• 締切済み

助詞ひとつ

(1) ないもの は ない    存在しないもの は 存在しない     ないっ たら ない (2) ないもの が ない    すべてある    ※ 助詞ひとつでこんなにも意味が異なる、この寄って来たる「根拠~由縁」    どなたか説明して下さらぬか。

みんなの回答

  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.4

文型で対比すると(1)は所在文で、(2)は存在文になります。 格助詞で統語性のはっきりした(2)の意味は確かに「なんでも ある」か又は非文となるのですが、(1)の係助詞での否定態はその所在をめぐる場所格の挿入の仕方一つで、「ないものだから ない」意味と「なんでも ある」意味の二極に揺れます。 (2)存在文(その場所に物があることの描写文) 「場所」に  「物」が  ある。(例)客間にテレビがある。) このデパートには ないものが ない。⇒なんでも ある。 このデパートに ないものが ない。⇒非文。 このデパートでは ないものが ない。⇒なんでも ある。 このデパートで ないものが ない。⇒非文。 ないものが ない。=なんでも ある。    (1)所在文(その物を取り立てるとどこにあるかを述べる文) 「物」は  「場所」に  ある。(例)テレビは客間にある。) ないものは このデパートに ない。⇒(もともと)ないものなのだから (ありようが)ない。 ないものは このデパートには ない。⇒(a)なんでも ある。/(b)ないものだから (ありようが)ない。 ないものは このデパートで ない。⇒(もともと)ない場所なのだから (ありようが)ない。 ないものは このデパートでは ない。⇒デパート内のどこかしらの場所には ある。 ないもの は ない⇒(a)なんでも ある。/(b)ないものだから (ありようが)ない。 ですから一般的な記述文や論理文では格助詞を使うと脈絡がぶれず、一方で主張文では係助詞が効果が高いと言えます。 参考:吉川武時「日本語文法入門」アルク

  • fxq11011
  • ベストアンサー率11% (379/3170)
回答No.3

て・に・を・は、って良く聞きます。 助詞の使い方のことです。 和歌 弟子が「・・洗濯する前にチョウチョが一匹二匹」。 師曰く、そのチョウチョは死んでいるのか。 師の訂正、・・洗濯する前をチョウチョが一匹二匹。 日本語の感性が身に付いていれば無意識に受け取るため、いざ考えると悩みます。 係助詞、以下に説明じみた、うんちくめいた内容が続くのかなと思っていましたが、NO2さんの解説で非常にすっきりした思いです。 助詞一つの違いで以後の言葉の内容が正反対の内容になることに気をとられると本質がみえなくなるかも・・。 なかでも、「無い」と言う言葉は、数字の「0」と似ています。 自然数は1から始まります、当初は0は不要だった?。 無い物を食べる、あり得ませんね、無い物を出せ、不可能ですね、無い事の照明、不可能です(アリバイ、他の場所に居た証明で、同時に別の場所に居るはずがないで不在証明に変えています)。 人間が言葉を得た当初は「無い」と言う言葉は不要だったはずです。

  • hakobulu
  • ベストアンサー率46% (1655/3578)
回答No.2

1. 「は」という係助詞の基本的な用法は【主題提示】です。 主題として提示するため、結果的に、そのものを限定したり、強調して取り上げるというニュアンスになります。 「(1) ないもの は ない」と言う場合、「存在しないもの」を主題として取り上げることで、「存在するもの」を話題(主題)として取り上げる可能性を一切拒絶するニュアンスを出していることになります。 『「ないもの」について限定して話している局面なのだから、「あるもの」について考える余地は全くないわけで、つまり、「無いのだから無い」と言うしかないのだよ』 といった意図が、「は」を使うことによって実現できるわけです。 2. 「が」は、主格、あるいは、希望・能力・好悪などの対象の【特定】が基本的な用法の格助詞です。 「花が美しい」は、「何が美しいのかといえば、それは花だ」と、「美しい」という述語に対応する形で、花を主格として特定しています。 「水が飲みたい」は、「飲みたいという希望の対象は水だ」と、水を対象として特定しています。 「(2) ないもの が ない」と言う場合、『何が無いのかといえば、それは「無いもの」だ』と、「無い」という述語に対応する形で、「無いもの」を主格として特定しています。 3. 要するに、(1)は「ないもの」という物事について述べている文であり、(2)は「ない」という事象について述べている文です。 述べようとする意図が異なるために、必然的に意味も異なる。 逆に言うと、異なる意図を述べたい場合には、適切な助詞を選択すると良い、ということになります。   

  • OKAT
  • ベストアンサー率38% (247/639)
回答No.1

これは「慣用性」の問題です。本来「が」と「は」にそれほどの違い(正反対の意味になるような)はありません。もしそういう違いがあるなら、「が」と「は」の使い分けを質問された時、「反対の意味を表します」と答えるでしょう。  「慣用性」という用語は自分でも使ったことはありませんが、その意味する所は「ないものはない」という言い方をしたとき、多くの人が「ない」ことを強調する言い方だと受け取るのが普通だと、いうことを言ったつもりです。  「ないものがない」だとそのように受け取る人は少ないでしょう。「『ないもの』が(は)ない」と括り方を考えれば同じことなんです。「ないものはない」のほうが多い度数で聞かれるので、これには一つの意味しか無いように感じているだけです。  「あるものはある」といったとすると、多くの人は一瞬考えるはずです。これは「ある」ことを強調しているのか、それとも「ある種のものはある(別の種類はない)」という意味なのかを。それは聞き慣れない言葉だからです。  「あるものが(は)ない」や「ないものが(は)ある」にも考えを巡らせてください。ちょっとすっきりしない説明で済みません。  

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