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円安は日本国内と海外日系企業への影響
日本語を勉強中の中国人です。なぜいま円がとても安くなっているのでしょうか。円安は日本国内へのメリット、デメリットはそれぞれ何でしょうか。また、海外に拠点のある日系企業にとってどういう影響を与えるのでしょうか。経済のことがよくわからないので、わかりやすい初心者向けの日本語で説明していただければ助かります。 質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
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日本が、量的金融緩和でお金の流通量を2倍以上に増やそうとしているので、その分円の価値が低くなるからです。 とくにアメリカは、量的金融緩和でお金の流通量を増やし続けたあとでもう増やさない予定(出口戦略)ですから、通貨の価値の違いがより大きくでてきます。 消費税アップも円の価値がさがるので円安の要因になります。 メリット、デメリットは輸出産業が利益を得やすくなり、輸入産業は逆です。 海外に拠点のある日系企業は日本と輸入とかの貿易をしない限り、円安とはあまり関係ないでしょう。
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- potatorooms
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中国の元は自由通貨ではないので、今の世界は、米ドル、円、ユーロの3つの通貨で成り立っていると考えてください。 ヨーロッパは、景気先行き不安で、ほとんどの国で、まだ低金利政策を続けています。 アメリカは、今、好景気で、かつ、低金利政策をやめ、高金利に移行しつつあります。日本は、この同じ時期に国債の日銀買い入れを進め、信用を意図的に失う政策を発表しました。 米ドルが高金利になることが分かっているなら、円安で目減りするかもしれない日本や円に投資をしたままにする必要はないわけです。なので、円を売ってドルを買うわけですね。 今回の円安は、「投機」で起きているのではなく「投資」の変動で起きています。 日系企業の納税は「円」ですよね。海外拠点の企業は「ドル」で稼いでいますから、税金や本社機能の経費などの日本にかかる費用が相対的に安くなります。それも昨年70円台が120円台ですから6割くらいで済むわけです。これまでと同じ商売を続けるだけでも大儲けですね。 でも、抜本的な競争力の強化には繋がっていませんから、この儲けをどこに投資するかで企業の今後が分かれるのではないかと思います。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。おかげさまで、だいぶ理解できました
お礼
ご丁寧に説明していただきありがとうございます。おかげさまで、わかるようになりました。