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セルロースの還元性について
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セルロースはグルコースのポリマーです。 グルコースは第1位の炭素(C1)に結合している水酸基は、開環状態ではアルデヒド基になり、還元性を示します。 セルロースは第4位の炭素(C4)に結合している水酸基とC1に結合している水酸基がβグリコシド結合し、これが繰り返されて長い繊維状になっています。 ですから、ほとんどのC1の水酸基はグリコシド結合に使われていて、還元性を示しません。 しかし、C1側の末端(還元末端と言います)の1残基だけはフリーになっているので、アルデヒドの還元性を示すことができます。 ちなみに、セルラーゼ(セルロース分解酵素)でセルロースを加水分解すると、還元末端が増えるので、還元性が増加します。
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