可変ピッチプロペラの製造権を日本楽器製造(現ヤマハ)に取得させて製造させていたそうです。 そしてその後、陸海を問わず、旧日本軍の主な金属製実用機はハミルトン式定速可変ピッチプロペラを装備する様になったそうです。 ですから、そのプロペラの特許の使用料に関しては払っていたものと考えられます。 【参考URL】 国産プロペラ物語 http://wau.private.coocan.jp/document/airforce/propella.pdf ※上記ファイルの5枚目(p.85)
お礼
>国産プロペラ物語 40年ほど前に某メーカーでボートのプロペラの実験を実習を通して学んだことがあり、興味深く読ませていただきました。水中ジェットのハミルトンが、飛行機のプロペラでも有力だったことは知りませんでした。 本題の料金なんですが、買い取っていたとは、支払っていたのですね。 ありがとうございました。
お礼
非合法を立法で合法化したのですね。 デジタルライブラリーは、存在は予測できましたが、 実際に見たの初めてです。 感謝いたします。 ありがとうございました。