- ベストアンサー
日本人の<自画像>とは?
- 日本社会では、どういった人々が、日本人として見なされるのでしょうか。
- 日本の市民権をもっていながらも、外国の市民権をもっている人々は、日本人としては見なされず、「ガイジン」と見なされるのでしょうか。
- 現代の日本社会においては、「血」、「出自」を解釈の基礎とすること、言葉をかえると、「血」や「出自」に<拘り>をもつ人々が少なくないことは、事実だと思います。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
日本は明治維新に国を開けるまで、おそろしいほどの長い期間を国を閉ざしていました。 ですから、その閉鎖的な考え方が現在もたしかにあります。ただ、これは、程度の差はあれどこの国にもあることで、日本だけに特化したことではないです。 日本人が、欧州のどこの国でもよいですが暮らしていたら、日常生活で、外国人のつらさというものは嫌というほど知らされます。 ご質問されている誤認逮捕ですが、これはどうしようもなかったように思います。 これだけのニュースでは詳しい経緯はわかりませんが、自身が日本人だと証明できなければ、身柄を拘束されてもどうしようもありません。警察も、入管に問い合わせて国籍を確認しています。 きちんと日本語でこの方が説明できれば逮捕はされなかったと思います。 外国人は、常時パスポートもしくは在留カードの所持が義務づけられ、職務質問で提出を求められたら提出する義務があります。 提出できなければ身元が確認できないので、なんらかの方法で、身元を確認する必要があります。 しかし、現在の法律では、日本人には国籍を証明するようなものを所持するような義務がありません。 現行法では、簡易に日本国籍を確認する方法がなく、せいぜい、大部分の方が所持している運転免許証で国籍を確認するしか方法は簡易にはないです。 明らかに国籍が誤解されやすいような日本人は、たしかに不愉快でしょうが、なんらかの身分を証明するものをもつしか方法がないです。 >では、どういった人々が、現代の日本社会においては、日本人として見なされ、認められるのでしょうか? 日本に戸籍がある方は、全員、日本人です。 これ以外に解釈のしようがありません。 元日本人であっても、日本国籍を離脱していれば、純粋な元日本人でも、日本人ではありません。 外国人です。 また個人の考え方は千差万別なので、感覚としての日本人としてなら、その人の考え方によるとおもいます。
その他の回答 (3)
- Radish_Boyaboya
- ベストアンサー率16% (129/783)
市民権て、何ですか? 日本で国民扱いされるのは、日本国籍を持ってる人だけだと思います。 日本国籍じゃなければ、外国人です。
補足
今回の問題では、日本の市民権)(日本籍)をもっていながら、「ガイジン」扱いされたことです。 さらには、このような問題は、過去には北海道小樽市での公衆浴場入浴拒否問題など、根が深い問題でもあります。
- key00001
- ベストアンサー率34% (2878/8340)
質問文章がおかしいですね。 「「法」による理解、解釈以上に、~ 中略 ~ <拘り>をもつ人々が少なくないことは、事実だと思います。」であれば、早い話しが、アナタ自身は「現在は法による理解、解釈が主流」と言ってるワケですよ。 従い「では、どういった人々が~」と言う問題提起には繋がらないのでは? 実際も、日本人離れした容姿で日本語をしゃべれない、二重国籍者でも、国家権力の警察が、誤認逮捕を認め謝罪したのだから。 強制送還したとでも言うなら、「日本の市民権をもっていながらも、外国の市民権をもっている人々は、日本人としては見なされず」と言えますが、そんな事実は存在していません。 即ち「誤認」以外は、我が国は法治国家として、極めて妥当 かつ 明快な処置や判断をしています。 その誤認も、「日本人離れした容姿」や「日本語不習熟」と言う、かなり不可避的な要素があると思います。 問題・・と言うより瑕疵は、法治国家の警察官としては、あくまで「任意で同行を求める範囲に止めるべきだった」ことくらいかと。 ただし、職務質問からの任意同行に応じない不審人物を緊急逮捕することは、現場の警察官の裁量範囲ではあり、まあ「結果論的に間違いであった」と言う話しです。 治安当局によるこう言うミスが「日本独特の事象」とでも言うなら、問題視すべきでしょうけど、そんなコトも無いでしょう。 私の経験でも、海外で街中を歩いてると、私服警官らしき人物に、しばらく尾行されることなど、何度かありますよ。 こう言う事象に過敏に反応することが、「外国につながる立場であるわたし」の独特な点で、一般的に『日本人』と自覚する もしくは 認知される人との違いじゃないですかね?
補足
実際も、日本人離れした容姿で日本語をしゃべれない、二重国籍者でも、国家権力の警察が、誤認逮捕を認め謝罪したのだから。 →謝罪するだけでは、このような問題は解決につながりません。 強制送還したとでも言うなら、「日本の市民権をもっていながらも、外国の市民権をもっている人々は、日本人としては見なされず」と言えますが、そんな事実は存在していません。 → あなた自身が、外国につながりをもつ人々の「リアリティ」を知らないだけではないでしょうか。外国につながりをもつ人々は、マジョリティである日本人によって、日本人の都合のよいときには日本人として扱われ、そうでない場合はガイジンとして見なされ、周囲からの蔑視、不公正な扱いを受けることが少なくありません。 こう言う事象に過敏に反応すること → 他者を理解するための「想像力」が著しく欠けていることが大きな問題だと思います。 結局のところ、あなた自身にとっては、こういった出来事は、表面上は許すことはできないけれども、何とかしてでも、日本社会を「擁護」したいのだと思います。そういったことは、「偽りの優しさ」にも通じるのではないでしょうか。あなたのようなことを主張する人々のなかには、表向きには、日本のことが好きだとか、日本という国を愛しているということを口にしますが、そのホンネとは、姑息な手段でもかまわないので、異質な他者を日本社会から徹底的に排除したいという「ケダモノのココロ」の持ち主であることが少なくありません。 まずは、真摯な態度で、外国につながる人々の「語り」に耳を傾けることこそ、日本人の「責務」ではないでしょうか。
日本語が不自由というかカタコトしか話せないのので誤解されただけ。 日本にはフィリピン語が話せる警察官なんていないのでは? そんなに深い問題じゃないでしょうに。 とにかく日本語でコミュニケーションできないことは日本では不便ですよ。
補足
外国につながる立場としては、非常に深刻な問題です。 この問題を提起したにしゃんた氏は、日本の大学で教鞭をとる人物であるほか、日本の落語にも精通している人物です。いわゆる知日的存在である彼が問題を提起したことの「重さ」、「深刻さ」を、日本人は真摯に受けとめる必要があります。 わたし自身も、外国につながる立場ではありますが、日本の歴史を学び、さらには、日系人の歴史を学びました。大多数の、外国とのつながりをもたない日本人よりも、日本のこと、日本人のことを一生懸命に学びました。わたしは、自分自身のことを、「知日的存在」であると受けとめています。 幸いなことに、わたしの外見は、大多数の日本人のそれと似ていることから、わたし自身がにしゃんた氏が実際に経験したことを、日本社会のなかで経験する確立は、極めて低いものと思われます。しかしながら、このような出来事があったということは、いつかは、外国につながりをもつ立場の人々が、日本社会のなかで「悲しい経験」をするのではと、たいへん危惧をしています。おそらく、大多数の日本人にとっては、それは単なる杞憂であると主張したいのだと思いますが、それは、彼ら、彼女らが外国につながる立場の人々のことを適切に理解していないことの証左になると思います。
お礼
コメントありがとうございます。 「外国人包囲網」という本がありますが、いまだに日本社会においては、外国人にたいする理解がものすごく浅い、不十分なのだと思います。こういった問題を解決することこそ、日本人の「責務」だと思います。 「日本に戸籍がある方は、全員、日本人です。」 → このような考えかたは、あまり広く受けいれられているわけではないと思うときがあります。いくら、国際結婚をしたからといって、外国出身者が日本籍を取得し、彼ら、彼女らの名前が日本のコセキレコードに掲載されたからといって、彼ら、彼女らが日本人として見なされ、受けいれられるわけではないからです。いまだに、日本人は「文化の壁」を、外国人にたいしてつくっています。あなた自身の解釈は、歓迎したいと思います。しかしながら、それと同時に、いわゆる旧植民地出身者にたいする「対応」については、さまざまな「問題」が存在します。日本人は、いまだに、みずからの<自画像>がどういったものなのかを、十分に理解していないのでしょう。