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中央銀行の通貨発行権とその独立性について質問です

中央銀行の独立性について学んでいるものです。 完全に自由化して通貨発行権を民間で自由にしてしまうと、自由主義経済がなりたたなくなるという 意見があるようですが、 これはなぜなのでしょうか? なぜ完全に中央銀行の通貨発行権を民間で自由にすると、経済が成り立たないのでしょうか?

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  • ithi
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回答No.4

localnomad さん、こんばんわ。 説明が抜けていました。中央銀行は特別な法律で規定された銀行であり、その職員は準公務員のようなものです。政府の政策からは一応独立していますが、それは通貨の発行権と物価の安定を目的とした通貨の運用であり、政府は財政出動という手段をそれぞれ持っています。中央銀行と政府とは経済目標という目的は常に共通です。それはあの昭和恐慌のような事態を避けたいためでしょう。

localnomad
質問者

お礼

ありがとうございます。つまり、国という組織と中央銀行という組織がタッグを組む、もしくは国が最終的には中央銀行に強い影響力を及ぼす、ということは、経済システムの安定には最適であるということですね。仮に、企業が、通貨を発行しても、おそらく国ほどは、安定した交換媒体(通貨)を作り出せないということですね。ありがとうございます。

その他の回答 (3)

  • ithi
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回答No.3

localnomadさん、こんばんわ。 通貨の信用は破たんしないことと安定性です。一企業が通貨を作るということ認めたら、さらにほかの企業との通貨との間に為替相場が必要になり毎日交換レートを気にしなければなりません。それも国内でのことでです。これも取引に対して煩雑な問題になります。いちいち計算機が必要になります。その利益に対して税金や利潤はどうなるのでしょう? しかし、」国内にその国の通貨だけであれば、そんなことは気にしなくてよいです。そういうことで決済などの経済活動が簡便円滑に進みます。もともと民間企業には株式や社債というものを発行する権利があるのですから、わざわざ通貨に手を出さなくてもお金を手に入れる方法があるのです。通貨の信用は企業業績の浮き沈みの激しい企業には向きません。

  • ithi
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回答No.2

localnomadさん、こんばんわ。 国家の信用というのはその国が絶対に破綻しないという信用です。突き詰めれば、国が破たんしないということはその通貨が紙屑にならないということです。もっと簡単に言うと国債の価値にも当てはめることができます。通貨に信用があれば、ほかの国も外貨として保有するようになり、そうなれば、ますます、信用価値が高くなります。国債もしかりです。確かに世界規模の多国籍金融グループがありますが、まだまだ一民間の銀行などの金融グループが独自に通貨を発行しても、このような流通規模や信用を得るかどうかは未知数です。それは信用としては何かかけるのです。もっと民間金融グループが成長すればよいのですが、そうなれば、逆に国家が民間金融グループに牛耳られるような事態にならないとも限りません。それは不健全な社会ですよ。

localnomad
質問者

お礼

ありがとうございます。そこでやはり、疑問に行き着いてしまうのですが、中央銀行は政府から、一応、独立しているはずなのに、なぜ政府が破綻すると、中央銀行の発行している紙幣の信用が落ちるのですが?政府が紙幣を発行していれば、ithiさんの説明はストンと落ちるのですが。

  • ithi
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回答No.1

localnomad さん、こんばんわ。 だって、通貨はその国家の信用に基づいて発行されているのだから、民間に通貨発行権を与えると通貨を乱発し、ハイパーインフレなどでその通貨の信用を下落させ、経済を破綻させ、国家を破滅させる可能性があるからです。

localnomad
質問者

お礼

ありがとうございます。追加で質問なのですが、国家の信用に基づいて、発行されている、の部分が理解できないのですが、これはどういう意味でしょうか?

localnomad
質問者

補足

ありがとうございます。 『だって、通貨はその国家の信用に基づいて発行されているのだから』 ↑ この意見の論拠はなんでしょうか? 当たり前すぎる質問で恐縮ですが、そこが知りたいところでした。

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