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「さくい」という言葉の意味と使い方
- 「さくい」という言葉は、物質の流動性を示す縦軸切片の大きさに関連して使われます。
- この言葉は形容詞であり、さまざまな形で使うことができます。
- 「さくい」とは、粘り気の少ないという意味で使われることがあります。
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Wiktionaryの説明不足といいますか、問題とされておられる粘性液体の展延性の表現方法とは直観的にズレがあることからご質問をされたのと思います。 「粘り気の少ない」のと「さくい」とは少し違います。 水飴をイメージして下さい。 水飴を温めていくと、粘り気は少なくなります。 同時に伸びて糸を引きやすくなります。 言い換えれば伸びやすくなります。 ご指摘のグラフの降伏値が小さいということを説明する文章の中で 小さい力で延び・・・と書かれています。 伸びる大きさは説明していません。 代わりに展延性を説明しています。 展延性の説明の中に「延びが良く」と書かれています。 この場合の「延び」と水飴を引っ張ったときの「延び」とはやや違う意味で使われていますので、注意して下さい。 この説明で使っている「延び」は広がり易いという意味で使われています。 もし水飴のような性質ですと、指で塗った場合は、指にも付着してべたべたとなり指と塗面との間で糸を引いてしまいます。 この説明書にある商品は糸はひかないけれども、水平方向には広がり易いということを言っています。 この水平方向に広がり易いことをこの説明書では「延びが良く」という表現をしています。 これを纏めますと、降伏値が小さくて小さな力で変形し易いけれども、伸びる量は小さい、ということを言っています。 化粧品や軟膏のような薬剤の場合に「伸びる量が小さい」と表現しますと、消費者は展延性が悪いと誤解をしてしまいます。 水飴を引っ張ったときのような伸びの大きさは、物が裂けやすいか裂ける難いかの目安となります。 ビニール袋を引っ張ると小さな力で伸びますが裂けません。 スーパーの袋詰めの台に置いてある結束用のやや幅の広いテープの端をつまんで、テープの長さ方向と直角に左右に引っ張ると長さ方向と平行に簡単に裂けます。 このテープの長いのを短くしようとして引っ張ってもなかなか切れません。 大きな力で引っ張ると、ビニール袋のようには伸びずに少し伸びてプツンと切れてしまいます。 この縦に裂け易いことを表現するときにビニール袋よりも「さくい」と表現します。 Wiktionaryや他の文献では、この結束テープの裂け易さを表現する意味でだけ「さくい」という言葉を表現しています。 粘性流体を扱う際の「さくい」という表現の使い方については説明していません。 「水飴はねばっこいけれどもこの商品はさくい」という言い方をします。 あるいは「水飴はねばいけどこの商品はさくい」という言い方をします。 尚、単語としての「さくい」は「さくくない」とか「さくさ加減」などと使われます。 やや分かり難かったかと思いますので遠慮なく補足を願います。
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No.4です わざわざお礼を記入頂きありがとうございます。 お礼の中に追加のご質問がありましたので、説明させて頂きます。 説明に先立ち、当初のご質問の「さくい」という言葉が持つニアンスはご理解いただけましたでしょうか。 お礼の中に「我々の業界では」とありますが、粘性流体をお扱いの業界でしょうか。 一般社会では「さくい」という言葉は他の回答者さんの回答にもありますように固体について使われています。 粘性流体を扱う業界の中で使われる「さくい」はニアンスとしては一般の使用方法に近いものですが、ご質問の趣旨から推察しますと、いわゆる一般とはやや離れた業界用語です。 ご質問の一つ目 >すなわち、開始から10秒の間にバッと物体が広がって、10秒から100秒の間はほとんど広がらない物体ほど、「さくい」ということになりますよね。 「ちなみに、ビンガム流体、擬塑性流体などは理解しております。」とありますが、チクソトロピー(チクソ性)とダイラタンシーという言葉はご理解頂いておりますでしょうか。 最初に広がってあとは広がりにくいのはダイラタンシーとよばれる現象の一部です。 いずれも粘度つまり「粘り気」とは感覚的には一致しない概念です。 所属されておられる業界ではご指摘のような現象を「さくい」と表現されておられますのでしょうか ご質問の二つ目 >我々の業界では、「切片の値が大きいほど(さくいほど)塑性粘度が小さい」とされていますが、そもそも「塑性粘度」とは、イメージとしてどのようなものでしょうか。 塑性粘度という言葉の定義は、ビンガム流体において、その勾配の逆数を塑性粘度という.とされています。 ここで「粘度」という言葉がつかわれていますことが、混乱のもとかと思います。 「塑性粘度」という単独の言葉です。 「粘度」という言葉に種類がある訳ではありません。 あくまでも逆数を表す単独の言葉です。 尚、おれいの文章のなかに 上の文献では主に“D10-(D60-D6)”として議論されていますが、 ちらりと「(D60-D6)は(D100-D10)で代用してもよい」旨の記述があります。 とサラリとお書きになられておられますが、本来のご質問の趣旨にきわめて重要なポイントが含まれておりますことにお気づきでしょうか。 ご提示いただいた文献の 「1.傾斜Sと切片ICの定義」の説明のなかに 「Voetの式(2)が成り立つ流動性はずり速度流動化流動であることがわかっている」とあります 図ー3の説明のなかに B:ずり速度流動化流動 C~E:偽塑性流動 「2.傾斜Sと切片ICの簡便な求め方」の説明のなかに 3)・・・ただし、6秒後の測定では、時間に対する直系の変化が早く、測定が不正確になると考えれば、100秒後と10秒後の広がりの直径の差としてもよい。 と書かれています。 上記説明の最後の3)の説明にあります「測定が不正確になる」のはいかなる理由によるものとお考えでしょうか。 いわゆるチクソ性が原因となっています。 チクソトロピーと言いますのは、簡単に言いますと力を加えることによって粘度が低下し、次に放置することで粘度が増大する性質といえます。 ペンキは刷毛で塗れます(展延できます)が垂直な壁面でも垂れてきません(流れません)、この現象を言います。 上記説明の図3にいくつかの曲線が書かれていて各々の曲線に説明がついています。 この曲線群を見ますと、立ち上がりのゼロ点の位置がちがいます。 この現象をチクソ性といいます。 また立ち上がったあとも二次曲線に類似した変化を示すものと直線に近い変化を示すものがあります。 このチクソ性が「測定が不正確になる」原因です。 秒数を上げて測定値とするのは、変化量が安定して直線状に近くなったポイントで測定するほうが、測定誤差を少なくすることができるためです。 ギンガム流体の場合には、加わる応力がある一定の値を超えると流動し始めて、流動開始後の変化は直線的に変化します。 非ギンガム流体の場合には曲線的に変化します。 流動開始点が応力ゼロのニュートン流体とはことなりますのでチクソ性を持っている流体と言っても差し支えはないかと思います。 粘性流体の変形(流動)は粘度などという単純な因子のみでは説明ができません。 これを包括的にあつかう学問をレオロジーと呼びます。 レオロジー用語解説 - 東機産業 www.tokisangyo.co.jp/pdf/paper/rheology_words.pdf 入門「粘度と粘性」 tochi.world.coocan.jp/viscosity.pdf 業界でお使いの「さくい」というのは一般用語で言えば「どろどろ」「ねばねば」などに対する「さらさら」が最も近いニアンスかとおもいます。 経験的に御存知かと思いますが、ゆっくりかきまわすと簡単にかき混ぜることができるのに力を加えて早くかきまぜると抵抗が大きくてうまく混ざらないことがあるかと思います。 この他に、波打ちぎわの砂は歩いても頑丈でせいぜい足跡がつくかつかないかですが手で簡単に掘ったり棒で線が引けます。 粘性流体にはこのような性質がありますので、どの条件下で「さくい」かは変わってくることになります。 所属されている業界では、変化させる速度や力を一定にして、その条件下でさらさらしているものを「さくい」と表現されておられるのではないのでしょうか。 非常に分かり難かったかと思いますが、遠慮なく補足をお願いします。
お礼
>説明に先立ち、当初のご質問の「さくい」という言葉が持つニアンスはご理解いただけましたでしょうか。 はい、「お礼」にまとめた形のものとして、理解致しました。間違いないでしょうか。 > お礼の中に「我々の業界では」とありますが、粘性流体をお扱いの業界でしょうか。 業界は、印刷インキ業界で、その中でも、特に粘度の高い(数万~数十万ミリパスカル秒程度)ペースト状のインキを、スプレッドメーターで評価しております。 >一般社会では「さくい」という言葉は他の回答者さんの回答にもありますように固体について使われています。 > 粘性流体を扱う業界の中で使われる「さくい」はニアンスとしては一般の使用方法に近いものですが、ご質問の趣旨から推察しますと、いわゆる一般とはやや離れた業界用語です。 そうなんですか、そう認識しておきます。 >ご質問の一つ目 > >すなわち、開始から10秒の間にバッと物体が広がって、10秒から100秒の間はほとんど広がらない物体ほど、「さくい」ということになりますよね。 > 「ちなみに、ビンガム流体、擬塑性流体などは理解しております。」とありますが、チクソトロピー(チクソ性)とダイラタンシーという言葉はご理解頂いておりますでしょうか。 一応、理解しております。チクソトロピー・ダイラタンシーは、粘度(流動性)が時間の経過に依存するもの、と認識しております。 > 最初に広がってあとは広がりにくいのはダイラタンシーとよばれる現象の一部です。 えっ、逆、すなわち、最初に粘度が低くて、静置すると粘度が高くなって広がりにくくなるのは、チクソトロピーではないでしょうか。 (スプレッドメーターでは、最初、一気に上方の平行板が落ちてきて、物体に力がかかります。その後、平行板の自重で物体が広がっていきます) > いずれも粘度つまり「粘り気」とは感覚的には一致しない概念です。 > 所属されておられる業界ではご指摘のような現象を「さくい」と表現されておられますのでしょうか 「はい」か「いいえ」で申しますと、「はい」です。先の「お礼」で申した中で、 「“D10”が大きくて“(D100-D10)”が小さい」と自動的にスプレッドメーター切片値が大きくなりますので、それを「さくい」と表現しております。 >ご質問の二つ目 > >我々の業界では、「切片の値が大きいほど(さくいほど)塑性粘度が小さい」とされていますが、そもそも「塑性粘度」とは、イメージとしてどのようなものでしょうか。 > 塑性粘度という言葉の定義は、ビンガム流体において、その勾配の逆数を塑性粘度という.とされています。 > ここで「粘度」という言葉がつかわれていますことが、混乱のもとかと思います。 > 「塑性粘度」という単独の言葉です。 >「粘度」という言葉に種類がある訳ではありません。 > あくまでも逆数を表す単独の言葉です。 「塑性粘度という言葉の定義は、ビンガム流体において、その勾配の逆数を塑性粘度という.」 の記述で、よく分かりました。 >尚、おれいの文章のなかに > 上の文献では主に“D10-(D60-D6)”として議論されていますが、 ちらりと「(D60-D6)は(D100-D10)で代用してもよい」旨の記述があります。 > とサラリとお書きになられておられますが、本来のご質問の趣旨にきわめて重要なポイントが含まれておりますことにお気づきでしょうか。 (中略) >上記説明の最後の3)の説明にあります「測定が不正確になる」のはいかなる理由によるものとお考えでしょうか。 > いわゆるチクソ性が原因となっています。 > チクソトロピーと言いますのは、簡単に言いますと力を加えることによって粘度が低下し、次に放置することで粘度が増大する性質といえます。 > ペンキは刷毛で塗れます(展延できます)が垂直な壁面でも垂れてきません(流れません)、>この現象を言います。 「上記説明の最後の3)の説明にあります「測定が不正確になる」のはいかなる理由によるものとお考えでしょうか。」 についてですが、スプレッドメーターでストップウォッチを見ながら物体の直径を瞬時に読み取る、というある種「時間との闘い」のような作業のなかで、『測定が不正確になる』のは、測定を開始してから10秒という時間が開くのに比べて、6秒後というと本当にあっという間で、物体が広がる速度も開始直後に近ければ近いほど大きいので、チクソ性うんぬんの理由ではなく、人間が実際に値を読み取る作業上の問題だと思います。 >上記説明の図3にいくつかの曲線が書かれていて各々の曲線に説明がついています。 > この曲線群を見ますと、立ち上がりのゼロ点の位置がちがいます。 > この現象をチクソ性といいます。 > また立ち上がったあとも二次曲線に類似した変化を示すものと直線に近い変化を示すものがあります。 > このチクソ性が「測定が不正確になる」原因です。 > 秒数を上げて測定値とするのは、変化量が安定して直線状に近くなったポイントで測定するほうが、測定誤差を少なくすることができるためです。 現象は確かにその通りです。それをチクソ性の問題、と結論付けるかは、どうなんでしょうか。例えば、最初に挙げた(商品名を出しますが)軟膏「プロペト」のスプレッドメーター切片の大きさは、私たちの測定法(“D10-(D100-D10)”で評価する方法)では、“D10-(D6-D60)”で評価するよりも、誤差が小さくなると思います。それは、最初にサッと素早くスプレッドメーター上の物体が広がるので、その広がっている途中の物体の直径を瞬時に読み取るのは、D6よりD10の方が誤差を小さくすることができる、という、作業上の理由だと思います。 >ギンガム流体の場合には、加わる応力がある一定の値を超えると流動し始めて、流動開始後の変化は直線的に変化します。 > 非ギンガム流体の場合には曲線的に変化します。 > 流動開始点が応力ゼロのニュートン流体とはことなりますのでチクソ性を持っている流体と言っても差し支えはないかと思います。 >粘性流体の変形(流動)は粘度などという単純な因子のみでは説明ができません。 > これを包括的にあつかう学問をレオロジーと呼びます。 > >レオロジー用語解説 - 東機産業 >www.tokisangyo.co.jp/pdf/paper/rheology_words.pdf > >入門「粘度と粘性」 >tochi.world.coocan.jp/viscosity.pdf サイトのご紹介誠にありがとうございます。またさらに勉強致します。 >業界でお使いの「さくい」というのは一般用語で言えば「どろどろ」「ねばねば」などに対する「さらさら」が最も近いニアンスかとおもいます。 > 経験的に御存知かと思いますが、ゆっくりかきまわすと簡単にかき混ぜることができるのに力を加えて早くかきまぜると抵抗が大きくてうまく混ざらないことがあるかと思います。 > この他に、波打ちぎわの砂は歩いても頑丈でせいぜい足跡がつくかつかないかですが手で簡単に掘ったり棒で線が引けます。 > 粘性流体にはこのような性質がありますので、どの条件下で「さくい」かは変わってくることになります。 > 所属されている業界では、変化させる速度や力を一定にして、その条件下でさらさらしているものを「さくい」と表現されておられるのではないのでしょうか。 職場の先輩からの説明では、「さくい」ものの例として、「冷えたバター」のようなもの、ということでした。「さくっとしている」のが「さくい」、という認識のようです。 懇切丁寧にお付き合い下さり、誠に感謝致します。重ね重ね、お礼を申し上げます。ありがとうございました。
- fxq11011
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漢字を当てはめたら。 炸い、かな?。 無理な力、特定方向の力?、を加えると脆い。 「さくい」は比較的よく聞きますが、他の活用形ではあまりお目に化からないように思います。 脆性(ぜいせい)破壊は単に脆いだけ、静かな海に浮かぶ鋼鉄船が突然真っ二つ、鉄板は厚くなるほど脆くなるらしい。 単に、粘り気、というより、強靭といわれるように、外部から加わる力に対する応力というんでしょうか、それが強い、そういった強さがない。
お礼
ありがとうございます。「炸い」とは、そんな漢字があったんですね。fxq11011さんの見解では、 「さくい」=「脆い」 ということですか?
- kamobedanjoh
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山陰地方の方言では、 NO.1 さんのご回答の様な意味で、樹木の強度が低いことを表現して用います。 樹木の剪定などで木に登ることがありますが、柿の木などは一見自分の体重なら支えられそうな枝でも、案外ポッキリと折れたり、枝の付け根の部分が裂けてしまったりと、決して頑丈な樹種とは云えません。杉の木なども「さくい」樹種です。 反語として「しわい」が用いられます。細い枝で撓みやすくても、しなり(弾力性)があって折れたり裂けたりしにくい丈夫な樹種、例えば椿や枇杷など。樫など堅牢な樹種も「しわい」部類です。適当にしなりがあって天秤棒に用いられるのは椿。軽くて折れにくい性質から鍬の柄には檜、金槌などには樫、赤樫・枇杷の赤身(樹芯)も樫に劣らぬ堅牢さで、木刀その他美術品的用途もあります。 「さくくない」や「しわくない」は、用法としては成立しますが、日常会話では余り用いられません。
お礼
「さくい」の対義語は「しわい」ですか、これは貴重な知見を賜りました。ありがとうございました。
「さくい」という言葉はあります。 ・デジタル大辞泉 さくい http://kotobank.jp/word/%E3%81%95%E3%81%8F%E3%83%BB%E3%81%84?dic=daijisen&oid=07225100 >2 材質が粘りけがなく、壊れやすい。もろい。〈日葡〉 形容詞ですから、形容詞の変化がありますので、仰るような言い方になります。 お示しのグラフですと、 1.傾きは値が大きいほど延びが良く 2.y切片は値が大きいほど粘度が低い の二つの要素で見るものになっています。強いほど延ばすのに力が要る粘度(粘り気)と、延ばしたときの切れやすさ・もろさの両方を言い表すには「さくい」は適しているのかもしれません。
お礼
ん? 「さくい」の対義語は「ねばい」かと思っていましたが…。違うのでしょうか。ともあれ、ありがとうございました。
- ORUKA1951
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隣の家の柿や無花果(いちじく)、とって食べてませんでしたか(^^) そんなとき「柿の木やイチヂクの木はとってもさくいので登ったらダメだよ」と良く聞きました。 粘りがなく、折れるときは一気に折れる。無花果なんてバリバリと根元まで裂けてしまう。 柿や無花果、良く登って落ちてました。
お礼
ありがとうございます。 「粘りがなく、折れるときは一気に折れる」 なるほど、よく分かりました。
お礼
大変詳しいご説明、誠にありがとうございます。大変感謝致します。 ご回答をまとめると、次のようなことということでしょうか。 ----------------------------------- (1)糸ひきの長さ → 水あめを温めていくと粘り気が少なくなり、 同時に糸を引きやすくなる。 伸びる大きさが大きい。 (2)展延性 → 糸はひかないけれども、広がりやすい。 質問文で挙げたグラフの説明、「延びが良い」と 表現している。 ↓ 「降伏値が小さくて小さな力で変形しやすいけれども、伸びる量が小さい」 のが、 「さくい」。展延性は良い。 ↓ ビニール袋と結束用のテープの例では、 「裂けやす」くて「伸びない」のが「さくい」。 ----------------------------------- 違っていれば、ご指摘ください。 ここからはまた新たな例なのですが、二点、質問にお付き合い頂けますでしょうか。 まず一点目、文献 https://www.jstage.jst.go.jp/article/shikizai1937/46/4/46_258/_pdf をご覧いただけますでしょうか。 スプレッドメーター直径をDとし、t秒後のD値をDtとすると、 切片=D10-(D100-D10) (上の文献では主に“D10-(D60-D6)”として議論されていますが、 ちらりと「(D60-D6)は(D100-D10)で代用してもよい」旨の記述があります) として求められる、ということで、私は今この方法でスプレッドメーター切片を求め、切片が大きい方が「さくい」と評価しているのですが、 “D10-(D100-D10)” が大きい、ということは、 “D10”が大きくて、かつ、“(D100-D10)”が小さい、 すなわち、開始から10秒の間にバッと物体が広がって、10秒から100秒の間はほとんど広がらない物体ほど、「さくい」ということになりますよね。 このことは、ichikawaseijiさんからご教授頂いた内容と比較すると、一致するものでしょうか。 二点目ですが、私なりにこれまで勉強してきた結果、次の文献の記述をずっと考察しております。 ●「印刷インキ工学」、塩冶孜編、印刷学会出版部(1969)、p.282 「Voetは当初多くのインキについて、半径と時間の対数軸とが、直線関係を示すことから、その傾斜Slopeと截片Interceptを求め、それぞれインキの“のび”“ヒキ”と、塑性粘度の関数(6)をあらわすといっている。」 (6)A.Voet, 「Ink and Paper in the Printing Process」(1952), Interscience Publishers, New York and London. また、、我々の業界では、「切片の値が大きいほど(さくいほど)塑性粘度が小さい」とされていますが、そもそも「塑性粘度」とは、イメージとしてどのようなものでしょうか。ちなみに、ビンガム流体、擬塑性流体などは理解しております。 いろいろ済みません。ichikawaseijiさんになら、ご理解できるものとお見受け致しました。どうぞよろしくお願い致します。