ユダヤ人はなぜ杉原千畝に助けを求めた？

質問

リトアニアのユダヤ人は何故　杉原千畝に助けを求めたのでしょうか？
当時ドイツと日本は同盟国であり日本はナチスのユダヤ迫害に賛成する立場
ユダヤ人にしてみれば日本人の杉原に助けを求めるのは自殺行為な気がするのですが

回答No.4

makocyan · ベストアンサー

1.ドイツ占領下のポーランドからリトアニアに逃亡してきたユダヤ系難民は各国の領事館・大使館からビザを取得しようとしたが、多くがソ連の名に従って閉鎖していた。日本領事館はその時点でもまだ閉鎖していなかったため、難民が殺到した。
　あえていうならば、開いていたのがここくらいだったということ。

2.1937年に「第1回極東ユダヤ人大会」が開かれたが、ここで樋口李一郎陸軍少将はドイツのやり方を厳しく批判し、「ユダヤ人追放の前に、彼らに土地を与えよ」と演説した。
　また後のオトポール事件で樋口とその周辺は多くのユダヤ人を死の淵から救ったが、当然ドイツは激怒して日本に抗議を行った。東条英機はそれを受けて樋口の査問を行ったが、結果的におとがめなしとなった。樋口はその際に「ヒトラーごときの遠吠えにおびえて人道に背く行為を行うのは帝国の恥」と述べたともいう。

　ということで、確かに日本はドイツよりではあったが、ユダヤ人迫害政策に賛成していたわけではありません。ユダヤ社会でも「日本はユダヤ人に同情的である」という見方が醸成されていたようですよ。
　自殺行為ではなく、わずかに残った藁というところだったんじゃないですかね。

お礼

感謝します

回答No.3

lv4u

>>当時ドイツと日本は同盟国であり日本はナチスのユダヤ迫害に賛成する立場

そんなに簡単なものではありません。日本は、国際連盟で人種差別撤廃を最初に提案し、多数決で可決させたくらいに、人種問題について敏感な国なんです。
残念なことに、このときは、米国や英国などが「これは重要な案件なので、（弱小国の賛成多数では）認められない」と反対されて没になったそうです。
また、ナチスドイツが日本人を差別するような姿勢であるのは、知る人ぞ知るってことだったようですからね。

でも、ナチスドイツの軍事力、科学技術力は、すばらしい面があり、日本軍人は、そういう面でナチス崇拝のようなところがあったようですし、朝日新聞もナチスを応援していました。（確かに武器の歴史をみれば、ボルトアクション・ライフル、アサルト・ライフル、オート・ピストル、長距離ミサイルなど、ドイツが起源となったものは多いので、納得できるんですけどね）

>>ユダヤ人にしてみれば日本人の杉原に助けを求めるのは自殺行為な気がするのですが

ユダヤ人は、日露戦争のとき、日本に多大の軍事費を貸してくれました。それがあったから、日本はロシアに勝利できたんですね。（日本人とユダヤ人は、同じ東洋系のムー大陸の末裔で、祖先は同じだといわれています。アトランティス大陸は西洋系の祖先）

日本人は、米国・英国を含めて、白人たちに蔑まれる有色人種の仲間ゆえに、人種差別反対の立場で、欧米の植民地主義に反対の姿勢をとっていました。

そして杉原氏は、ユダヤ人の命６千名余りに「命のビザ」を発給して「日本のシンドラー」といわれていますけど、ほとんど知られていませんが、２万人のユダヤ人を満州国に受け入れて救ったのがあの東条英機氏です。彼が満州国に、２万人のユダヤ難民の受け入れを許可することは、越権行為だったのですけど、関東軍参謀長であった東条氏は、人道主義のもとにユダヤ人の入国許可を与えたんです。
当然ながら、ドイツ大使館からは、「ユダヤ人難民２万人を受け入れるな！」という要請があったんですけど、それを彼は跳ね除けて、入国させました。

ですので、ユダヤ人にとってみたら、日本人に助けを求めるってのは、極めて合理的な判断であったと思います。

なお、国際政治の舞台は、いつの時代も魑魅魍魎が暗躍っていうか、スパイが活躍するところであり、友好国どうしが握手をしながらも、テーブルの下では、相手の足を蹴りあうところです。
日本がドイツと三国同盟を結んでいたといいながらも、ドイツは日本の敵であった中国側に多くの武器・弾薬を供給していました。だから、中国の抗日部隊の兵士が、ブルームハンドルというあだ名のドイツ製モーゼルＣ９６を持っている写真などを目にするわけです。

お礼

ありがとうございます

回答No.2

mpascal

日独伊三国同盟成立前だったし、日本にはユダヤ人迫害という状況がなかったからでしょう。

お礼

確かに当時は同盟前ですが
ドイツではユダヤ人迫害は始まってました
日本は人種平等を掲げてましたが基本はドイツの政策に同調しています

回答No.1

dondoko4

中国残留孤児と同じ。

お礼

ありがと